野毛大道芸フェスタ『野毛の祭2~SaiSai』の様子は?
ココがキニナル!
先週末に行われた、野毛大道芸フェスタ『野毛の祭2~SaiSai』はどんな感じでしたでしょうか?(KDHTさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
街全体が巨大なパーティ会場のようで、大人が本気で楽しめるお祭でした!野毛を愛している人たちに支えられた、暖かい雰囲気も印象的。
ライター:吉澤 由美子
幅広く老若男女が楽しめるパフォーマンス (続き)
その近くには似顔絵やフェイスペイントのテントがあって、こちらは小さな女の子たちに大人気。
ベーゴマやメンコのような昔遊びを紹介するコーナーもある。
待っている人が何人もいるほど似顔絵は人気
フェイスペイントは、クリスマスの絵柄から好きなのを選ぶ
他にも、ガマの油売りや路上寸劇『単騎の会』、2メートルを超すキンピカのリビング・スタチュー(生きている銅像)『ゴールデンマン』、懐かしいチンドン屋さんの『ちんどん芸能社』など、タイプの違うパフォーマーが会場を盛り上げる。
お囃子や南京玉簾という伝統的な演目もある
笑い声や歓声がさらに人を呼び、ステージの終盤に差し掛かると身動きが取れないほど。
それでも人が歩くスペースだけはボランティアのスタッフがきちんと確保して、パフォーマンスの邪魔にならないように誘導している。
こういうあたりも大道芸に慣れた野毛ならでは。
スムーズに安心して楽しむことができた。
人がつながり、街がつながる
このお祭を主催している、野毛地区振興事業協同組合の小林直樹さんにお話をうかがった。
「来年も11月か12月に野毛大道芸フェスタをやる予定です」と小林さん
―飲食店が自分の店の前で食べ物を売っているのは面白いですね
「その店のイチオシを店の前で売っていると、普段入らない店でも気軽に買っていただける。お祭を盛り上げようというのもありますが、味が気に入ったらぜひ店に来てくださいねという気持ちもこめています」
―しかも安いですよね
「食べものだけでなく、似顔絵も500円とかなり手頃です。全部、野毛価格でとお願いしているんですよ」
―三崎のマグロを売る露店もありますね
「同じ協同組合同士ということで、三崎朝市協同組合さんが第1回目からコラボしてくださっています。このお祭の名物ですね」
カマやトロ入りの角切り、ヅケなどが売られている
―それで街のあちこちに大漁旗があるんですね
「三崎の漁師さんたちの大漁旗をお借りしています。大漁旗は大きくて華やかなので、お祭気分が盛り上がりますね」
三崎のマグロを売っていたお兄さんたちにもお話をうかがってみると、野毛で買った三崎のマグロがおいしかったからと、三崎の朝市に来てくれる方が多いそう。街ぐるみのつながりは、しっかり根を下ろしているようだった。
大きなカマが2つで600円はお値打ち
取材を終えて
子どもが楽しめる場所がちゃんとあって、その上で大人の楽しみを満喫できるお祭。
金魚すくいやヨーヨー釣りにワタアメもうれしいけれど、「大人っていいな」と思えるこういったお祭は貴重だ。
大漁旗に大道芸。そして人の波。これぞお祭
多くの常連さんやボランティアスタッフに支えられている様子に、野毛の素晴らしさをなんとか広めたいという、街を愛してやまない人たちの気持ちが伝わってきて、手作りの暖かさを感じた。
※野毛大道芸フェスタ 『野毛の祭2~SaiSai』にいらしていた素敵な方々の写真はこちら!
【イベントフォト】野毛大道芸フェスタ 『野毛の祭2~SaiSai』に訪れた人達
― 終わり―
野毛大道芸フェスタ 『野毛の祭2~SaiSai』 公式サイト
http://nogesaisai.web.fc2.com/