焼肉のたれだけではない!! 横浜から生まれた老舗の食品メーカー「エバラ食品工業」を徹底解剖!
ココがキニナル!
エバラ食品は横浜らしさをどう展開していく?みなとみらいの新オフィスの様子は?横浜にちなんだ調味料を出す予定はある?社員の方オススメの調味料を使ったレシピは?(bjさん/ほっけさん/maniaさん)
はまれぽ調査結果!
横浜で半世紀以上! 美味しいものを作るエバラ食品工業の新オフィスは明るく元気な社員がいて、オススメレシピもたくさん。
ライター:細野 誠治
欲しいものを作る。欲しいものは・・・
最後にエバラ食品工業の未来を担う若手社員さんに登場してもらおう。黄金の味(中辛)と商品開発部・新カテゴリー商品開発課の稲葉さなえさんだ。
大さん橋の近くを走るのが好きです!
筆者の印象としてはかつて、エバラと言えばとにかく“たれ”の印象だった。それが何時のころからか、野菜まわりや鍋ものなどさまざまなものにマッチする商品が増えていった気がする。
美味しいものを、さらに美味しく。
これは創業当時からの、大切にしている「想い」だそうだ。
「“たれ”にとどまらず、その時代に合った美味しさや便利さを、どうすればお届けできるか?」という発想から生まれたものが、「浅漬けの素」や「プチッと鍋」などに代表される商品。
発明といった言葉が似合う商品
今まで食卓に、なかったものを生み出す仕事に携わる稲葉さんにいろいろ聞いてみよう。
―いろいろな試作品があると思うのですが?
稲葉さん:「常にアイデアはストックしています。本当に美味しいと思えるものを商品化していきます」
入社4年目。これから新しいものを作り出す、若い力だ
新商品のアイデアは、さまざまなところから湧き出してくる。社員からの「ひと声」で生まれることも。
(「浅漬けの素」は社員の声から生まれた商品だ)
お漬物は作るのが大変。でも「刻んで、漬けて、揉むだけ」でOK!
―じゃあエバラの商品を使った、オリジナルレシピってどれくらいあるんですか?
稲葉さん:「それはもう、本当にたくさんあります」
―そんなにあるんですか!?
(エバラ食品ホームページの「おいしいレシピ」では約2000のメニューを収録!)
実はムックが発売されるほどレシピは豊富(発行:学研パブリッシング)
“たれ”のバリエーションから新感覚レシピまで
そう言えば広報の中村さんは“黄金の味”で麻婆豆腐を作ると「メチャメチャ美味いですからっ!」って言ってたな・・・。
(ひき肉炒めて“黄金の味”からめて豆腐入れて・・・)
稲葉さんオススメ・その1「たれプラス」シリーズ
新レシピのアイデアは台所に立つ主婦などからの声もあるそうだ。
「メインメニューを美味しく作れるのはもちろん、お客さまも工夫をし、それぞれに便利な使い方をしてもらっています」と稲葉さん。
こんな考え方も、新商品開発の手がかり。
(鍋物調味料の「プチッと鍋」を使って炒飯。鍋以外の料理にも使ってもらえるよう考えられたレシピのひとつ)
稲葉さんオススメ・その2「プチッと鍋」。本当にいろいろ使える
鍋物って冬しかしないし、夏場は売れないよな・・・って思ってたけど、実は「プチッと鍋」、一年中使える万能調味料だわ。
稲葉さん:「この“プチッと鍋”で炊き込みご飯が簡単にできるんです」
オレ:「へーー。一度試してみるか・・・」
稲葉さん:「実は今日、用意してあります!!」
(稲葉さん、ドヤ顔だったと思う)
オレ:「マジっすか!?」
カパッ!
炊飯器に米と具材入れて、プチッと鍋を入れるだけ。それだけ!
ほら、こんなに美味しそう
中年、大喜び。いただきます!
びっくり! うまうま!
これ、美味いです! あっさり食べやすくて、噛むほどに野菜に味がしっかり染みててバクバクいけます!
(夏場、炊き込みご飯の素って売ってもいいレベルだと思う)
美味しいものなら、料理を美味しくできる。それも便利に。
簡単なようでいて、深く感心してしまう。
稲葉さん、ご馳走さまでした。
本当に美味かったです
そろそろ紙面が尽きる。
これからエバラで活躍する稲葉さんにひとつ、聞いてみよう。
―これから、どんな商品を開発したいと思っていますか?
