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和菓子屋なのにマドレーヌの香りがする金沢文庫にある「菊月」の「タオルおやじ」の正体は?

ココがキニナル!

朝行くとなぜかマドレーヌの香りが店内に充満している金沢文庫の和菓子屋「菊月」の「タオルおやじ」って何者?お店のメルマガには、野球ネタや政治ネタが異様に長く書かれていてキニナル。(まさしさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「タオルおやじ」は、野球好きで時事にも一言物申す和菓子処「菊月」三代目店主!家族で食べられるお菓子「まっ!ドレーヌ」を考案、人気商品に。

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ライター:大和田 敏子

金沢文庫にある和菓子屋「菊月」の「タオルおやじ」? 何だそれは? 
今回のキニナル、一読して、とにかくおもしろそうと興味がわいた。和菓子屋さんのメルマガなのに、野球ネタや呑み話、政治ネタとは・・・。
一体どんな理由で、どんな人が書いているのだろう。ぜひ、お会いしたい!
 


京浜急行金沢文庫駅から徒歩10分、和菓子処「菊月」




タオルおやじってどんな人?

自称「タオルおやじ」、「菊月(きくげつ)」店主・花博一(はなひろかず)さんは、この方!
 


「タオルおやじ」の由来は一目瞭然


和菓子処「菊月」は、60年ほど前に創業したお祖父さんの代からの店。いわば三代目だが、敢えて店を継いだという言い方をしない。昔ながらの和菓子店を一新したという自負がある。
「店を継ぐつもりはなかった」という花さん。大学卒業後は、検査技師として病院に7年間勤務。病院での人間関係に煩わしさを感じ、家業への転身を考えるようになったという。当時を振り返ると、「和菓子の世界を甘く見ていたところもある」と花さん。

9年間、他店で修業。若い見習い職人に交じって、住み込みで朝7時から夜9時まで働き、和菓子作りの厳しさを知るとともに、レベルの高い店で多くのことを学んだ。時代に合った魅力ある商品をつくることや、贈答品に利用できるような日持ちする商品を作る必要があると感じたという。花さんが「菊月」を任されるようになったのは、1998(平成10)年、38歳の時だった。
 


話をうかがったのは、5000個の「カリッと饅頭」のあんこ作りの真っ最中
 

「カリッと饅頭」のベース。これを油で揚げて使用


一度に5000個ものおまんじゅうを作ることができる秘密は、それらを収めるのに十分な大きさの3台の大型冷凍庫の存在。お菓子のベースを作り保存することで、効率化を図っているという。
 


店の裏手に並ぶ大型冷凍庫
 

ちょっとだけ、開けていただく
 


何種類ものお菓子のベースを保存




和菓子屋なのに、マドレーヌの香り!?

キニナル「和菓子屋なのに焼きたてのマドレーヌの香り」についてうかがった。
「お菓子は女性と子どものために作る!」と花さんは言う。昔ながらの栗まんじゅうのような和菓子を子どもたちはあまり食べない。そこで考えたのが、家族みんなが喜んでくれる洋菓子を作ること。
 


「まっ!ドレーヌ」(150円)、チーズ風味とチョコの2種類


普通、マドレーヌには全卵を使うが、「まっ!ドレーヌ」は卵白のみを使用。そのため、あっさり食べられる。
店の一番の人気商品、スイートポテトには卵黄のみを使うため、残ってしまう卵白の有効活用する意味もあったとこっそり教えてくれた。コストが抑えられ、低価格でお客さんに喜んでもらえる商品を作ることができた。
 


食べごたえのある大きさの「まっ!ドレーヌ」


インターネット上で公開されているレシピや、洋菓子店の友人のアドバイスを参考にし、卵白の臭みを消すために、発酵バターとチーズを使ったオリジナルレシピだ。チーズの香りがかすかにするあっさりした味だが、かなり大きく食べごたえがある。
 


卵白を使っているためか、少し白っぽい


家族がそろう日には、みんなでおいしいお菓子を食べてほしいという思いから、土日祝日には、焼き立てのものを100円で販売している(日持ちのための包装はしていない)。焼き立ては香りが良く、これを目当てに予約してくれるお客さんもいて、1日で100個以上売れることも多いとか。

つづいて、話題に上ったスイートポテトについて。
「菊月」のスイートポテト「かねさわ一番ポテト」は、「横浜金沢ブランド」に選ばれているほか、「街なかちょい土産(全10商品)」に認定、2013年に実施された「ガチでうまい横浜の商店街あまいものNO.1決定戦(ガチあま!)銅賞」を獲得した商品だ。
 


かねさわ一番ポテト(160円)


「街なかちょい土産」の認定は、開港150周年を記念して行われた
 


横浜市内の商店街で親しまれる“あまいもの”を投票により決定!


花さんがこれを考案したのは、修業時代のこと。修業していた店のいもようかんは、砂糖が入らないさっぱりしたもので、日持ちがしないため、ベースになるものを冷凍していた。これをほかに利用できないかと、レシピを調べながら試行錯誤し、発酵バターなどを混ぜて、スイートポテトを作った。これが現在の菊月の「かねさわ一番ポテト」になったのだそう。
 


こんがり焼き色がついた「かねさわ一番ポテト」


いただいてみると、サツマイモの旨みがぎっしり詰まったスイートポテト。しっとりしていて、とてもおいしかった!
 


奥にあるのは、「生どら焼き」(抹茶、180円)