大岡川の源流までってどうなってるの?
ココがキニナル!
横浜市内を流れる主な川の源流(水源地)を巡る旅、というのはいかがでしょうか。(吉閥さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
今回取り上げるのは、かつてより川の恩恵によって産業が発展してきた大岡川流域。源流のある円海山にたどり着くまでに数々の歴史的スポットを通過する。
ライター:ナリタノゾミ
いよいよ、源流域のある円海山へ(つづき)
笹下釜利谷道路に別れを告げ、農業専用地区に入ると、いよいよ源流のある円海山が迫ってくる。
横浜市市民利用型農園が広がり、一気に田園風景の中へ
右手の黄色い建物はアルパカのいる、氷取沢ファミリー牧場
氷取沢ファミリー牧場の裏手の氷取沢小川アメニティへ回ると、ヨシノボリやホタルの生息する穏やかな大岡川が現れる。ここから、源流に向けて、大岡川は、徐々に川幅を狭くしていく。
ウォーキングコースに心地よい氷取沢小川アメニティを抜け、円海山を登る
円海山は、古くは「長野山」と呼ばれていた。
「風土記」によると、山頂から伊豆・箱根を見渡せたそうだ。かつては、「横浜で一番高い山」といわれていたが、近年のデジタルマッピングと呼ばれる測量に基づくと、一番は太平山、二番は大丸山、円海山は三番目に高い山となっている。
おおやと休憩所
スイセンが見頃だった
おおやと休憩所を過ぎると、川はほぼ姿を消す。
地面から水がしみ出している箇所がところどころに現れはじめる
まもなく行くと、大岡川の源流にたどり着いたことを証明する札を見つけることができた。
ついに到達。大岡川の源流域であることを示している
源流域で川は数本の筋に分かれている。その先を追うと、木々の根本からチョロチョロと水が染み出していることを確認できる。
山道の両脇から、水の染み出す音が聞こえる
山道の両脇から聞こえる水の染み出す音は、先に進むに連れ、次第に小さくなり、やがて聞こえなくなった。
道は一心堂広場へと続く。
一心堂広場へと続く山道
なお、一心堂広場からの眺めは「関東の富士見百景」に選定されているそうだ。
残念ながら、この日は晴天ながら視界が悪く、富士を拝むことはできなかった。
栗木から円海山まで
取材を終えて
歴史散策をしながら歩いた大岡川源流までの道のり。
特に、大岡川に沿った笹下釜利谷道路の発展史が大変興味深く、さらに深い事実まで掘り下げたいという衝動に駆られた。
また次の機会に譲ろうと思う。
―終わり―
陽一さん
2016年08月04日 20時35分
大岡川は、子供の頃から見ていた川。当時は、笹下付近でもとても汚れていて河口近くの日ノ出町では、水は汚く異様な匂いをしていました。でも、今はとても綺麗になっています。先日、玉網を片手に弘明寺付近から大岡川に入りました。子供の頃の大岡川とは想像もつかない綺麗な水に感動しました。ハゼ、手長海老、ウキゴリ、スジエビが取れました。鮎や、多分?アブラはやも確認出来ました。嬉しいですね。自然が帰って来ることは。この川を大切にしたい。
たこイチローさん
2014年11月20日 11時21分
横浜で生まれ育って半生記以上も経つというのに、大岡川の源流…考えたこともありませんでした。家の窓からいつも見えている、円海山だったのですね。つか、ナリタさん、カムバ~~~ック!
kotaroさん
2014年11月20日 10時31分
子供が小学校3年生の時に 同じテーマで夏休み 親子3人で源流まで何回かに分けてですが 歩きました。しんどかったけど 確か学校で表彰されたらしいです(^'^)