横浜「1000ぶら」商店街探訪vol.40 しょぼい駅「神奈川駅」前の静まり返っている「宮前商店街」で穴場の名店を発見!
ココがキニナル!
横浜「1000ぶら」商店街探訪vol.40 しょぼい駅「神奈川駅」前の静まり返っている「宮前商店街」で穴場の名店を発見!
はまれぽ調査結果!
宮前商店街の歴史を感じながら新会芳楼で五目チャーハンをいただき、残金がほぼなくなったところで神頼みをし萬新菜館で皿洗いをして焼そばをいただく
ライター:三輪 大輔
残金90円。働かざる者、食うべからず!
河村さんに起こった、小さな奇跡を前にして、決意を新たにした筆者。確かに自分にもツキがきているような気がする。
・・・このビッグウェーブ、逃すわけにはいかない!
それに現状を打開する案も思い浮かんだのだ。90円しかないなら、働けばいいのである。まさに働かざる者、食うべからずだ。そこで最後に、一軒目と同じ中華・・・ということで、一旦保留にしていた「萬新菜館」に突撃することにした。
ここがダメなら、もう行く店はない・・・
ちなみに「萬新菜館」は、オープン12年目の中華料理店で、上海・広東料理をメインにしているそうだ。
来日して20年以上が経つという亭主の劉さん
店内に入ると、店主の劉伝祥(りゅう・でんしょう)さんに事情を説明した。「あの~、(中略)・・・」。ここがダメだったら、後はないということで必死である。いろいろな事情を説明し(お金がないということばかり)、なんとか店内の仕事を手伝わせてもらえないか頼み込んだ。そして、最後に劉さんから「分かった、良いよ! 皿洗いをやってもらうよ」と承諾をいただけた。
何事も、念ずれば通ずるものである!
そこで早速、厨房へと入り、皿洗いをすることにした。まずは劉さんが、仕事の流れを説明してくれる。
「この機械で洗うからね」と親切な劉さん
仕事の流れはつかめた! 任せろ!
本当に、大丈夫~?
お店には続々とお客さんが・・・
心配そうな視線が筆者に注がれる
こうして、90円でのご飯をかけた、皿洗いの仕事がはじまった。しかし、学生時代、ラーメン店で2年、カフェで2年働いてきた筆者。皿洗いなら朝飯前である。
スポンジで汚れを落として、お皿を並べていく
並べ終わったら、いざ洗浄機の中へ!
熱い湯気とともに洗い終わったお皿の登場
こうしている間にも、厨房ではお客さんの料理が作られる
「はい、これもお願いね」と新しい洗い物の登場
「はいはい、これもお願いね」と大量に運ばれてくるお皿
お客さんが入ってきて、厨房はだんだんとあわただしくなってきた。しかしリズムに乗ると、仕事は楽しくなってくる。本当に忙しいことは、良いことだと思う。
まずは残り物を捨ててお皿を空に
洗剤を入れたお湯にお皿を入れていく
燃え盛る炎を操り、劉さんが中華鍋をふるう
ぐつぐつと煮えたぎる料理・・・美味しいそう!
と、ここまで順調に皿洗いのミッションをこなす筆者。その時である。「あなたも、これかぶるといいよ!」と言って、なんとお店の方と同じコック帽をプレゼントしくれたのだ。
認められた!
もう「萬新菜館大輔」として、ここで働いていこうかな、なんて気持ちが芽生えてくる。
まさかの戴冠式! 店の一員として認められた!
新人の三輪です
30分ほど働いて、あらかたお皿を綺麗にしたところで、劉さんのOKが出て、お手伝い終了。そして萬新菜館のおススメである、「萬新焼きそば(750円税別)」を90円でいただくことになった。
外はパリパリ
中はふっくらジューシー!
中のジューシーさと、外のパリパリの食感もさることながら、ボリュームもなかなかのものである。歩きまわって、少し体を動かした後とは言え、男が1人で食べるのに十分な量であった。それに、何といっても美味しい!
う~ん、好吃!(うまい、という意味)
ただでさえ美味しいご飯が、何倍も美味しく感じられる。労働の後のご飯は格別だ!
皿を洗ったとはいえ、通常なら750円の「萬新焼きそば」が残金90円で食べられるなんて・・・劉さん本当にありがとうございます!
同店では車エビのマヨネーズあえも人気とのこと
残金も気持ち良く0円になり、1000ぶら終了!
食事をさせていただいた取材拒否の店「新会芳楼」、90円という出血大サービス価格で食事をさせてくださった「萬新菜館」は穴場の名店だということは間違いないが、ほかの店にも実際に食事したらきっと「穴場の名店」なのではないかと思った。しっかり予算を持って別の機会に必ずお伝えしますのでしばしお待ちください・・・。
取材を終えて
宮前商店街は、多くの店主の方が言っていたように「少し寂れてきた」商店街であるのかもしれない。しかし、今回取材できなかったお店も含め、それぞれのお店にはストーリーがあって、個性的な店主がそろっていた。
今回、無茶な企画にも関わらず、ご協力いただいたお店の方々には、本当に感謝である。ありがとうございました。提灯祭のころに、また遊びに行きます!
―終わり―
HyperNattohさん
2015年03月20日 08時07分
しょぼいに関していろんな声が上がっているようです。万人が満足するように全てに気を遣っていたら、率直に感じた生の感覚を伝えられなくなると思います。はまれぽは、はまれぽらしくあればいいと思います。
ピータンさん
2015年03月19日 06時19分
大手編集部に比べて「ショボいはまれぽ編集部」と言われて、嬉しいですか?不快ですか?不快だったら反省してください。ちなみに神奈川駅は関東の名駅100選にも選ばれています。
片野書類販売さん
2015年03月18日 21時05分
1軒目のボリューム感は一切伝わってこないわ、2軒目の中身は一切写ってないわ、2連続中華料理とかありえないセンス。ダメ過ぎ。