宇宙人が料理を作る!?二俣川駅前の摩訶不思議な空間、「宇宙食堂」に突撃!
ココがキニナル!
相鉄・二俣川駅前のドンキホーテにある「宇宙食堂」が気になります。宇宙人シェフによる心にも身体にも優しいご飯とユニークな空間がコンセプトだそうですが、入る勇気がありません。(Chihirock!さん)
はまれぽ調査結果!
「宇宙食堂」は2012年に宇宙人の女性オーナーがオープン。店内は様々なモノが混在する宇宙的空間で、お客さんの反応が両極端に分かれるお店だった!
ライター:松宮 史佳
宇宙人トーク炸裂
もともと物を作ることが大好きで「雑貨店を経営していた」という菅原さん。地球に存在する“宇宙人”を救済すべく、昨年4月に「宇宙食堂」をオープンした。宇宙人とは“地球ごと愛する広い視野を持つ人”、“真実を追求する人”、少数派なため“宇宙人(異端)と呼ばれる人”のことらしい。
店のコンセプトは「心を込めて手作りすること」と菅原さん。肉・魚・白砂糖・化学調味料は一切使用しない。地産地消を心がけ、横浜産の野菜を中心に使用している。
白板には店のコンセプト&「名刺がなくてすいません」というメッセージが!
オープン後は「一切宣伝をしなかった」と菅原さん。宣伝をせず、自分の想いが「どこまで伝わるのかやってみたかった」とのこと。
(左から)帽子の女性=みずほさんと息子さん、オーナーの菅原さん
口コミで評判が広がり、コアなお客さんが来店するように。1日の客数は「日による」そうだが、10人ほど。イベントによっては、「50人ほど来店する」ことも。男女の比率は「圧倒的に女性が多い」。客層は「20代から70代くらいまで」。
都内から「1時間以上かけて来ている」というみずほさんは「友達に連れて来てもらった」のが来店のきっかけとか。前回、八十八夜に開催した“米に感謝する”宇宙人祭では、「おむすびをむすんだ」そうだ。
店内にいた男性にもお話を伺うと、GWを利用して「名古屋から来た」とのこと。菅原さんによると、男性は「2日連続来ている」とか! また、みずほさんのように「無給でもいいから働きたい」とボランティアで働く人も多い。
皆、来店する人は菅原さんと語り合う人が多く、大体「平均滞在時間は2~3時間」らしい。なかなかほかではできないような深い話ができるので、「ハマる人はすっごくハマる」のだろう。
沖縄から来てボランティアで働いていた方の作品
熱心に店へ通う人がいる一方、入るなり「この店はムリ!」と出ていってしまう人も。料理を食べても「美味しい!」「美味しくない」と反応は両極端とのこと。
現在、常駐のスタッフがいないため、「水はセルフ」
“冷えは体によくない”との理由から、水には氷が入っていない。常温の場合、水のよしあしがより明確に出るため、浄水器を使っている。だが、「なんで氷が入ってないの!」と怒り出す人もいるそうだ。
「宇宙食堂」は「ものすごく合う」か「まったく合わない」か、お客さんは「二極化している(by菅原さん)」。
店内には数千円のレプリカと、値段の“桁が1つ違う”ブランドの椅子が混在
それは「バラバラな個性が混在するのが宇宙」という考えから。なので、店を“好きという人”“嫌いという人”の「両方が存在していい」と菅原さん。
菅原さん&みずほさんの会話には、時折「三次元」「四次元」などの言葉が混じる。頭が「???」で一杯になる松宮。簡単に言うと、三次元は「目に見えるもの」、四次元は「目に見えないもの」らしい。
アクリルの立体模型は菅原さんの手作り
と、ここで息子さんが遊んでいたおもちゃが行方不明に。すると、「ブラックホールに入った!」と菅原さん&みずほさん。「!!!」
・・・さすがここは「宇宙的空間」と納得。
お二人ともおもちゃを探すが、数秒で「必要な時に出てくるから」と捜索を打ち切り。“流れに身をまかせる”のが宇宙流なのだ。
おもちゃはどこに!?
・・・数分後、テーブル下でおもちゃを発見!「ホワイトホール(物が見つかると使用)!」と菅原さんとみずほさん。
気が付くと来店から3時間が経過。「宇宙時間でした~」と帰るみずほさん親子。“宇宙時間”とは、まったく気付かなかったけど“あっという間に時が経っていた”という意味らしい。
みずほさん親子を見送り、再び菅原さんからお話を伺う。すると、「宇宙食堂は今年の8月末で閉店する」と衝撃の発言が! テナントの賃貸契約が切れるので「流れに逆らわず、閉めることにした」と菅原さん。
だが、また宇宙的な出会いがあったら「お店を開くかもしれない」とのことだった!
取材を終えて
GWの最中、不思議満載の空間にたどり着いた。
13時半頃からお邪魔し、帰る頃には18時になっていた・・・。まさに“宇宙時間”を体験した一日だった。「宇宙食堂」は8月末で閉店するが、また宇宙のどこかで新たなお店を開いてくれるに違いない!
―終わり―
◆宇宙食堂(閉店)
住所/横浜市旭区二俣川1-43-28 アルコット二俣川5F
電話/045-744-8836
営業時間/11:00~20:00(年中無休)
アクセス/相鉄線二俣川駅北口から徒歩1分
※「宇宙食堂」は2013年8月末で閉店します。
AniesLeeさん
2014年02月21日 12時28分
宇宙食堂さんは閉店しましたが、オーナーの菅原さんに触発されて生まれたお店が在りますよ。川崎にある「natural food 魔女の台所」は宇宙食堂さんがきっかけで生まれたお店の一つです。
ひけみたさん
2013年05月09日 22時34分
タイトルから昔、新子安にあった「宇宙ラーメン」思い出した
つじどさん
2013年05月09日 22時10分
のんびりした空間で、ゆったり過ごせそうな感じですね。できれば行ってみたい。