第1回 一関地ビールフェスティバル in 横浜の様子は?
ココがキニナル!
馬車道駅近くで9月25日まで行われている『第1回 一関地ビールフェスティバル in 横浜』ってどんな雰囲気?
はまれぽ調査結果!
一関で行われている日本最大級の地ビールフェスティバルを横浜に招いたイベントで、「ビールと食を通じた東北復興支援」という温かい雰囲気でした!
ライター:吉澤 由美子
醸造家みずから注いでくれる地ビールも
(続き)
「リンデマンス・クリーク」は、泡まできれいなピンクのビールだ。
そして、一関といえば『いわて蔵ビール(岩手)』
開会式で乾杯を行った佐藤さんが、ハンドルを何度も上げ下げしてビールを注いでいる。
普通は炭酸ガスを使うが、このサーバーは真空方式。昔の井戸のように何度も漕ぐことでビールを注ぐ。
そのため、最初はグラスの中が泡だらけだが、しばらくすると泡の下に液体が上がってくる。
上にふんわり乗った泡はなめらかできめ細かい
バーベキューの匂いに引き寄せられるフードブース
日曜日に行われる「牛1頭解体ショー」も待ち遠しい『いわて門崎丑』のブース
今日もサーロインにカルビ、ソーセージといったビールに合うラインナップがジュウジュウ焼けている。
こちらの牛は、ビール酵母カスなどの発酵飼料をはじめ、自分たちで配合した飼料を与えて、肉質をコントロールしたもの。
全頭検査を行い、放射性物質が未検出だった黒毛和牛「門崎丑」のみを使用している。
岩手県花巻市『高源精麦株式会社』の「白金豚(はっきんとん)」のみそ焼きブース
食べてみると脂がさらりと甘く、きめ細かな肉質で繊維が感じられないくらいもっちりしている。
ほかにも岩手の郷土料理「芋の子汁」や陸前高田産枝豆などがあり、大船渡水揚げのサンマ塩焼きも予定されている。
ビールが絆となって、人々がつながる
主催した「横浜みなとビアガーデン」オーナーであるM's Kitchenの菅原さんは、このイベントを今回限りのものにはしたくないと考えている。
1ヶ月前に決まったイベントにもかかわらず、こんなにたくさんの人が集まってくれた。
継続することが復興支援という当初から考えていた気持ちがますます強くなる。
フラダンスチーム「プルメリアガールズ」
「来年も必ずやります」そう言って、ビールにかかわる人間たちの絆の強さについて話してくれた。
「ビール醸造家は、ライバルというよりみんな信頼できる仲間なんです。だから、こういう機会に話すことをすごく楽しみにしている。それに……」一瞬いたずらっぽい顔になってから、「ビール好きは、たくさんビールを飲んでイヤな部分は洗い流されているんで、心がキレイなんですよ」と笑った。
取材を終えて
東北からいらしたみなさんのお話から、震災の被害の甚大さ、復活に向けて力を尽くされている現状、そしてなにより故郷への強い愛情が伝わってきた。
ここにはみんな、いろいろな困難を乗り越えてきている。
いや、今まさに乗り越えながら進んでいる過程がこの場所だ。
のんびりした雰囲気でビールを楽しむ
前々日、列島を吹き荒れた台風も去り、まだ雲が多いながら夏の名残を感じさせるオープンエアのビアガーデンは賑わっている。
心地よい風を受け、広々とした芝生にビールやフードのテントが並ぶ会場にはアットホームな一体感がある。
主催者の「ビールと食を通じて東北復興支援への気持ちをひとつに!」という思いが会場全体に伝わっていると感じた。
― 終わり―
『第1回 一関地ビールフェスティバルin横浜』公式サイト
http://www.deliriumcafe.jp/ichinoseki
開催日:9月23日(金)~25日(日) ※雨天決行、荒天時中止
24日:11時~20時
25日:11時~16時(牛1頭解体ショーは12:30~)
当日券:4杯2,100円
会場:横浜みなとビアガーデン(横浜市中区北仲通5-58-2)
アクセス:みなとみらい線「馬車道駅」2番出口より徒歩1分
お問い合わせ
一関地ビールフェスティバルin横浜実行委員会(横浜みなとビアガーデン内)
TEL:045-228-7340
※23日(金:祝日)のイベントの様子は以下のURLから見ることができます。
【イベントフォト】『第1回 一関地ビールフェスティバルin横浜』に訪れた人達
せったーさん
2012年03月24日 19時51分
むむむ、このイベント知らなかったです。ありがとうございました。