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横浜「1000ぶら」商店街探訪vol.43 京急杉田駅直結、駅ビルだけど下町情緒溢れる「プララ杉田専門店会」で夏バテ対策

ココがキニナル!

横浜「1000ぶら」商店街探訪vol.43 京急杉田駅直結、駅ビルだけど下町情緒溢れる「プララ杉田専門店会」で夏バテ防止に挑む!!

はまれぽ調査結果!

老舗、新店、チェーン店が地域貢献・活性化に取り組む「プララ杉田専門店会」。「鳥栄」の鶏レバー「曽根茶舗」の水出し緑茶と夏バテ対策を実践

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ライター:楪 ゆう子

「ガチめん!汁もの篇」エントリー店から焼き鳥、おしゃれなスイーツが勢ぞろい

ラーメン「満州軒」は創業が1971(昭和46)年、初代である尾山さんのお父様の時代は店名を「赤ひげ」といい、2代目であるお兄様の代で「プララ杉田」に入居した。

尾山さんが店を継ぎ、店名を「満州軒」と改めてから早くも10年が経つ。


昔なつかしい赤のれん
 

「親父のころはさっぱり系でしたが、その後、家系の吉村家の台頭でこってり系が流行りはじめたんですよ。それで、僕の代ではじめて今年の『ガチめん!汁もの篇』にエントリーした『こがしネギ正油ラーメン』を売り出したら、これがダントツの人気商品に」と尾山さん。


「満州軒」店長の尾山正悟(おやま・しょうご)さん
 

「こがしネギ正油ラーメン」は、その名の通り「こがしネギ油」がポイント。

「満州軒」のネギ消費量1日15kg。毎日店で手作りするネギ油は、油に青ネギだけをどっさり投入して、弱火で2時間弱も煮込む大変手間のかかるもの。青ネギから出た香りや旨味を映した油をじっくりと焦がしていくからドロリと黒く、香り豊かで食欲を増進させる。


「こがしネギ正油ラーメン(660円・税込)」
 

店長直伝による最高の食べ方は、韓国唐辛子を3種類ブレンドして作った「自家製唐辛子」を黒いネギ油に落として溶き、麺にからめながらいただくというもの。

・・・想像しただけでヨダレが!

「ガチめん!汁もの篇」でのエントリーナンバーは28。

店長に意気込みを問うと「とんかつ奄美さんからの応援も心強いし、やるからには頑張りますよ~。でも一番期待しているのは、これをきっかけに、よその地域の人たちが沢山食べに来てくれること。その上で、リピートさせるかどうかはこっちの仕事です!」

 

入賞目指してがんばります!
 

最後に「夏バテ防止」のテーマで紹介してくれたラーメンは、満州軒2番人気の「ドラゴンラーメン」シリーズ。

みそベースに自家製唐辛子で辛みを調整。ドラゴン、スーパードラゴン、キングギドラにクラス分け。隠し味でかなりパンチの効いた辛さらしい!

 

「ドラゴンラーメン・キングギドラ(730円・税込)」
 

まっかっか! これなら唐辛子のカプサイシン効果で暑さを乗り切れそうです。

ガチめんの結果も楽しみにしてますね~。ありがとうございました!

さて、ここまでで数軒を巡ったにもかかわらず、いまだ1円も使えていないことに気づいたユズリハ。いくらビンボー主婦でも節約し過ぎ、このままでは「0ぶら」で終わってしまう!

慌ててプララ杉田1階にある鶏肉専門店の「鳥栄(とりえい)」に飛び込んだ。

こちらは1955(昭和30)年ごろの創業で、生肉、焼き鳥など鶏肉を使ったお惣菜、ウナギなどを扱う老舗の名店である。

 

1000円以内で夏バテ防止に効くものありませんかー? と大変失礼な交渉
 

すると「夏バテ防止なら、うちとしては本来はうなぎをおすすめしたいですよね」と籾山(もみやま)さん。

 

店の水槽で泳いでいたウナギたち
 

そりゃそうだ。活きたウナギを店でさばき、創業時からつぎ足し続ける秘伝の蒲焼きのタレにからめて焼き上げる。そんなの美味しいに決まってる・・・今日はフェイントばっかでお腹へったYo~!

 

60年間つぎ足し続けているウナギのタレ
 

けれども、どんなに切望したところで、うなぎは一串1490円・・・ユズリハの手持ちは1000円・・・グスン。

 

安くなっても1000円じゃムリ
 

「それなら、焼き鳥のレバー焼きなんかどうでしょうか」

 

「若鶏レバー焼き 特売(70円)」
 

「地どりレバー焼き(120円)」
 

おぉぉぉ、鉄分も葉酸も超豊富な夏バテ防止のテッパン食材、しかもお安い! やったァ、いただきます!!

 

「鳥栄」店長、籾山敬晴(たかはる)さん
 

店長がお会計時に「この次は1000ぶらなんてケチくさいこと言わねぇで10000ぶらにしなよ」とコメント。おっしゃるとおりです!

 

お釣りは810円
 

ホントそうですよねェ、おかげで1日飲まず食わずで歩いてヘトヘトですわ!

 

でも実はレバーちょっと苦手
 

特売の若鶏レバーからパクリ
 

濃く甘辛い味付けでご飯ほし~。ちなみに、つぎ足しではなく、ダシとタレを合わせて作る鳥栄秘伝のタレなんだとか。

 

お次は地鶏レバーをパクリ
 

こちらはすごーく柔らかくて苦味も臭みもゼロ・・・えぇぇ、レバーってこんなに美味しかったっけ!?

