港北区岸根町の住宅街にある「完全に民家な中華料理店」ってどんなとこ?
ココがキニナル!
岸根町の住宅街の一角に、完全に民家な中華料理店があります。一度だけ入ってみて、あまりに「民家」そのままでびっくりしました。親戚の家で食べてる感じでした。ぜひ取材してください(トラズキノコさん)
はまれぽ調査結果!
2006(平成18)年から自宅で中華料理店を営む「上重朋文」さん。若いころから「一流の味」を追い求め、人のつながりを大切にする料理人の店だった。
ライター:はまれぽ編集部
岸根公園の住宅街に、「完全に民家」な中華料理店があるという。
「家族経営のお店」や「アットホームなお店」というのは「はまれぽ」で何度も紹介しているが、“親戚の家で食べている感じ”とはどういうことか。現地を訪れた。
「親戚の家で食べている」感じのお店
横浜市営地下鉄「岸根公園」駅から徒歩5分ほど、県道12号を小机方面に歩いたところに、その店を見つけた。
閑静な住宅街の一角に・・・
「ラーメン」ののぼりが
そのお店・・・というか住宅をよく見ると、「ラーメン」と書かれたのぼりのほか、メニュー表や「営業中」の看板、「いらっしゃいませ」と書かれた張り紙などが掲げられている。
メニュー表。・・・の前には自転車
おそるおそる玄関をくぐり、ドアの前へ。
「営業中」で「いらっしゃいませ」。ウエルカム状態ではある
チャイムが見当たらないので、なんの合図もしないままドアを開ける。すると、「チリンチリン」とドアベルが鳴り、奥から優しそうなご主人が「いらっしゃい」と声をかけてくれた。つい「お邪魔します」と答えてしまう。
靴を脱いで中にお邪魔すると、確かに「完全に民家」・・・
見まわすとメニュー表があった
奥にソファや食器棚が見える。テレビからは高校野球神奈川県大会の音が流れている。扇風機の音が涼しげだ。やがて、先ほどの優しそうなご主人が注文を取りにやってきた。取材のお願いをすると、「そうですか、どうもありがとう」と快諾してくれた。
人との出会いを大切にしてきた48年間
お話を聞かせてくれたのは、この店のご主人・上重朋文(じょうじゅうともふみ)さん。
朋文さんは今年で72歳。お若い!
自宅の一部で中華料理店をはじめたのは2006(平成18)年11月。「もういい歳だし、いつまで続けられるかわからないから」というのが、店舗を持たなかった理由だ。
本当に「親戚の家にいるみたい」