整備されていく街なみを巡る、はま旅Vol.50「新横浜編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第50回は、整備されていく街なみを巡る、新横浜駅の旅。
ライター:橘 アリー
まぼろしの城跡へ!
正覚院の横の道から、山と言うか小高い丘の方へ向かって行くと、まぼろしの城跡があるという。
細い道の先には雑木林が!
草木がうっそうと茂っている
草木が生い茂った辺りに、篠原城と呼ばれているまぼろしの城があったようだ。
後北条氏が関東(武蔵の国)を征服するのに拠点としたのが小机城で、「篠原城」は「小机城」を支える「支城」だったそうだ。また、金子出雲が城主だったことから、別名「金子城」とも呼ばれている。
詳しいことがあまり分かっていないので「まぼろしの篠原城」と呼ばれているようだ。
ちなみに、金子出雲は戦国時代の人物で、地域の豪族だったが後北条氏に取り入れられて代官となり、後北条氏が豊臣秀吉に滅ぼされてからは、農民となった。
この篠原地域を中心に、子孫が残っているそうだ。
跡地の一部は、「篠原城址緑地」として、整備されるのだろうか
跡地の一部が住宅として開発されている
開発中の場所の横から、さらに上へ行くと、フェンスに囲まれた道がある。
フェンスは、土地が整備中なのと、民家もあるので、無断で人が立ち入らないようにする為のもののようだ。
勾配がキツイ所は、フェンスがあると安心感がある
人が一人通れるくらいの道幅だ
後ろには「新横浜プリンスホテル」が見える。
フェンスの向こうの景色は、この先、どのように変わって行くのだろうか。
再び、整備された街へ
来た道を折り返して、新横浜駅へ向かう。
帰る前に、駅ビル「キュービックプラザ」10階にある「アトリウム」で一休みすることに。
ここは、「クラッシックとモダンが融合する上質な空間」というコンセプトで作られているそうだ。
アトリウムの中央にある「サロン・ド・テ」というカフェスペース
タルトセットを注文。(1100円)
解放感のある吹き抜けの天井
キュービックプラザのエレベーター横からは、北口の景色が見渡せる
さっき見てきた景色が幻のように思えてしまうほど、整然とした光景が広がっている。
旅を終えて
大きな駅舎を挟んで、オフィス街と住宅地にわかれている新横浜地域。その雰囲気の違いの大きさに驚いてしまうが、それぞれ、「整備された快適さ」と「自然が残っている快適さ」があり、どちらも新横浜の本当の姿。
この先、住宅地周辺は開発整備されて行くのであろうが、作りものではない自然の姿が残るものであって欲しいと思う。
■今回のはま旅「新横浜」周辺
・「中華料理店イー☆チャン(YI-CHANG)」横浜市港北区新横浜2-14-25 アポロ新横浜第2ビル2F
・「サロン・ド・テ」横浜市港北区新横浜2-100-45 キュービックプラザ新横浜10F
・「新横浜天然温泉」横浜市港北区新横浜2-3-1 フジビューホテル西館B1F
・「正覚院」横浜市港北区大豆戸町1160
― 終わり ―
uechanさん
2017年10月01日 09時57分
私はかつて篠原口の方で生まれ育ちましたが、開発されていないからこその魅力があります。篠原中学校脇の林もだいぶ宅地化が進んだでしょうが、夏にはまだクワガタやカナブンが獲れるようですし。
ホトリコさん
2015年03月24日 13時20分
篠原口に用事があってかなり久し振りに利用して、セブンイレブンができたことにビックリ。だけどみんな思っているはずなのに、なぜかやはり取り残される篠原口です。
生粋のハマさん
2014年06月15日 23時54分
長年の疑問ですが、何故、篠原口は開発されないのでしょうか? 都会的な景観の北口とのギャップが凄すぎてずっと気になってます。