 

ごちそうさまでした♪
 

専門店の鶏はやっぱり違う! おなかも大満足です! ありがとうございました~。

続いて同じく1階にあるお茶と海苔の専門店「曽根茶舗」へ。ここなら何か買えるかも~。

 

通路狭しと乾物やお茶うけ菓子が並ぶ
 

「曽根茶舗」は1966(昭和41)年創業、お茶と海苔のほかに、格安食品・飲料を取りそろえたお店。茶箱からの量り売りで欲しい量だけ買える、昔ながらのお茶屋さんだ。

すいません、夏バテに効きそうな商品ってありませんか~?

「暑い時は水出し緑茶でたくさん水分取るのがいいわよ」と曽根さん。

 

曽根茶舗オリジナル「ひんやりと水出し緑茶(税込500円)」
 

ティーバッグを水に入れたピッチャーに浸して一晩冷蔵するだけのお手軽さも嬉しい。さっそく購入!

これは読者プレゼントにしちゃいましょう。

 

ご応募をお待ちしております
 

読者プレゼントゲット、残り310円!

こうして無事読者プレゼントをゲットしたユズリハ。お腹もふくらみプララ内をぶらぶらしていると見つけたのが「36 Homemade(サム・ホームメード)」

 

店頭のショーケースに手作りのテークアウト惣菜やスイーツが並ぶ
 

小さなお店だが、三浦産有機野菜を中心としたテークアウトも可能なヘルシーメニューが特徴だ。

 

おしゃれなカフェ風のインテリア
 

ランチも手頃な価格帯で、女子会、ママ会、誕生日会に気軽に使えるカジュアルスタイルキッチンである。

オー ナーシェフの相坂研太(あいさか・けんた)さんは「310円で食べられる夏バテに効くメニュー有りますか!?」と図々しく押しかけたユズリハに、あくまで も優しく「それでは夏らしくさっぱりしたもので暑さを乗り切るというのはどうでしょう? 『星子(ほしこ)』という梅リキュールをかけたシャーベットを 200円で提供していますが・・・」

キャー、お願いします!

 

すぐさまオーナーシェフ相坂さんに200円を支払う
 

梅リキュール星子(720ml税別3000円)
 

梅 リキュール「星子」は、その年に採れた厳選された梅のみを使って作られる無添加・単純濾過、限定生産のお酒。稀少なお酒だが、「36 Homemade」では直接取引で常備しているという。梅から名づけた「プララ杉田」の締めが梅リキュールを使ったシャーベットとは、おあともよろしいで はないですか。

 

自家製洋梨シャーベットに「星子」をかけた「梅酒がけシャーベット」(200円)
 

一匙(さじ)口に入れると・・・冷たい洋梨の爽やかな甘さを梅酒の甘酸っぱい香りとスパイシーな風味が包み込み、舌の上から一瞬のうちに消えてしまうマジック。

うんまいーーー!!!!!

 

言葉にならぬ
 

そして飲み込んだ後、ふわっと鼻腔に残る梅の余韻・・・なんなんですかこれは!

 

鶏レバーの後味を消し去る梅パワー
 

たった200円でこれほどの充実感が味わえるなんて! お料理も絶対美味しいはず。今度ランチを襲撃したいです~。

ありがとうございました!



残った110円の使い道は・・・

最後に残ったお釣り、110円をどうするかは決まっていた。

 

ネパール・インド料理「SUNGAVA(スンガバ)」
 

1階にあるネパール・インド料理 「スンガバ」を取りまとめ役にして「プララ杉田専門店会」がネパール震災緊急復興支援募金を実施していることを佐藤会長から聞いていたからだ。

 

ネパール料理はめずらしい
 

「スンガバ」は5年前「プララ杉田」にオープン。カレーを中心に、ナン、一品料理などを提供しているお店。

 

カレーを中心に豊富なメニューがそろう
 

2015(平成27)年5月1日から募金を開始し、6月中旬に締め切るまでに集まった寄付金は約4万5000円。全額が在日ネパール連邦民主共和国大使館に寄付される予定だ。

取材日は6月中旬、まだ締め切り前だったのでこの募金箱に残る110円を投入!

 

「スンガバ」店内の募金箱
 

かつて日本を襲った未曾有(みぞう)の災害、東日本大震災の際には「プララ杉田専門店会」はその団結力を生かして宮城気仙沼の復興支援に尽力。現在も定期的に同地の復興支援物産市などを開催している。

ネパール震災の報道もまた他人ごとにせず、即行動に移した実行力と人情に感銘を受けたユズリハ、微力ながらお手伝いさせていただきます。

これにて0円、初1000ぶら終了!



取材を終えて

駅ビルということで、最初はウインドーショッピングの気軽さで訪れた「プララ杉田専門店会」だったが、実は横浜初の再開発ビルであり、テナントは古くからこの地で商いを続けてきた老舗が多いということに驚いた。

さらに、その立地条件の良さに甘えず、商店街としてさまざまな試みにチャレンジし、地域住民と積極的なコミュニケーションをはかる姿勢に学んだ取材だった。

駅ビルだけど「人情商店街」、まだまだ盛り上がりそうな「プララ杉田専門店会」を、これからも応援したい。


―終わり―

 

【プレゼント】

曽根茶舗さんの水出し緑茶を抽選で1名様にプレゼント。

ご希望の方はお問い合わせフォームより、以下の情報を明記のうえご応募ください。
・お名前
・ご住所
・連絡先(電話番号)


 ※当選者の発表は、発送をもって代えさせていただ

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  • 知らぬ間に取材に来ていたのですね!!!!!!しかも、公開されていたなんて!  素敵です!プララ杉田の夏まつりも最高です!来年は、見に来てね!

  • ぷららにこんなにお店があったとは!毎日通っていましたが、知らぬことばかり^^

  • 激辛ラーメン「キングギドラ」。夏だからシーパラ行きたかったので、帰りに食べてみよう。

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