武蔵小杉のコインパーキング内に店がある?
ココがキニナル!
64cafe+Ranaiという店が、コインパーキングの中にあり不思議です。なぜそんな店になったのか教えてください。(ゆきむらさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
コインパーキングとカフェは同じ所有者オーナー。元々は家が並んでいた敷地だったが、1軒だけを残して駐車場にしたそうだ。
ライター:ワカバヤシヒロアキ
店名の由来は?
店の名前、「64Cafe+Ranai」というのも、この民家を改修したことに由来する。
入口も民家の玄関を改修したもの
元々、この建物が建築されたのが1964(昭和39)年。
つまり、64年という年号をそのまま店名にしてしまったというわけだ。
外観には老朽感がただよっている
さらに,カフェのオープンに合わせて、建物の外にビニールで囲ったテラス席を新設。
そういったスペースのことをハワイの言葉で「Lanai(ラナイ)」と言うのだそう。
テラス席
それに加えて、お客さんに、リラックスしてもらいたいという思いからRelaxの「R」を取り、「Lanai」を「Ranai」と変更して店名としたそうだ。変わった名前の由来にはこういった経緯があった。
店のメニュー
リラックスしてもらいたいという思いは、メニューの中に表れていた。アルコール類を除く全てのドリンクは1杯200円でお代わりできる。お喋り、読書、仕事など、それぞれのゆったりした時間を過ごしてもらいたいという気持ちから、お代わりのサービスも用意しているのだそうだ。
また、ドリンク以外にも、パスタやオムライスから、ケーキまでと豊富なメニューを提供している。
ハーブティを注文!
一通りのカフェメニューが揃っている中、店ご自慢のフェアリーフラワーというハーブティを注文した。
フェアリーフラワー(650円)
きれいな赤色ハーブティは、ラベンダーの香りが特徴的。レモンも調合されているのか、酸味があって癖になる味。ポットと一緒に出してもらえるので、カップにして3杯くらいは飲むことができた。
民家ならではの癒し効果があるようにも思う
特異な立地と、古民家が醸し出す雰囲気によって、かなり落ち着くカフェ。実際、店内にはドリンクを飲み終わったお客さんが会話を楽しんでいる様子もたくさん見られた。
お客さんについて村越さんに尋ねると、「天候が良い日は、満席近くまでお客さんが来ますね。ご近所の方が多いと思います」とのこと。テラス部分に風が抜けることもあり、過剰な冷暖房は使っていないのだそうだ。そのため、外が寒い日は、店内も変わらず寒くなり、暑い日もそれと同様。必然的に、お客さんの入りも天候に左右されやすい。
さいごに
64Cafe+Ranaiは、駐車場と同じオーナーのカフェであった。あまり冷暖房を使わないなど、エコにも貢献している人気のお店。隠れ家的に、ゆっくりするには最適のカフェと言えるだろう。
チョークで書かれたメニューも素敵
もしご興味があれば、古民家の雰囲気を味わってみてはいかがだろうか。
―終わり―
◆64Cafe+Ranai
住所 川崎市中原区小杉町3-21
電話番号 044-733-3243
営業時間 11:30~18:00(不定休)