以前の記事への大きな反響からも伺えるように、多くの人から愛されている“ザ・ハマッ子の誇り”カレーハウス　リオ。なかでも第一号店であり、長年親しまれてきた相鉄ジョイナス店がまさかの閉店！？　半ば信じられない気持ちで、現地へと向かう。

相鉄ジョイナスといえば、2階より上のファッションフロアも大きく変わった。正確にいえば「変わりつつある」段階だが、「ジョイナス女子」世代ド真ん中の三浜としては、既に実感値としてはかなり高い。
　

足を踏み入れれば必ず目に触れる、この言葉

その波が地下の飲食街にも、と、考えてみれば不自然なことではないが、あのオレンジがかった照明の、すこし古めかしい雰囲気が相鉄ジョイナス地下階の味だったのではないか、とも思う。
　

相鉄ジョイナス地下1階、味彩小町は約半数が改装中。そして
　

「お知らせ　当店は5月6日をもちまして・・・」
　

半年ぶりに訪れたカレーハウス　リオ。投稿の通り、店先には張り紙が。
閉店。リオはこの場所からなくなってしまう。
そのことだけを告げる張り紙が、控えめながらも強い存在感を放っていた。

三浜が全フロアを歩きまわってほかの店舗を確認したところ、壁には「閉店」の文字がちらほら。リオが店を構える、相鉄ジョイナス地下１階ファンシーレストランアベニュー及び地下2階グランダイニング全42店舗のうち、5店舗の店先で「閉店のお知らせ」の掲示を確認。
　

この文字を見るとどことなく寂しい気持ちになる

「大阪ぼてじゅう」は、店先での掲示がなかったが、店員さんに確認したところ閉店するとのこと。地下1階「ファーストキッチン」「大阪ぼてじゅう」「魚敬」「スタジオバール」、地下2階「nish（ニッシュ］」の計5店が、「カレーハウス　リオ」と同日の5月6日に閉店を迎える。
　

閉店！？　と噂の立った「勝烈庵」は、ザ・ダイヤモンド店のみの閉店

既に閉店し、仮囲いで覆われている「とりろう（2014<平成26>年1月26日閉店）」「イタリアントマトカフェJr.（同年3月29日閉店）」をあわせ、地下1階ファンシーレストランアベニュー、地下2階グランダイニングで計8店舗が閉店、というのが相鉄ジョイナス地下街の現状だ。
　

閉店情報は、どこで得られる？

不思議なのは、どんなに歩きまわっても各店舗以外では閉店情報が掲示されていないこと。相鉄ジョイナス地下階の改装に際して多く寄せられたキニナルのなかに「運営元はなぜ閉店情報をサイトに公開しないのか？」といった投稿も。確認してみると、公式サイトのフロアガイドから、閉店する店舗が消えていた。
　

左下の区画が今回の閉店店舗。無印の謎の空間に（ジョイナス公式サイトより）

館内で入手できる「フロアガイド」および「レストランガイド」には、5月6日に閉店するという情報の記載があったが、この周辺に馴染みのある人は、なかなか手に取る機会がないかもしれない。
　

「フロアガイド」では灰色で表示
　

「レストランガイド」では灰色の線で囲まれていた
　

既に閉店した店舗については掲示があるけれど・・・

こうした情報の少なさが、「相鉄ビルマネジメントは、閉店情報の開示をしていない？」という投稿がきた理由なのかも。この先、相鉄ジョイナス地下階はどうなるのか・・・。ぜひ知っておきたいところだが、相鉄ジョイナス飲食店の運営元である相鉄ビルマネジメントに電話をしてみたところ、「後日改めて取材を申し込んでほしい」とのこと。

大々的に情報開示をしていくのは難しい、という運営側の事情もあるのかもしれないが、三浜が掲示の写真を撮影している際にも女性客が「えっ！　あのお店なくなっちゃったの・・・」と驚いている姿が印象的だった。