「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル」の上部に女神像が建っている?
ココがキニナル!
「インターコンチネンタルホテル」の、一番細くなっている壁が溝のようにへこんでいて、その溝の中に「天使の像?」がすっぽりと収まっていました。何で天使の像があるのでしょう?(ねこぼくさん)
はまれぽ調査結果!
横浜の繁栄を祈る「みちびき」という名の女神像は、「風をはらんだヨットの帆」を模したホテルの最頂部に、帆船の「船首飾り」に見立て設置されている
ライター:河野 哲弥
横浜は女神に守られていた?
臨海部に建つ建物群の中で、ひときわユニークな形状を誇るのが、投稿にあったパシフィコ横浜内に建つ「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」。
ヨットの帆をモチーフにした半円形の外観と白さが映える、横浜のシンボル的な存在である。
横浜のシンボルとして愛され続ける同ホテルの外観
投稿によれば、同ホテルの上部に、天使の像があるという。
今まで何度となく見かけていた景色だが、そのような存在に気づくことはなかった。まずは、本当にあるかどうか、確認をしてみよう。
ホテル建物の頂上部、画面中央のくぼみに注目
確かに、翼の生えた像が設置されている
この像は、ほぼ東南東の方向、大さん橋の先端を望むかのように設置されている。
いったい誰が、何のために設置したのだろう。そこで、「ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル」に取材を申し込んでみた。
パシフィコ横浜全体が、海をモチーフにしていた
話を伺ったのは、同ホテル広報担当の川井優子さん。先日掲載した「ひよこちゃん部屋」の記事でもお世話になり、「はまれぽ」では常連。
同ホテル広報担当の川井さん
さて、本題に入る前に、パシフィコ横浜についておさらいしておこう。
川井さんによると、パシフィコ横浜の建物は、全体で「海」との一体感を表現しているらしい。
「展示ホール」は、さざめく「波」をイメージ
「国立大ホール」は、「貝殻」をイメージ(Google Mapより)
「会議センター」は、波に反射する「光」をイメージ
そして、同ホテルが、風をはらんだヨットの「帆」となる。
「パシフィコ(Pacifico)」とは、pacific(太平洋)とconvention(催事)を結びつけた造語。この機会に、正しい理解をしておこう。