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今や伝説となったあの名店で修業した店主が白楽で営業する行列店「くり山」のつけ麺の味は?

ココがキニナル!

六角橋のピーコックの裏手にある白いのれんに「つけめん」とだけ書かれたお店があります。よく行列ができていますが入る勇気がないので見てきてください。(ふんわりハミングさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

池袋の名店「大勝軒」で4年に渡って修行したのち白楽に開いた「くり山」は、濃厚で深い味わいはもちろん、栗山さんの優しい人柄が魅力である

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ライター:永田 ミナミ

というわけで再び「くり山」へ



そして日曜日。午後2時半過ぎに再び白楽で下車し「くり山」が見えてくると、10人ほどの行列ができていた。
 


そうだ、栗山さんが土日は家族で来てくれる人が多いと言っていたっけ
 

そして待つこと30分と少々
 

店内へ。カウンター席に着席


行列の最後尾にならぶとすぐにスタッフの方がメニューを持って注文を聞きに来てくれていたので、着席すると間もなくつけめんがやってきた。
 


この日は辛味が別皿でデフォルトも楽しめるので「辛つけ(900円)」を注文
 

なるとが彩りを添える出来立てスープは色鮮やかな印象


夏に育った鶏は痩せていて出汁が若干出にくくなるといった季節の変化があるので、常に安定した味で提供できるよう微調整しているというスープは、鶏ガラ・モミジ(鶏の足)・豚骨に魚介(煮干・サバ・カツオ)を合わせた力強くも重すぎない味わい。
 


そしてこの魚粉をふりかければ、さらなる風味と奥行きがプラス
 

続いてこちらが自家製極太麺。はしゃいでトッピングした味玉(100円)が輝く


大勝軒からそのまま譲ってもらった製麺機でつくられたこの自家製麺は、昆布粉が1%ほど練り込まれている。そのわずか1%の昆布粉によって麺に独特の粘りが出て、よりもちもちした食感になっているので「ぜひ麺を味わってほしい」と栗山さん。
 


巨大な寸胴鍋のなかで自由に踊って茹で上がった麺はつやが違う
  

参考資料、ふつふつと沸き立つ巨大な寸胴鍋たち」
  

そんな魅力あふれる極太麺とスープが絡み合えば口の中はお祭り騒ぎ
  

味がしっかり染み込んだ卵はとろりと絶妙な半熟具合で美味しい
 

ではそろそろこちらの辛味を投入することに
 

どれくらいの辛味が待っているのだろう
 

ではレッツトライ。おお、心地よい辛味が広がる


ピリッとした刺激はもちろんあるが、舌が焼けるようなというほどの辛さではない。栗山さんの人柄から「地獄のような辛さではないだろう」と思っていた予想はどうやら当たったようだ。
 


などと言いながらどんどん箸は進んで完食


麺を平らげたあとのお楽しみといえば「スープください」である。「くり山」ではスープを頼むとお好みで柚子粉をひとつまみかけてくれる。
 


レンゲの下に浮かぶのが柚子粉である。香りがとてもいい
 

では、ウイニングランに
 

これがまた柚子の爽やかな風味が加わり渾然一体となった美味しさときたら
 

ダイレクトどんぶりで再びあの境地を目指すのはもはや必然
 

スープ完飲。ごちそうさまでした


完飲画像に空の小皿が写っているが辛味はすべて投入しても激辛になることはなく、適度な辛さを楽しむことができた。そして自宅で食べたお土産つけめんも美味しかったが、やはり来店して食べるつけめんはとても美味であった。



取材を終えて



現在は「大勝軒」で学んだことと「六厘舎」で学んだことを生かし、オリジナルの「くり山」のつけめんで白楽の人々の舌を楽しませている栗山さん。将来は「いつかどこかで、池袋の『大勝軒』の店内の様子を忠実に再現して、そこで山岸さんの味を完全に再現する店を開くのが夢」とのこと。大勝軒の山岸さんに惚れ込んで4年間修行した栗山さんの思いが伝わってくる。
 


栗山さんの大勝軒修行時代に常連だった友人の画像を見てひと盛り上がり


そんな栗山さんのもとで修行するスタッフに教えるのも「お客様に喜んでもらえるもの、お客様に居心地のいい店を作る」ということだけだという。だから「くり山」ではどのスタッフも優しく、丁寧に接してくれる。そして栗山さんと同じく、自分の味を目指して修行を積んでいるのであった。
 


「くり山」公認の「味噌ラーメン」で独立する武井さんも素敵な人だった
 

栗山さんありがとうございました。とても美味しい素敵な店でした



―終わり―
 


取材協力
くり山
住所/横浜市神奈川区六角橋1-17-29
電話/045-421-0537
営業時間/11:30~15:00、18:00~21:00
定休日/なし

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  • 店主の栗山さんは、家系でよくありがちな腕を組んでしかめっ面なタイプではなく、とても気さくで良い方ですよ。

  • ここは行ったことないですが、ここで修行された方のお店、天王町の「つけ麺桜の如く」もとても美味しいですよ!

  • くりやま行ってみたい。永田さんは大仏姿もいーけど、素顔もいーね!

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