横浜・桜木町駅にある東横線廃線跡地の遊歩道計画は今どうなっている?
ココがキニナル!
桜木町駅付近の東横線の廃線跡地に遊歩道が計画されていますが、進捗が気になります!あと、遊歩道はどこまで続く予定なのか、旧高島町駅ホームはどうなるのかも調査願います(こーちゃさん、xvさん)
はまれぽ調査結果!
最終的に遊歩道は横浜駅まで続く予定だが、昨年7月の一部供用開始以降、延伸工事はまだ未着手。その間に二度行われた供用部分での活用実験をもとに、現在、残る箇所のデザインが検討されている。
ライター:結城靖博
遊歩道計画について横浜市に話を聞く
その後、東横線廃線跡地遊歩道計画について横浜市に問い合わせたところ、関係部署を訪ねて直接お話を伺うことになった。
向かった先は関内駅前の横浜市庁舎に隣接する横浜関内ビル。
同ビル8階の道路局企画課を訪ねる
貴重な資料提供も含めて丁寧な対応をしていただいた職員の方々は、道路局計画調整部企画課交通計画担当課長・馬場明希(ばば・あき)さん、同課係長・石井嘉一(いしい・ひろかず)さん、都市整備局企画部都市デザイン室長・梶山祐実(かじやま・ゆみ)さん、同室係長・山田渚(やまだ・なぎさ)さんの総勢4名だった。
左から馬場さん、梶山さん、石井さん、山田さん
まずはいきなり核心に触れる質問を投じる。「遊歩道は一体いつ完成するのか?」と。
だが、これについては「未定」とのお答え。理由は財源の問題に加え、跡地がJRと国道にはさまれているため、今後、隣接間との協議が必要だからだという。
とはいえ、その間何も手を打っていないわけではない。現在は、せっかく供用が実現した140メートルの区間を、どのように今後の延伸計画に生かしていくか――その模索に力を注いでいるようだ。
国道16号線の歩道から望んだ供用区間
昨年10月に供用区間の利用状況を調査したところ、8時~20時までの間に駅前西口広場から高架を上がっていった人が419人、高架から駅側へ降りていった人が188人だったという。「それなりの人数が通っているという感触を得た」とのこと。
また、同じく昨年中、廃線跡地のイベント利用の可能性を探るために、二度にわたり活用実験を実施した。その具体的な内容を教えていただく。