25年間ありがとう! ハマの「永遠番長」三浦大輔投手引退セレモニーの様子は?
ココがキニナル!
三浦大輔選手の引退試合は選手全員が背番号18を付けての試合となりました。当日のハマスタの声を聞いてきてください(fire_jiさん)
はまれぽ調査結果!
横浜のファンを愛し、横浜に愛された「永遠番長」は感謝の言葉を何度も繰り返し、25年の現役生活にピリオドを打った
ライター:田中 大輔
「ずーっと横浜」
試合終了後、まずはラミレス監督がマイクを取り、チームとしてもレギュラーシーズン最終戦のセレモニーが行われた。
ファンに感謝を述べたのに続き、「Aクラスに入ったことを誇りに思う。CSを勝ち抜き、日本一になることが次の目標だ」と話した。最後は、「みなさん、本当にありがとう!」と日本語であいさつし、今季のレギュラーシーズンを締めくくった。
ラミレス新監督のもと、今シーズンの戦いはまだ続く
その後、すっかりおなじみとなった花火を使った演出を、「ファイナルセレブレーション」として開催。
チームと三浦の花道を照らす豪快な花火
派手な花火で花道を作り、いよいよその時。
両軍の選手たち、スタンドを埋め尽くしたファン、数え切れないほどの報道陣。誰一人としてハマスタを後にすることのない中で、三浦大輔の引退セレモニーが執り行われた。
いよいよ別れのときが近づいてきた
25年間を振り返る映像が流されたのに続き、広いフィールドの中、ピンスポットを浴びた三浦が口を開き、「僕が勝って喜んでいると、それ以上にみなさんが喜んでくれて、それを見てまた喜べました。みなさんが背中を押してくれたから、ここまで倒れずに、前を向いて、一歩ずつ踏みしめて来られた」とファンへの感謝を伝えた。
何度も「感謝」という言葉を繰り返した三浦
「いろいろ考えてきたけど、頭の中が真っ白です」と話した三浦だが、「セレモニーを開いていただき最高に気分がいい。このまま時間が止まってくれればな、と思ってます」と万感の思いを紡いだ。
「家に帰れば支えてくれた」と家族にも感謝
スピーチの最後には、「今シーズンをもちまして現役を引退しますけども、これからも三浦大輔はずーっと横浜です。ヨ・ロ・シ・ク!」と、ファンが一番聞きたかったセリフを残し、大歓声を浴びながらマイクを置いた。
両チームを代表して東京ヤクルトの石川雅規(いしかわ・まさのり)投手、DeNAベイスターズの筒香嘉智(つつごう・よしとも)選手、そして家族からも花束を手渡されたのに続き、三浦はファンに最後のお別れ。鳴りやまない歓声に応えながら、グラウンドを1周した。
筒香選手から花束を受け取り、抱き合うハマの象徴たち
紙テープの舞う中、噛みしめるようにスタジアムを回った
途中、こらえきれず目頭を押さえる場面も
スタンドから伸びる無数の手。そのすべてに触れるように進む
ライトスタンド前では、チームメイトたちによって、背番号と同じ18回、宙を舞った。
この背番号18は「横浜ナンバー」として、大切に扱われることになったのはすでにご案内の通りだ。いつか、三浦のようにチームを牽引し、象徴となる存在が現れるまでは欠番となることが決まっている。
日本一を勝ち取って、もう一度胴上げを
晴れやかな表情でハマスタを回る
最後の瞬間までスタンドに手を振り続けた
ファンと最後の交流を終えた三浦は、再び仕事場であり続けたハマスタのマウンドへと戻り、25年分の思いを込めてスタンドに向かって深々と頭を下げた。
スタジアムの四方に向かって深く頭を下げる三浦
取材を終えて
今さらここで三浦がいかに偉大だったかを書く必要はないだろう。ファン歴の長い人には長い人なりの、短い人にも短い人なりの思いがあるはずだ。
ハマスタの関係者受付ロビーには、置き切れないほどの花が届けられ、辺りはむせ返るほどの香りに包まれていた。
球団OBや一足先にユニホームを脱いだ仲間たちはもちろん、他球団の監督や選手、芸能人に至るまでたくさんの人が三浦の門出に餞(はなむけ)を贈ったその光景は、いかに三浦大輔が愛されてきたかを改めて感じさせてくれるものだった。
三浦大輔が横浜にいた。
そして、これからも横浜にいる。
いつかまた、ハマスタで会えるはずだ。
それまでは、しばしのお別れ。
三浦さん、25年間お疲れ様でした。
さぁ、CSだ! 2016年、横浜DeNAベイスターズのシーズンはまだ終わらない。
―終わり―
陽気なヘンリーさん
2016年10月03日 20時05分
松坂選手!是非ベイスターズにきてこの背番号を引き継いでください!横浜ナンバー18
セイラーさん
2016年10月01日 12時30分
有給休暇の最後の日にハマスタで三浦選手を見送り、翌日定年退職で職場の同僚から見送られました。第2の人生の同期として、がんばりましょう。
ジョンソンさん
2016年09月30日 16時03分
間違いなく、いままでのいろんな名選手の引退試合の中で一番凄くて素晴らしい引退試合だったんじゃないかなと思います。番長もほんとによく投げてくれました。番長ありがとう!若手投手たちはこの姿を目指してがんばってもらいたいです。