横浜の京急ミュージアム開館当日をレポート! 鉄道芸人の中川家・礼二さん登場
ココがキニナル!
1月21日に開業し、当日は開業記念式典も行われた京急ミュージアム。オープン日の様子はどんな感じ?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
開業記念式典では、お笑い芸人の中川家・礼二さんなどによるヘッドマークの取り付け、テープカットが行われた。また京急ミュージアムには、「デハ236号」を楽しみに多くの人が訪れた。
ライター:若林健矢
いよいよオープン! 来場者の反応は?
開業記念式典が終わり、10時になったところで京急ミュージアムが開館! スタッフの誘導に従って、来場者が順番に入場していく。どのコーナーもあっという間に多くの人でにぎわい、ミュージアムのオープンを楽しみにしていたことがうかがえた。
みんなが思い思いに写真を撮っている
京急ラインジオラマはさっそく来場者の注目の的に
そんな中、何人かの来場者にインタビューを行いながら会場を巡っていく。西横浜近辺から参加した大竹さん親子は、息子さんが大の鉄道好きということで、ミュージアムに申し込んだそう。お母さんによると、オープン前から屋外のケイキューブでたくさん遊んでいたとのことで、インタビュー中もジオラマに夢中なほど鉄道が好きなようだ。最終的に、息子さんはジオラマの運転台の列に並び、運転を楽しそうに待っていた。
沿線風景を再現したジオラマを親子でめいっぱい楽しんでいた
運転台は2019年に引退した800形のもの。これでジオラマを走る模型を運転できる
2019年3月31日に延伸したシーサイドラインの金沢八景駅もリアルに再現!
鉄道・バス沿線の見どころがいっぱい詰まって、惹きこまれる上に見ていて飽きない
運転シミュレーションを覗くと、男性の方が運転中のところだった。スタッフが横についてアドバイスをしてくれるので、シミュレーションが初めての人もチャレンジしやすそうだ。
スタッフについてもらい、安心して運転体験ができる
写りの都合で画面が見づらいが、流れる映像にも実際の風景を使用している
京急ヒストリーのコーナーでは、昭和の京急を懐かしんだり、「デハ236号」の長い椅子で一休みできる。意外なことに、現代の車両にはない外観や木造の車内の雰囲気は子どもたちの注目も集めた。さらにはドア開閉を体験できるので、開いたり閉じたりするドアに大興奮!
名車を懐かしんだり、ロングシートで休憩したり、ドア開閉を楽しんでいる
左前側のドアを開け閉めできる。スイッチはホームを降りてドアのすぐ近く
「デハ236号」の前で、一通り展示を見終わったというご家族を見つけた。
お兄ちゃんが京急大好きということで、なんと千葉県の柏から家族総出で参加した菊地さん一家。どの展示が一番印象的だったか聞いてみると、「デハ236号」を指さして「これ!」とお兄ちゃん。子どもの頃からこのレトロな車両に目をつけるところから、京急大好きっぷりがよく分かる。
今日の主役だった「デハ236号」と一緒に家族で記念写真!
残念ながら写真はNGだった男性Eさんも、本物の「デハ236号」を見たかったとのことでミュージアムに申込み、川崎から来場。実際に間近で見て、非常にきれいに復元された車体や、正面のヘッドライトが輝くところ、そして車内の扇風機と、随所に感心していた。
「京急ミュージアム」の展示内容はこちら
2月26日から当日受付可能。土日祝と春休み期間は優先入場も
開館初日から多くの来場者でにぎわった京急ミュージアムは、2月24日(月)までの期間は事前申込み(受付は終了)で当選した人のみ入館可能だが、2月26日(水)以降は当日入館が可能になる。
それでもまだ混雑が予想されるため、2月29日(土)以降の土日祝日と、3月26日(木)~4月5日(日)までの全日では、事前申込みの抽選による「優先入館」が行われる。2月24日までと同じく京急電鉄公式サイトから申し込み、当選すれば対象日に優先的にミュージアムに入れるようになる。
「当選しないと入れない」ということではないが、混雑状況によっては入館制限の可能性もあり得そうだ。前回の応募に落選、または応募しそびれた場合や行ってみたいと思ったら、ぜひ申し込んでみよう。申込み期間は1月27日(月)から2月9日(日)までとなっている。
取材を終えて
「みんなの期待に応えるぞ」と言わんばかりに満を持して開業した京急ミュージアム。「『本物』を見て、触れて、楽しむ」のコンセプトが小さなスペースにギュッと詰まっていて、見ているだけでも楽しかった。さらに、来場者の暖かな声がたくさん聞こえ、そして京急電鉄の関係者らもオープンを楽しみにしていたこともうかがえた、素敵な開業初日だった。
「デハ236号」や各種体験コーナーが君を待っている!
これからは、歴史的にもゆかりのあるこの横浜で、「デハ236号」と各体験コーナーを通じて京急をもっと楽しむことができるようになった。京急ミュージアムがこれから多くの京急ファンや沿線住民らに末永く愛されてほしいと、横浜出身の筆者は願ってやまない。むしろ近場なのをいいことに筆者自身も通いまくるだろう。
―終わり―
取材協力
京急ミュージアム
住所/横浜市西区高島1-2-8 京急グループ本社1階
開館時間/10:00~17:00(最終入場16:30)
休館日/毎週火曜(火曜が祝日の場合は翌日)、年末年始および特定日
入館料/無料 ※一部体験コンテンツは有料
https://www.keikyu.co.jp/museum/