そんな質問に「便利なものを作りたいです」と、稲葉さんが言った。
てっきり筆者は「美味しいものを」という言葉が出るんだろうと、タカをくくっていた。でも「美味しいものを」届けるのは当然なことだ。
ここから、便利なものを
子どものころを思い出す。
小学校から帰ってきてキッチンに立つ母に話しかける。その日の出来事やら愚痴やら。そういえば、いつも後ろ姿だった気がする。夕食の準備だ。
筆者は、手間ひまを十二分にかけることこそが愛情、なんてことは言わない。手間ひまと同じか、もしくはそれ以上のものがあれば、もっと家族の時間が作れるだろう。
便利で美味しければ、家族の台所やリビングに、家族そのものに豊かさや、目に見えないものが得られると思う(誰かが背を向けた家族の輪じゃなくってさ)。
きっと、稲葉さんが言いたいことは、こんな意味なんじゃなかろうか?
「ひとり暮らしをして、いつも夕食を作ってくれていた母の、ありがたさや凄さがわかりました」と稲葉さん。
食卓から、より良く変えていこう、だ。初代社長の森村氏の想いから、変わらない。(髙井専務、エバラのDNAというかエバライズム<勝手に造語>、社員にキッチリ育まれてるじゃないですかあっ!)
取材を終えて
最後に、エバラ食品工業で働いている方々にインタビューをしてみて思ったことは「皆が本当に食と、食の周辺に対して、並々ならぬ興味を持っているのだ」ということだ(もちろん、横浜についても)。
仕事が、生き方に似るという在り方
「ウチの商品は、本当に美味いんです」
「台所に立つ人は、どんな人だろう。何を欲しているだろう。どうしたら便利になるだろう?」
「社員が胸を張れる商品を作ろう」
「我々が食べてみて、本当に美味しいと思えないものを世に出すのは罪だ」
こんな言葉が次々に飛び出す取材だった。
美味しい食事は、誰かのためにできる、根本的な優しさのひとつではなかろうか。嬉しくて、ありがたくて、愛情を感じて、平和で救われるような瞬間・・・と言ったら言い過ぎかもしれないけれど。
そんなものを次々に世の食卓に届けている、横浜の企業です。
そして、もっともっと「横浜が誇れる企業」なのだと知らしめたいと思う会社でした。
横浜からエバラが食卓を変えていきます
以上、細野誠治でした。
最後、黄金の味(中辛)を元に戻します・・・
―終わり―
【エバラ食品工業さんからプレゼント】
最後まで読んでくださった皆さまに、エバラ食品工業さんから太っ腹なプレゼント。
クイズに正解された方のなかから抽選で5名さまにー「横濱舶来亭」4種(中辛・辛口・トロピカル・ハヤシ)をプレゼントいたします。クイズの答え(A、B、Cのいずれか)と必要事項を明記の上、ご応募ください。
(応募期限:2015<平成27>年6月16日)
【エバラ食品工業の社員が思わずやってしまう“あるある”は何でしょうか?】
A)焼肉店に行くと、その店の“たれ”を舐めて確かめてしまう。
B)カバンのなかに「マイ黄金の味」を常備している。
C)黄金の味ビッグボトルを見ると思わず抱きついてしまう。
ご応募、お待ちしています!(答えはA!)
ご希望の方はお問い合わせフォームより、以下の情報を明記のうえご応募ください。
・お名前
・ご住所
・連絡先(電話番号)
・答え
※当選者の発表は、発送をもって代えさせていただきます。
エバラ食品工業株式会社
住所/西区みなとみらい4-4-5 横浜アイマークプレイス14階
電話/045-226-0226(代表)
URL/www.ebarafoods.com
カレン♪さん
2015年06月25日 13時00分
プレゼント当たりました!エバラが横浜の企業ということはこの記事読むまで知りませんでした。横濱舶来亭のシリーズもエバラの商品ということも知らなかったです。送っていただいた4種類のルーで早速作ります!今年の1月に横浜に引っ越してきたばかりなので、もっといろいろ横浜のこと知りたくて、はまれぽを参考にしています。
マッサンさん
2015年06月18日 19時20分
エバラさんの商品の面々はとても独創的で買って食べて分かるんですけど、ハズレがないですよね。よく市場調査や研究がなされているんだと思います。わたくしは納豆が大好きでして、納豆のタレの美味しいのを是非、製品化して市場に溢(あふ)れさせていただきたいんですよ。例えば「エバラ・納豆のタレ」。そのまんまですが。(笑) 納豆にテンプされているタレでは飽き足らないんです。よろしくお願いします。楽しみだな!!
yokohamatsuさん
2015年06月18日 15時56分
あぁエバラが横浜の会社であることをこんなにも多くの方がご存知ないなんて…。そんな私の弟はエバラの社員です。