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横浜ビブレ前広場のタイル模様はいったい何?

ココがキニナル!

横浜ビブレの眼の前にある広場のような幸川橋をグーグルマップで見ると、蝶のような人の顔のような不思議な絵がモザイクタイルで描いてあります。この絵の詳細を知りたいです(chaxkinさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

タイルは蝶を描いたもので、左右の羽根が男女の顔と迷路にもなっていた。だが、誰がどういうコンセプトで描いたのかは不明

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ライター:永田 ミナミ

関係者の話



後日、松本さんから連絡がきた。松本さんによると、幸川橋の上の広場は、1978(昭和53)年につくられたもので、当初はシンプルな青と水色の斜線の幾何学模様だったという。それが1994(平成6)年に補修された際に、現在の蝶の模様になったそうだ。
 


1978(昭和53)年の幸川橋完成時(提供:横浜市道路局建設部橋梁課)
 

明るい時間にこの広場を誰も歩いていないのは不思議な感じだ


分かったのはそこまで。いろいろ調べたが、「誰がどういう経緯でこのような模様をつくったのかは分からない」ということだった。
ただし、話はもうひとつ展開があった。「蝶の羽根が迷路になっているのが分かりましたか?」という話になり、「はい、ビブレの最上階の美容院から見ました」と答えると「そうですか。あの羽根、人間の顔にもなっていますよね」とさりげなく追加情報まで飛び込んできた。

蝶の図柄になっているのを見届けてすっかり満足しきっていた筆者の「え、そうなんですか」とうわずる声に「はい、そうですよ。蝶の右の羽根が女性、左の羽根が男性の顔になっているんです」と松本さん。
 


おお。確かに左の羽根は口髭を生やした男、右は赤い涙を浮かべた女の横顔だ
<クリックして拡大>


完全に迂闊だった。「蝶のような人の顔のような」絵は、「蝶か人か」ではなく「蝶であり人でもある」絵だったのだ。
 


決して顔を合わせることのない2人。男の目は恋をしていて
 

女は目を閉じ涙を流している


ただ、施行主まではわかったが、施工主に聞いても誰がデザインしたものか、どういう計画だったかなどの詳細がわからなかった。これだけ凝った図柄なので、美術館などにも問い合わせたが、同様の結果だった。

さらに、横浜ビブレからも回答が。広場を含めた現在の土地の所有者は2年前に相鉄アーバンクリエイツに代わっており、両社とも補修工事の詳細は分からないそう。また、それ以前の所有者は個人の方で、現在は連絡を取ることができないということだった。
それでも、昔を知る従業員に聞き取りをしてくれたそうで、その従業員の話によると「補修時に蝶の模様になったのは間違いない」という話があったので、ビブレからも「蝶であり男と女である巨大迷路」が作られた時期は1994(平成6)年であることが確認できた。



取材を終えて



横浜ビブレ前広場のモザイクタイルは、まさに投稿にあったとおり「蝶のような人の顔のような不思議な絵」だった。さらにそれだけではなく迷路にもなっていることがわかった。とはいえ今回は、今までほとんど気づかれることのなかった、そして謎に包まれたこの模様に気がついた投稿者こそ、最大の功労者といえるかもしれない。

横浜市による何か計画があるのでは、横浜市在住の芸術家による作品なのでは、そしてひょっとしたら市内や横浜駅周辺にさらにいくつか迷路があるのでは、と期待したが、残念ながら現時点ではすべての道が行き止まりになってしまった。そしてともかくわかったのは、横浜駅周辺にはサグラダ・ファミリアのほかに地上絵もあるということだ。
 


行き止りにならなかったのは迷路だけだった


この記事を読んで、もし「ここにこれに似た地上絵がある、迷路がある」とひらめいた読者がいたら、ご一報を。そこからまた何かが繋がりはじめた時、すべてが解き明かされるかもしれない。

―終わり―

 

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  • いつもなんの模様だろう?と思いながら歩いていました。スッキリ!

  • ヘェ〜、あんなに人が往来するところなのに気付かないもんですね。美容院行った時に見せてもらおっと。でも写真はイマイチ。偏光フィルター使わないと乱反射しますよ。

  • 全然知らなかったので面白く読みました。ビブレ前はいつも人でごったがえしていて、この迷路を楽しめるようなゆっくりした雰囲気がないのがちょっと残念ですね。

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