年越しに山下公園で行われた「HOPE」というイベントの様子は?
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年越しに山下公園で行われた「HOPE」というイベントの様子はどうでしたか?
はまれぽ調査結果!
ほのかで美しい灯りが山下公園を飾る美しさに被災地である陸前高田市や横浜市の子どもたちの希望が託された意義深い年越しイベントでした。
ライター:吉澤 由美子
だれでも参加できるひかりの実作りのワークショップ
会場では、誰でも参加できる「ひかりの実ステーション」とうワークショップが行われていた。これは、ひかりの実作りから木に飾りつけるまでを体験できるもの。
LEDのライトとそれを包むフルーツキャップ(果物を保護する発泡ポリエチレン製の緩衝剤)、外側にかぶせる果実袋を渡され、クレヨンで果実袋に笑顔やメッセージを描く。
ズーホーさんとくまちゃん。楽しそうに絵やメッセージを描いていた
イベントがスタートした17時から1時間ごとに整理券が配布され、どの回もあっという間に行列ができる。
お話をうかがってみると、復興を願う気持ちを伝える意義ある年越しとしてこのイベントに参加しようとやってきた方が多かった。
山下公園の広場に置かれたテーブルとイスでは、順番に笑顔とメッセージを描く楽しそうな姿。
ひかりの実ワークショップは、お子さん連れのファミリーも多い
ひかりの実を木に下げる作業は脚立を使うので、横浜市内の高校生たちがサポートしてくれている。
後ろに、アーティストの日下淳一氏のキラキラ電飾スーツ姿も!
山下公園の木々にひかりの実が追加されていき、大晦日の夜が更けるにつれ木立の灯りは増え続けていった。
取材を終えて
ひかりの実のメッセージには、それぞれの希望や願いが込められている。ほとんどが、平和で楽しい2012年を願い、復興への想いを込めた内容だ。
笑顔と共に絆という言葉
「みんなが幸せになりますように」というメッセージとスマイル
中でも思わず何度も読み返してしまったものがあった。そこにはこう記されていた。
「2012年は、平和にすごすことができますように。今まで多くのことを望み祈ってきました。今回は希望のみを祈ります。みんなが元気ですごすことができますように」
心にしみたメッセージ
2012年の年明けは、自分の個人的な願いのほかに、多くの人が「おだやかで希望のある年に」と願ったのではないかと思う。そんな気持ちを端的に記したこのメッセージに釘づけになった。
2012年がどうかおだやかな1年になりますよう。復興へ向けて希望の光がさす年になりますよう。優しい光で美しく飾られた山下公園で、そんな気持ちを持つチャンスを得たことに感謝したい。
山下公園にあふれた横浜市と陸前高田市の笑顔
― 終わり―
横浜市文化観光局 『HOPE 横浜の子どもたちが贈る 希望 笑顔 元気』紹介ページ
http://www.city.yokohama.lg.jp/bunka/outline/miryoku/hope.html