横浜発祥のコンビニ「スリーエフ」がなくなってしまうって本当?
ココがキニナル!
スリーエフがローソンと業務提携し、「ローソン・スリーエフ」になるらしいが、スリーエフのオリジナル商品はなくなるの? 弘明寺駅前にあるローソンとスリーエフは、どちらか閉店するの?(はまっこ61号さん他)
はまれぽ調査結果!
「スリーエフ」は「ローソン・スリーエフ」になるが、今後も一部のオリジナル商品は継続販売される。弘明寺駅前の各店舗は存続予定
ライター:清水真由美
先行してスタートしている埼玉県の「ローソン・スリーエフ」に突撃!
先行してスタートしている千葉県・埼玉県の「ローソン・スリーエフ」では、実際にどんな外観・商品陳列をしているのかを直接見てみたくなり、埼玉県のローソン・スリーエフ川越木野目北店を取材した。こちらは2016年9月に改装した店舗だ。
JR川越線に乗り、川越駅の隣「南古谷駅」に到着!
徒歩13分ほどのところで、ローソンの看板が見えてきた!
国道に面しており、車での来客がほとんどのようだ
看板は「ローソン+スリーエフ」になっていた
いよいよ中へ・・・
お話しを伺ったのは、マネージャーの佐々木裕子(ささき・ゆうこ)さん。2010(平成22)年から勤務しており、スリーエフ時代も知っている。佐々木さんによると「『ローソン・スリーエフ』になってからは、売り上げが上昇しています。少し前に、近くに競合店ができて一時的に売り上げが下がったこともありましたが、今は回復して順調に営業しています」とのこと。
また、「お客さんはスリーエフ時代と同じように利用してくださっていますし、ローソンが開発した商品である『マチカフェ』のカフェラテが人気で、女性客が増えました」と笑顔で話してくれた。
「もちぽにょ」とともに。マネージャーの佐々木さん(顔出しはNG)
チルド弁当については、「スリーエフの弁当がよく売れています」と教えてくれた。スリーエフのチルド弁当は、独自開発してきたノウハウがあるので、ローソンの弁当と差別化できているためかもしれない。
チルド弁当コーナーは、ローソンとスリーエフの商品が1:1ぐらいで置かれていた
スリーエフといえばお寿司! ちゃんとありましたよ!
カツ丼は2種類あった。左がローソン、右がスリーエフ、どちらがお好み?
デザートは、「もちぽにょ」もローソンの商品も売れており、相乗効果を発揮している。
デザートコーナーの上段には「もちぽにょ」が!
「もちぽにょ」は3種類のフレーバーが販売。左は湘南ゴールド味
レジ横には、「もちぽにょ」湘南ゴールド味のポスターが張られていた
ローソンブランドの「Lチキ」や「からあげクン」の横にはスリーエフブランドの焼き鳥コーナー。この時間は準備中で、手前の台に焼き鳥が陳列されていた。
温かい焼き鳥は、晩御飯のおかずに使えそう
オーブンで焼いている、大きな焼き鳥。おいしそうだ!
大きな焼き鳥が1本この値段!
店舗入り口には、スリーエフの菓子コーナーがあった。県の特産品を集めて販売しており、埼玉県は瀬谷・入間の「せんべい味億本舗」のせんべいが並んでいる。直接せんべい屋さんに注文をし、発送されてくるそうだ。
地域限定の商品は、お土産にも使えそうだ
コンビニで地域限定のこだわりせんべいが買えるのはすごい!
