幸福に空腹を満たす旅、はま旅Vol.88「平沼橋編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第88回は、編集部・千葉扮する「千葉頭二郎(ちばがしら・じろう)」の、平沼橋駅周辺で幸福に空腹を満たす、「孤独のグルメ」(テレビ東京系列)の井之頭五郎顔負けのグルメ旅。
ライター:はまれぽ編集部
改札口はひとつ。
横浜駅からほんの1分、電車に乗れば着いてしまう場所にあるのに、なんだ、この、のんびりとした雰囲気は。こういう街、嫌いじゃない。
ちょっと歩いてみようか、平沼橋。
―時間や社会にとらわれず、幸福に空腹を満たすとき、束の間、彼・・・千葉頭二郎(ちばがしら・じろう)は自分勝手になり、自由になる。誰にも邪魔されず、気を使わずグルメ旅をするという、孤高の行為・・・。この行為こそが、現代人に平等に与えられた、最高の癒しと言えるのである―
まずは駅の北側を攻めるとしようか
横浜駅と平沼橋駅との距離は、なんと900メートル。近い。近すぎるだろう。
そういえば、「はまれぽ」でもその近さを取り上げたことがあった。
平沼橋駅・・・なんでも、帷子川にかかる「平沼橋」が駅名の由来だそうだ。
帷子川といったら、川の水飲み比べ調査で水ソムリエが「一番マシ」と言っていた川だ。横浜を流れる川の水を飲んだんだっけ。もう二度とやりたくない調査だったな・・・。
帷子川の支流。この水を飲んだとは、どうかしている
しばらく歩くと、趣のある店が見えてきた。
和菓子の・・・「伊勢屋」?
ぐっとくる、佇まい
長い旅になりそうだ。甘いものを補充しておくのも、悪くない。
どれも、おいしそうだ
店主のおすすめは「豆大福(110円)」と「栗ひとつぶまんじゅう(160円)」
素材の味が、生きている
甘いものが体内に吸収されていったのが、よくわかる。
ようし、元気がでたぞ。もうちょっと歩いてみよう。
かわいらしいメイドさんたちに、萌え萌えキュン
・・・ん、待て待て待て。メイドカフェ・・・だって?
「ホワイトブリム」とある。
ホワイトブリム・・・、ホワイトブリム・・・。そうだ。思い出した。
2011年末にオープンしたメイドカフェ。「はまれぽ」に記事が載っていた。
こんな機会だ。ちょっと顔を出してみるか。
初めての経験に、胸が高鳴る
この日は、“みる”ちゃんのバースデーイベントらしい。特別メニューも用意されているようだ。
よし、それじゃあ「“みる”クレープ(1000円)」と「“みる”クジュース(1000円)」をいただこうか。
※特別な許可を得て撮影しています
先日バースデーを迎えた“みる”ちゃん
「あ・・・お写真の撮りやすい場所に置きますね」
まずい、気を使わせてしまった。
それにしても、この気配り。つい虜になってしまいそうだ・・・。
いかん、いかん。仕事中だぞ
最後は、メイドさんたちの「行ってらっしゃいませ」に見送ってもらった。悪い気はしない。
今度は、ゆっくりコーヒーでも飲みに来ようかなぁ。
そんな、気を使わないでください
交通量の多い街・・・便利と見るか、危険と見るか
メイドカフェのすぐ前に、ずいぶん交通量の多い交差点がある。
「浅間下交差点」・・・?
「はまれぽ」で取り上げた、2011年に事故が一番多かった交差点じゃないか。こんなところにあったのか。どれ、上から眺めてみるか。
この交通量。なるほど、多い
浅間町交番の裏手に公園があった。名もない児童公園・・・とでも言ったところか。
かわいい遊具もあって、子どもたちの歓声が聞こえてくるかのようだ。
ちょっと休憩。戦士の休息・・・っと
平沼橋には、こういう児童公園がけっこうある。せわしない横浜駅からすぐ近く。子どもを育てる家庭には住みよい街かもしれない。ちなみに、この公園は「浅間下公園」というそうだ。
・・・けっこう、そのまんまだったな。
ちょうど、子連れのお母さんがいらっしゃった。どうですか、この街の住み心地は。
橋本さん親子は、平沼橋に住んで5年
「自転車でどこにでも行けて便利ですよ~。公園もたくさんあるし、買い物にも困らないし。でも、この子くらいのお子さんを持つお母さんの間では、意見が真っ二つに分かれるみたいです。便利だからいいって人と、交通量が多くて怖いって人と」
なるほど・・・。近くに事故が多い交差点があったら、それはもっともな意見だなぁ。
それにしても、腹が減った
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