横浜にある著名人のお墓はどこ?
ココがキニナル!
著名人のお墓をお参りする掃苔(そうたい)が墓マイラーと呼ばれてブームなんだそうです。そこで横浜市にある著名人のお墓スポットの紹介や、お参りする際の注意点・マナーを教えてください(秋沙さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜には、石原裕次郎、美空ひばり、直木三十五の墓があった!墓参りの際には静かに合掌し、無闇に立ち入らないのがマナーだ!
ライター:ワカバヤシヒロアキ
美空ひばりのお墓へ
次に訪れたのは、昭和の歌姫である美空ひばりのお墓。女性として初の国民栄誉賞を受賞した実績があり、横浜市磯子区出身の国民的歌手である。
「川の流れのように」「真赤な太陽」など代表曲は数多く、こちらも恐らく知らない人はいない大スターだ。
そんな美空ひばりのお墓があるのは、港南区にある日野公園墓地。
日野公園墓地の入口
こちらもかなり敷地が広く、この中から1つのお墓を探すのは一苦労。ということで、本来ならば、その道順も記載したいところだが、実はいたずら行為が多発しているため公表は控えているのだという。
私は、近くの石材屋で花を買ったついでに聞くことができたが、詳細な墓の場所を教えて欲しくないというのがご遺族の意向だそうだ。
これが美空ひばりのお墓
美空ひばりの本名は加藤和枝。お墓には加藤家之墓と刻まれている。
「墓所内立入禁止」という注意書きや、「石碑等にアルコール・ジュースをかけないで下さい」という立札も置かれている。マナーを守らない人や、いたずらをする人がいたのだろうか。
本当に、美空ひばりのことを偲び、心から敬意を持った人はマナー違反の墓参りはしないだろう。
マナーを守り、良識あるお墓参りをお願いしたい。
お墓からの眺めは最高だった
直木三十五のお墓へ
続いて向かったのは、金沢区にある長昌寺(ちょうしょうじ)。
富岡総合公園のすぐ南に位置する長昌寺
ここには、直木三十五のお墓がある。その名前だけを聞けば、その存在を知らない人もいるだろうが、直木賞の人と言えばお分かりだろうか。
お寺には「直木三十五墓所」と彫られた石碑もあった
直木賞は、今年で146回目を迎え名高い文学賞のこと。正式名称は「直木三十五賞」であり、つまり、ここにはその直木賞が創設されるきっかけとなった文学者、直木三十五のお墓があるのだ。
お墓は、お寺の裏にひっそりとあった
元々は、お寺の裏山にあったそうだが、管理が行き届かず約30年前にこの場所に移設されたそうだ。
傍には「直木三十五」について書かれた説明看板もあり、文学に興味のある人で訪れる人は多いと言う。
私も物書きの端くれとして、ここでは合掌に力が入ってしまった
お花がたむけられ、石には直木三十五と刻まれている
故人は大阪の生まれだが、亡くなる直前に富岡に屋敷を建てた。最期を迎えた場所ということで、この場所にお墓が建てられている。
先に挙げた石原裕次郎や、美空ひばりと違い名前を聞いてもピンと来ない人も多いかもしれないが、奇才の文学者がここに眠っていると思うと、どこか感慨深いものがある。
墓参りのマナーを聞く
今回、改めて墓参りをする際の注意点を尋ねる事にした。伺ったのは、長昌寺の住職、石澤氏だ。
丁寧に教えてくれた石澤氏
石澤氏いわく、墓参りに決まった形式等は無いとのことだが、故人の事を思い深く合掌することが何より大切だという。大前提として、墓の中に立ち入らないのが原則だ。
線香とお花を持ってきた際は、定まった場所に添えるよう注意し、くれぐれも線香に火をつけるため新聞紙を燃やしゴミを出す等の行為は絶対にしてはいけない。
また、著名人と言えども他人であり、管理するのはお寺や遺族である。そのため、無闇に水をかけること、掃除なども控えた方が良いという。食べ物や飲み物のお供え物も、鳥を寄せ付けることになり、お墓を汚してしまうのでしてはいけないということだった。
さいごに
石原裕次郎、美空ひばり、そして直木賞の名を残した作家となれば、一度はお墓を目にしてみたい気持ちが芽生えるのは当然のこと。しかしながら、善かれと思って行った墓の掃除もかえって墓を汚すことにもなりかねない。
不明な場合は、その都度、墓の管理者に尋ねてマナーを守ったお墓参りをお願いしたい。
―終わり―
マッサンさん
2019年12月25日 12時22分
ウチの実父のお墓は横浜市営・日野墓地。美空ひばりさんの墓地が近くらしいが、ここは広いからね。。。
acts29さん
2015年09月23日 12時02分
たった3人ではちょっと物足りない。しっかりした事前調査をお願いしたい。
acts29さん
2015年09月23日 12時02分
たった3人ではちょっと物足りない。しっかりした事前調査をお願いしたい。