突如閉鎖が決まった代々木ゼミナール横浜校。閉鎖後、そのビルはいったいどうなる?
ココがキニナル!
閉鎖される代ゼミ横浜校が閉鎖後何になるのかが気になります。(だいさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
代々木ゼミ横浜校のビルは代々木ゼミ所有の物件であるが、閉鎖後の用途は現在未定。
ライター:人見 静馬
代々木ゼミナール(以下:代ゼミ)が全国的にキャンパスを閉めるというニュースは記憶に新しい所である。しかし、それらが閉鎖後どうなるかというニュースは、寡聞にして知らない。
代ゼミといえば、受験戦争に無関係だった人間であっても一度は聞いたことがあるであろう予備校である。当然キャンパスも多い。それらの処分はどうするのだろう?
横浜校閉鎖後の処遇に迫る!
代ゼミ横浜校
まず、どうして全国的に名前の通った予備校が、ここまで全国的に校舎を閉めることになったのだろうか。「現役志向の高まりや、少子化に伴う受験人口の減少などの時代の流れに対応するため、校舎集約を行うことにした」という理由をニュースなどで聞いてはいるが、どうも実感が湧かないのが実際のところだ。
第一、全校舎を閉めるわけではないのなら、人が集まっているであろう横浜校は残すべき校舎筆頭ではないだろうか?
まぁ、そんな推測を幾らしようが、代ゼミがコメントしている以上何の意味もないことなのだが・・・。
ともあれ、まずどういった立地条件なのかを確認に向かう。
横浜駅北改札で出て、きた東口へ
すぐに現れる月見橋を渡る
しばらくまっすぐ進むと、ようやく代ゼミの建物が見えてくる。
線路沿いの道の
ここを右折
5分ほど歩いて目に入ってきた代ゼミの建物は、想像よりずっと大きかった。これは、閉鎖しますといって1日2日でできるものではない。きっと社員の方は大わらわだろう。
頭1つ抜けて大きい
そびえている
まだ掲げられた入学受付が、閉鎖が急であったことを推測させる
さて、このビルをいったいどうするのだろうか。パッと見、何かテナントを入れられるようにも思えない。さりとて、取り壊すというのもどうだろうか。
このタイトな立地条件で取り壊すのは大変そうだ
ここで3人ほどに聞き込みを行ってみるが、皆さん閉鎖の話は知っているものの、これから先校舎がどうなるかということは知らないらしい。何かができるらしい――という噂すら立っていないようである。
しかし、何かのテナントが入るにしろ取り壊すにしろ、周囲に経済的な影響は出るだろう。取り壊されれば当然そこを訪れる人数自体が減るし、テナントが入ればそこを出入りする層が一気に変わる。であれば、集う人々の考えることも変わってくるだろう。
例えば、学生と社会人では好みも違えば利用する店舗も違う。その最も顕著に現れるであろうお昼時など・・・
まぁ長々書いたが、要するに向かいのラーメン屋さんが心配なのである。
代ゼミ校舎の向かいにラーメン屋さん「横濱家」
いかにも若者が好きそうなラーメン屋さんである。この立地であれば、必ずや代ゼミ生が大挙して訪れているはず。筆者など、学生時代はラーメン屋で瓶ビール片手に何時間も駄弁ったものである。
暖簾をくぐり、店長と思しき方に代ゼミ閉鎖の影響を尋ねる。すると、返ってきたのは意外な答えだった。なんと、影響は全くないだろうというのだ。どういうことなのだろうか。
どうも、こちらのラーメン屋さんの客層は主にサラリーマンを始めとした社会人で、学生らしき若者がきても、それは極稀(ごくまれ)なことなのだという。実感として、代ゼミ生の利用が殆どないと考えているのだ。
この距離感で殆ど利用なし
それに対するラーメン屋さんの分析はこうであった。
「若者は、ラーメンよりも安価なコンビニ弁当や牛丼屋に行っているのではないか」
なるほど。ということは、仲間内で駄弁って時間を潰すようなこともしていないのか。代ゼミ生、随分とストイックなようである。