みなとみらいの「ぴあアリーナMM」工事現場に突撃!ステージと観客席の距離が近いって本当?
ココがキニナル!
2020年春にみなとみらいで開業予定の新音楽アリーナ「ぴあアリーナMM」の工事現場に潜入!2019年4月現在の工事進捗はどうなっているの?観客席からステージはどのように見える?(はまれぽ編集部のキニナ
ライター:はまれぽ編集部
横断歩道ができたらいいな~
「ぴあアリーナMM」は単に音楽アリーナとしての機能だけではない。みなとみらい地区に暮らす人や働く人にも身近な存在になり得る、歩行者用デッキ(以下、ペデストリアンデッキ)や平日も利用できるカフェなどの場も提供する。
ペデストリアンデッキは大部分が完成しており、特別にその姿を見せていただいた。
以前お伝えした、桜木町方面とつながるペデストリアンデッキの計画には、桜木町駅側で着工した「(仮称)首都高速道路(株)神奈川局開発計画」と「ぴあアリーナMM」の2階部分に設置されるペデストリアンデッキにつながる予定。
こちらが横浜駅方面
メッシュシートがかかっているので分かりづらいが、かなり広々としたデッキが出来上がっていた。
周辺の建設状況による部分もあるが、「ぴあアリーナMM」の辺りから、正面の三菱重工横浜ビル方面に渡る歩道橋が市の「ペデストリアンデッキ設置指針」に組み込まれている。
この辺りには大通りを横断する歩道橋が少なく、3分ほど歩いてお隣の横断歩道まで行かなければならない。しかも大通りなので信号の待ち時間も長い。この整備が実現すれば、桜木町駅方面、横浜駅方面、みなとみらい駅方面それぞれへのアクセスが快適になりそうだ。
こちらは桜木町駅方面
桜木町方面を見てみると、将来的につながるであろう横浜銀行の歩行者デッキが視線の先に現われた。こちらはお隣の建物が完成するまでフェンスのようなもので覆う予定という。入場方法などの詳細はまだ公開していないが、1階と2階どちらにも正面入口を設けるので、入退場の際には席によって入口が変わってくる可能性もありそう。
デッキがつながれば桜木町駅からのアクセスも格段に良くなりそう!
接続する予定の横浜銀行の歩行者デッキ
また2階にはカフェスペース、3階には予約制のラウンジを設ける予定。カフェは公演がない日も近隣の方々に利用してもらえるように開放したいと考えているそう。
みなとみらいという土地柄、ファーストフード店ほど安くはないにしても、手軽に美味しい食事をリーズナブルに提供してくれる場所になってくれたら嬉しい。
カフェはステージ側(横浜駅側)の端に設置予定
着々と進んでいるみなとみらい地区の開発。「ぴあアリーナMM」以外にも、2つの音楽施設がみなとみらいの地に誕生予定だ。何年か後には「みなとみらいと言えば音楽の街」と言われるくらいに、それぞれの会場が切磋琢磨し合って最高の音楽が集う街になってほしい。
取材を終えて
取材時(2019年4月18日)には、3月末より開始した移動式足場による屋根の鉄骨工事が中心に行われていたが、そのスケールの大きさにただただ圧倒されてしまった。1階アリーナ部分に鉄骨組み立て用の足場を組み立てて、桜木町駅方面から横浜駅方面に向かって屋根を作っているのだ。
ぴあアリーナMMを上空からドローンで撮影。写真上部が桜木町方面
(提供:佐藤工業株式会社)
屋根に使用する鉄骨は地上で組み立て、クレーンで吊り上げて4階スタンドよりも高い場所で取付しており、見ているだけで足がすくむ高さで作業をしていた。いつかこのアリーナで天井を見上げることがあれば、きっとこの景色を思い出すだろう。
青丸部分が足場
前回の取材時では漠然としていたが、会場全体が一つになれる空間設計がされていることを肌で感じられた。アリーナでありながら、ライブハウスのような一面も持ち合わせており、アーティストとファンで作り上げるライブが実現できそうな予感。
ステージ裏手には、ステージ設営などの搬入物をそのまま運び込めるシャッターを設置
観客として来られる日を楽しみに、無事に工事が完了することを願う。
ー終わりー
※情報は取材時のものです
Nipさん
2019年05月06日 17時30分
写真では広そうに見え 近い感じは いまいちしませんね。