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いよいよ開通の横浜環状北線! もう2度と歩いて見られないトンネル内の様子を大公開!

ココがキニナル!

横浜北線の開通前に横浜市が主催する市民参加型のイベント(マラソン、ウォーキング等)は企画されているのでしょうか/開通直前レポート、お願いします!(yjさん/sysさん)

はまれぽ調査結果!

3月11日に開催された「トンネルウォーク」には、約1万5000人が参加。めったにできない体験や展示に、「参加してよかった!」との声が多数

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ライター:関 和幸

いよいよ2017年3月18日に、首都高速道路横羽線と第3京浜を結ぶ「横浜環状北線(路線名:高速神奈川7号横浜北線、愛称:きたせん)」が開通する。

首都高速道路の生麦JCT(ジャンクション)と第3京浜の横浜港北JCTをつなぎ、その路線延長は約8.2km。うち5.9kmは、周辺環境に配慮して「トンネル区間」となっている。

 

路線の愛称は「きたせん」。羽田空港やアクアラインへのアクセスが容易になる

 
本路線への出入り口(IC=インターチェンジ)は、「新横浜出入り口」「岸谷生麦出入り口」「馬場出入り口(本出入口のみ開通は2019年度)」の3つ。

今回の開通により、横浜北JCTから羽田空港まで従来は約40分かかっていたところが、約30分に短縮されるという。また、周辺の生活道路の交通量が減り、住宅地での安全性が高まることも期待されている。
 


ちなみに、キニナル通行料金はこちら

 


5.9kmの「トンネルウォーク」!



さて、この新たな路線の開通記念イベントとして、「きたせん」を使って3月11日に「ウォーキング」が、3月12日には「マラソン」が行われた。本レポートでは、そのうち3月11日に行われたウオーキングイベント、「トンネルウォーク」について報告する。
 


トンネルウォークのコースマップ

 
「トンネルウォーク」は「きたせん」の約7割を占める「横浜北トンネル」の入口付近を利用し、新横浜側の「新横浜会場」と生麦側の「岸谷生麦会場」の2会場で行われた。
 


左が新横浜会場、右が生麦会場(クリックして拡大)

 
開催目的は新しく開通する「きたせん」に親しんでもらうとともに、さまざまな高速道路にまつわる技術を紹介することで交通安全意識を高めること。

事前応募した参加者、約1万5000人が「路線開通後は入れない高速道路のトンネル内部を自由に歩き回り、さまざまな施設や展示を楽しめる」という内容だ。なお「新横浜会場」と「岸谷生麦会場」の展示内容はほぼ同じであり、かつ「新横浜会場」のみの展示があったため、今回は「新横浜会場」に絞って取材を行った。
 


会場へ向かう途中の表示。期待が高まる

 
当日の午前9時30分、編集部・ヒロセと受け付けをすませた後、普段は歩くことのできない高速道路上の料金所を徒歩で通過し、新横浜側のトンネル入口へと向かう。午前10時のイベントスタートを前に、すでに大勢の人が集まっていた。

 

料金所を徒歩で通過する。なかなかできない経験だ


新横浜側のトンネル入口


午前10時、イベントスタート!

 


興味深い展示が目白押し。大変な行列ができるほど!



イベント開始後は、文字通りトンネル内を自由に歩き回ることができた。コースマップに掲載されていた展示は「高度道路ではたらくクルマ展示」「横浜北線紹介コーナー」「トンネル防災設備コーナー」「点検技術紹介コーナー」「すべり台式非常口体験」「スタンプラリー」など、全部で13種類。その中で特に興味深かったものを紹介したい。

 

トンネル内の非常口。なかなか使ったことがある人はいないのではないだろうか?


なかを見てみると・・・


こんな避難通路に続いている

 
このようにトンネル内の設備に直接触れることもでき、そのほか・・・

 

高速道路で働くクルマも目の前で見られる

 


マスコットキャラクターの競演! なぜか「あのキャラ」も・・・



働くクルマコーナーを通過したあたりで、マスコットキャラクターが出迎えてくれた。いずれも「きたせん」や「高速道路」にまつわるキャラクターなのだが、そのなかになぜか「崎陽軒」のキャラクター「ひょうちゃん」が。「ひょうちゃん」ファンの編集部ヒロセ、大喜びである。

 

「きたせん」が走る港北区のマスコットキャラ「ミズキー」


快適な高速道路通行に欠かせないETCのマスコットキャラ「ETC2.0くん」


なぜか駆けつけた崎陽軒の「ひょうちゃん」

 


高速道路にまつわる数々の展示



さらに進むと高速道路にまつわるさまざまな品物が展示されていた。一つひとつ見て行くと、時間が経つのを忘れてしまうほどだ。

 

高速道路の「横断幕」をリサイクルしたトートバッグ。とても丈夫らしい


非常用電話の内部。緊急連絡先にボタンひとつで繋がる


トンネル内に50メートル間隔で設置された泡消火器


地震時などに道路のヒビ・段差を応急処置する資材の紹介


大幅に軽量化(25kg→5kg)された「軽量土のう」。従来品よりも圧倒的に軽い!

トンネル内の放水設備。毎分280リットルの水を噴霧し、トンネル内火災の延焼を防ぐ

 
ちなみにこちらが「新横浜会場」限定のプロジェクションマッピング。「きたせん」開通により結ばれる港北・新横浜エリアと臨海エリアの「つながり」を音と映像で表現している。
 


「CONNECTION 〜Yokohama North Line〜」と名付けられた動画展示

 
 
まだまだ続く「トンネルウォーク」! キニナルつづきは、次のページ!