「幸福のチケット」付き? 崎陽軒の限定弁当も味わえた「シーサイドラインフェスタ」の様子は?
ココがキニナル!
「シーサイドラインフェスタ」の今年の模様と、シーサイドラインが崎陽軒、横浜ウォーカーとコラボした特別なお弁当がキニナル(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
「リアル鉄道むすめ」のお披露目や、洗車する列車への乗車体験など、お楽しみ盛り沢山。当日限定発売の弁当にも舌鼓
ライター:紀あさ
引退車両展示
1989(平成元)年7月のシーサイドライン開業時から活躍し、2014(平成26)年5月に完全引退した1000型車両も路上展示されていた。
アスファルトの上に設置できるのはゴムタイヤ車両ならでは!
タイヤおっきい~
乗車も可能
ロングシートだけだった懐かしの1000型
運転台乗車も体験できた
金沢区のひろゆきくん(2歳)は、自動放送ボタンを押してニッコリ
このように数々の企画で、横浜キッズたちの笑顔をたくさん生み出していた。
鉄道関係以外ではシイタケ摘みや
動物園から来た大蛇など、さまざまなお楽しみも
当日は朝から雨続きの中で行われたイベントだっただけに、高架下で雨宿りする人たちも多くみられた。
それに気付いたシーサイドライン関係者が、急きょブルーシートを敷き、お客さんから「優しいね」との声があがるシーンもあった。
これが初代プロモーションガール小林さんのいう「社内の雰囲気の温かさ」なのかも
お花見もできそう
2代目お披露目!
会場中央にあるステージ前には、雨に濡れないようにと屋根付きの観覧席が用意されていた。
ちょっとひとやすみにも、いい
ステージプログラム
横浜ご当地お笑い芸人コンビの「横浜ヨコハマ」の司会で楽しく進行されるステージ。今年の注目は、2代目シーサイドラインプロモーションガールに任命された幸野(こうの)ゆりあさんのお披露目だ。
「リアル柴口このみ」と謳われた彼女、似てる!
シーサイドラインの藤田譲治(ふじた・じょうじ)社長から、認定証書とタスキを授かり
初代の小林さんからは、ティアラを受け取った
藤田社長は「初代はものすごく盛り上げてくれた。学生だったのでなかなか5人全員そろうことが難しかったが、幸野さんは一人で専属なので、これまでの5倍以上に活躍してくれることを期待しています」と激励の言葉。
認定証書を手に、パチリ。「こゆりんって呼んでください」(以下、呼びます!)
任命式の後、はまれぽの独自取材時間をいただいたので、桜の下で今の気持ちをひとこと。
「雨の中、任命式も見に来てくれてうれしいです。これから1年、がんばります!」
そして、こゆりんが、どれくらい「リアル柴口このみ」なのか、実証スナップ!
そっくりすぎる・・・!!
これから、シーサイドラインでは、彼女の声による閉まるドアの注意アナウンスも放送されるそうで、後半のライブの中ではその実演もあった。
どこからこんな「リアル柴口このみ」が誕生したのか。任命秘話を、シーサイドライン運輸部の二葉芳正(ふたば・よしまさ)営業課長に伺ってみると、始まりは初代の活躍をみて憧れていたという、こゆりんからのアプローチだという。
シーサイドラインとしても、ちょうど初代の卒業により、次代の募集を計画していた時期だったこともあり単独オーディションの運びとなった。
当時は、ロングヘアだったこゆりん(wikipedia commomsより)
オーディションの日に、リアル柴口このみを目指して、バッサリと髪を切り、ショートカットで現れたこゆりんの熱意が、社長にも伝わり、2代目に決定したという。これからの活躍が本当に楽しみだ。
横浜コラボのスペシャル弁当
そして、大トリとなったが、忘れてはならないのが、シーサイドライン×横浜Walker×崎陽軒のスペシャルコラボ弁当。フェスタ記念の1日限りの数量限定発売で、シーサイドラインの幸浦駅~福浦駅間往復の「幸福切符」(往復460円)が付いて1500円。
シーサイドライン駅一覧(同社HPから引用、赤字は筆者加筆)
幸福切符は鉄道ファンにうれしい硬券仕様
硬券とは、0.7mmほどの厚手の紙にあらかじめ印刷された切符を指す。戦後、切符の自動販売機の普及が進むと、券売機の中に装填できる枚数に限りがあるため、1960(昭和35)年から、現在のような軟券(薄い紙)に購入時に印刷する方式へと変わっていった。
平成初頭にJR東日本で硬券が廃止され、今では他社各線でも硬券の姿を見かけることは稀だ。なお、1989(平成元)年に運行を開始した横浜シーサイドラインは開業当初より軟券だった。
ひょうちゃんもオススメ、スペシャルコラボ弁当
横浜をともに盛り上げようという横浜3社の思いで生まれたというこのお弁当を、フリータイム中の「横浜ヨコハマ」さんにお願いし、持っていただきまして・・・
横浜×横浜×横浜コラボon横浜ヨコハマ!
