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復刻版まで登場!? 瀬谷区のご当地かるた「瀬谷歴史かるた」について教えて!

ココがキニナル!

「瀬谷歴史かるた」なるものがあるそうです。群馬の「上毛かるた」のようなものでしょうか?その他の区にもあるのでしょうか?気になります(たこさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

1980年に作られた、瀬谷区にまつわる歴史や民話、旧跡などを題材にしたかるた。昨年には復刻版も作られ、毎年1月に小学生向けの大会も開催されている

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ライター:田中 大輔

『い』ぬも歩けば棒に当たる。
関東(江戸)に伝わるいろはかるたがこの札で始まるのはご承知の通り。
関西(上方)では「一寸先は闇」で始まるそうで、いずれもよく知られたことわざが使われている。
 


今回の主役のかるたはコチラ

 
ところが、この画像のいろはかるた。『い』の札にはイヌもいなければ、闇の要素もなし。描かれているのは黒い馬とその馬を引く人が歩く姿だけだ。

これこそが今回のテーマ、「瀬谷歴史かるた」の一枚目の札なのだ。



子どもにも分かるように



瀬谷歴史かるたはその名の通り、瀬谷区で作られている、いわゆるご当地かるただ。
瀬谷区役所を訪ね、地域振興課の佐藤さんと井戸さんに詳しい話を聞いた。
 


竣工から2年半。まだまだ新しい瀬谷区の庁舎

 
おふたりによると、瀬谷歴史かるたは「瀬谷区内の歴史や民話を題材にしたかるたで、1980(昭和55)年に区と区民の協働で作られたのがはじまり。1997(平成9年)に再発行、2013(平成25)年12月には復刻版が制作された」ものだそうだ。

実は、横浜市内にはご当地かるたがいくつか存在している。
例えば、「こうほくかるた」や「平成西区かるた」、「とつかかるた」、「泉区郷土かるた」、「ワッくん鶴見カルタ」などなど。
 


これは「ワッくん鶴見カルタ」

 
筆者が調べた限りでは、横浜市の「ご当地かるた」は横浜市全域を扱ったもの(4種類)から、青葉区、泉区、栄区、港北区、西区、南区、戸塚区、金沢区、保土ケ谷区、鶴見区などの区単位のもの。さらには、鶴見川流域を題材に市境を越えたものまである。

ただ、その多くは1990年代以降に作られたもの。これらに比べると、瀬谷歴史かるたは30年を超える歴史を持つかるたということで、古い部類に入る。

先述の通り、区内の歴史・民話をテーマにしていて、例えば冒頭の写真の『い』の札は、厚木方面から横浜へ続く神奈川道(相州道とも)の武相国境の目印だった六本松を読んだものだ。

このほかにも、『頼朝が夜陣を張った諏訪明神』、『農村に設立開業瀬谷銀行』といった具合に、瀬谷にちなんだ札がいろは49枚そろっている。
 


読み札の裏面には詳しい解説も添えられている

 
「きっかけは、『瀬谷区の歴史』という郷土史をまとめた本でした」と井戸さん。
この本は、どこの区にもあるような区内の歴史をまとめた書籍で、「区民の方が発刊委員会を組織して作成していたのですが、その中で子どもにも分かるようなツールもあるといいねとなって、かるた作りに取り組んだようです」とのこと。

区の歴史を知ってもらう上で、大人であれば本を読めば事足りるのだが、子どもに同じ本を見せてもなかなか理解はできない。そんな発想から、遊びながら歴史に触れられるようにとこのかるたを作ることを思い付いたというわけだ。

今では、地域の歴史や魅力を伝えるために「瀬谷歴史かるた」を授業に取り入れている小学校もあるそうだ。