こうしてスリーエフブランドの商品もたくさん陳列されており、スリーエフの強みがしっかり残った店舗づくりがされていることがわかった。
お客さんに突撃インタビュー
では、実際に購入しているお客さんはどう感じているのか、インタビューしてみた。
よくこの店舗を利用している小杉(こすぎ)あさみさんは、「昔からスリーエフを利用してきました。新ブランドになってからは、ポイントカードの『Ponta』が使えるようになってよかった。以前よりも商品アイテム数が増えていると思った」と話してくださりました。
近所のおばあちゃんと一緒に利用していた小杉さん
スリーエフのころから利用しているという女性は、「新ブランドになっても、特に変化は感じていない」と話されました。
スリーエフ時代から引き続き利用されている女性
若い男性の方は、「特に変化は感じられないし、商品が変化していることに気づかなかった」とのこと。
特に変化したことに気づかなかったと話された男性
ほかに、年配の女性は「スリーエフのころよりも野菜が減ったのが悲しい」と話され、「もちぽにょ」がスリーエフオリジナル商品であることを伝えると、興味をもったらしく、購入していった。
野菜が少なくなり悲しいという声があったものの、ほとんどのお客さんは、現在の品ぞろえやサービスに満足しているようだ。また取材中は、老若男女問わず常にお客の出入りが多く、幅広い層に愛されている店舗だと感じた。店舗の変化に気が付かない方も結構いたが、ここが神奈川県でないということも関係しているかもしれない。
最後に、店舗取材の協力をしてくださり、店舗まで駆けつけてくださった、エル・ティーエフの熊田光基(くまだ・こうき)さん、遠山翔太(とおやま・しょうた)さん、スリーエフの遊田さん、ありがとうございました!
引き続きスリーエフブランドの商品を楽しんでください♪
取材を終えて
加熱するコンビニ業界の競争の中、スリーエフは生き残りのために、ローソンの力を借りる道を選んだ。
今後は「ローソン・スリーエフ」「gooz」の1店舗1店舗の売り上げや顧客満足度を大切にして、ゆくゆくは拡大できたらという前向きな想いがあることも分かった。
スリーエフのオリジナル商品は、引き続き店舗で購入することができるだけでなく、ローソンの中でもしっかり強みと認識されて販売されていた。8月から、神奈川のスリーエフも新ブランドに随時転換していくが、改装したら足を運んでみてはどうだろうか。
※記事中で紹介した商品の中には、既に販売終了となった商品があります。
―終わり―
よこはまいちばんさん
2017年08月31日 16時36分
業務提携などの上手い話でスリーエフは契約しちゃったけど実質はローソンに買収されたダケ。「ローソン・スリーエフ」と言う店舗名称も買収ではなく提携として進めているので一種の誤魔化しのようなもの。数年間(1~2年?)程度の期間を経て、全店舗「ローソン」に完全変更されるだろう。既に「ローソン・スリーエフ」と言ってもデザインはほぼローソン。知らない人はローソン店舗としか認識出来ないよ! 使い勝手は別として地元企業が無くなってしまう/奪い取られてしまうのは極めて残念!
mirrorさん
2017年08月31日 13時42分
私にとっては、他系列のコンビニをぶっちぎって、あえてスリーエフに行く最大の理由は、フジスーパー系から流れて来る豊富な野菜のだめだった。深夜〜早朝の普通のスーパーが閉まっている時間帯でも、普通の食品スーパーと同等のクオリティーの野菜が、安く買えるコンビニなんて、他に無いですもんねぇ。そう言えば、神奈川三枚町店はどうなるのかな?店舗の半分がスリーエフで、半分が文教堂と言う特異なスタイル。雑誌やコミックスが中心とは言え、普通のコンビニには無い豊富な書籍が、24時間買えるってのが魅力。オープンした頃には、マスコミにも取り上げられる事が多かったのだけど。最近は最近で、普通よりも広い店舗の一角に冷凍ショーケースを置き、冷凍の鮭の切り身や、魚介類が並んでいたり、横浜の街中ではほとんど見かけ無い地方の特産品が並んでいたり。ユニークな品揃えで、足を伸ばして買いに行ったりしてたのだけど。
ないとらいだーさん
2017年08月25日 18時09分
そのうち、ローソンになるんだろうな。スリーエフの社員が6割も早期退職させられるのはすごいね。グーズもいつかなくなりそう