はまれぽでは過去に、シウマイ弁専用のお茶のレポートをしたこともあるが、この弁当に合いそうなお茶は?
「水かな?」「なんでやねん!」
すみません、筆者の脳内で勝手にセリフを作ってしまいましたが、横浜市水道局とシーサイドラインコラボの、柴口このみパッケージのお水、気分的に良く合いそうだ。
さて、折角なのでコラボ弁当をじっくり味わいたいのと、硬券に書かれた幸浦駅・福浦駅がキニナッたので、フェスタ会場を出て、ひと駅移動し、幸浦駅で弁当を広げることにした。
幸浦~! ひと駅動けば静かなもので、ゆっくり食べられそう
崎陽軒の人におススメを聞くと「ピラフを味わってほしい」と言っていた
個人的においしかったのは、ケチャップ味がしっかりしみこんだナポリタンと、タルタルソースたっぷりのエビフライ、優しい味わいのポテトサラダ。お弁当初登場のさくさくパインクッキー「PINE CUBE(パインキューブ)」もマル。もちろんシウマイも!
ここで、幸せに食べ終わり、ふとキニナル疑問が脳裏をかすめた。
「この硬券、使ったら、どうなるんだろう?」
通常、硬券は大事にとっておく人の方が多いだろうが、もしも! きょうだけは鋏(ハサミ)を持った駅員さんがいてくれたりしたら最高だ! そんな妄想に抗えず、改札を出た。
しかし無人駅、そこにはただ、インターホンがあるのみ
インターホンのボタンを押し、硬券で乗車したいというと、「無人駅では硬券での入場は出来ません」と応答され、「でもこの駅からの乗車券なんです~」と食い下がる。すると驚きの、結末を迎える。
券売機の方へ移動するよう指示があり、そこにはビデオ通話が可能な別のインターホンが。そのインターホンに硬券を見せ、通話相手が硬券の番号を控えると、券売機から「硬券の変わりに使用できる軟券」が出てきた。
へ~~~! という感じなのだが、手元には無傷の硬券が残り、代替の軟券で乗車をすることができてしまった。
シーサイドライン無人駅、硬券の旅。
完全に予期せぬ結末だったが、硬券も軟券も手にできる、幸福で、とても「おいしい旅」だった。
幸福に福祉が付いて、福2倍! 幸福福♪
取材を終えて
この硬券乗車券をよく見ると、有効期限が2017年9月末までなので、お弁当を購入された方は機会があったら実際に乗車してみるのも楽しいかもしれない。さらによく見ると、このお弁当の切符台紙には「史上初!?の駅弁付き切符」と書いてあり、実は弁当が付録で、主役は切符なのかもしれないのだった。
史上初!? の駅弁付き「切符」だった!!
雨の中だったが、今年の入場者数は5000人。書ききれなかった魅力的なフェスタのプログラムがまだまだある。今後もきっとこのフェスタは続くことだろう。
また来年、お会いしましょう!
―終わり―
取材協力
横浜シーサイドライン
HP: http://www.seasideline.co.jp/
参考資料
JR EAST technical review No.4
画像出典 wikipedia commons
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=49214361
\(^o^)/さん
2017年04月15日 00時46分
幸野ゆりあの画像は本当にccなのかキニナルwww肖像権などの問題はないのかキニナルwww
ダボスさん
2017年04月14日 21時52分
ベッドタウン横浜のインフラを支えているのは港町神戸です。https://youtu.be/nv4gbG92Jr8
ushinさん
2017年04月14日 21時27分
「電車線文鎮」シーサイドラインなどの新交通システムだと軌道わきにあるが、早い話普通の電車では上につってある「架線」なわけで、それの輪切り文鎮も良く売られている、「架線」だが正式には「架空電車線」と言い、空中に吊ってある電車用の導線という意味なのだが、字だけを見ると「空想妄想の電車路線」みたいだ。ああ、それ鉄ヲタがよくデッチアゲてるネタっす。