横浜駅周辺に意外なスポットを発見! 「超穴場」屋上施設を徹底レポート!
ココがキニナル!
航空写真を見ていて思ったのですが、相鉄横浜駅やヨドバシカメラ横浜店などビルの屋上で何かスポーツが出来るようなコートがある場所って意外とあるみたいです。(濱のホタルさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜駅近くにある屋上のスポーツ施設2件「クーバー・フットボールパーク」「Shunsuke Park Soccer School」をご紹介!
ライター:松宮 史佳
投稿によると、横浜駅近くにあるビルの屋上にはスポーツ施設があるらしい! インターネットで調べてみると、「相鉄ジョイナス」「そごう横浜店」「ヨドバシカメラマルチメディア横浜(以下、ヨドバシ横浜)」の屋上にフットサル場がある。ちなみに「ヨドバシ横浜」の屋上は「学校法人岩崎学園」のフットサルコートになっており、「横浜FCの生徒のみ利用できる」とのこと。
ざっと調べたところ、屋上施設はビアガーデンのほか、約8割がフットサル場。横浜市内には民間のフットサル場やスポーツクラブや幼稚園が所有する屋上スポーツ施設が存在。「意外と幅広い屋上スポーツ施設があるんだなあ」と気づく。少なくとも10件以上の屋上スポーツ施設が存在するようだ。
今回は需要が高い横浜駅近くにあり、“一般人が利用可能”&“雨でも濡れずに行くことができる横浜駅直結”のフットサル場2件をご紹介する!
誰でも気軽に利用できる「クーバー・フットボールパーク」
横浜駅西口直結の「相鉄ジョイナス」へ。エレベーターで9階に上がる。
JR横浜駅中央改札から3分ほどで「クーバー・フットボールパーク」に到着!
支配人の前村聡(まえむら・さとし)さんにお話を伺う
クラブハウス内
「クーバー・フットボールパーク(以下、クーバー)」は2003(平成15)年にオープン。「もともと駐車場だった所をフットサル場にした」そうだ。ちなみに名の“クーバー”とは人の名前なんだそう。クーバーはオランダ人の指導者。1970年代後半、当時のサッカー界に欠落していた「テクニックを生かしたプレースタイルに重きを置く画期的な指導法」を確立した人物らしい。同施設ではクーバーのコーチング法を踏襲し、ボールマスタリー(ボールを自在に操る能力)や1対1のテクニックを指導する。
“クーバー”は人の名前だった!
「クーバー」の利用者の年齢層はさまざまで、幼稚園児から社会人までと幅広い。夕方には子ども向けのクラスを開講。大人を対象としたビギナークラスや個人参加型クラスも昼夜ある。昼のクラスは火水金の正午から。夜のクラスのスタートは曜日によるが午後7時半、または午後9時半からなので仕事帰りにも通いやすい。
清潔なロッカーやシャワー室(3つ)も完備している
個人参加型のクラスは1人で参加する人も多く、「(お客さん同士で)友達になることも多い」そうだ。中には生徒同士で仲よくなり、チームを結成する人もいるとか。個人参加型クラスは毎日開講しており、時間帯は曜日により異なる。また、時間は1時間半から2時間。入会金は無料。定員は15名から20名ほど。料金は税込で1回あたり1600円(単発での申し込み可)。思いのほかリーズナブルでびっくり!
毎日個人参加型クラスが開催されているので通いやすい
毎週火曜日にはレディースクラスを開催。「なでしこジャパンの活躍により人気が上向き」とのこと。定員は24名まで。客層は、20代から30代が中心。「フットサルをやってみたい」という初心者から経験者まで、幅広い人がクラスに参加している。料金は税込で1回あたり1100円とリーズナブルだ。
レディースクラスは毎週火曜日の午後7時半から午後9時半まで
1クラス参加につき10ポイント加算。100ポイント貯まると「1回クラス参加無料」。または「400ポイントでボール1個」が進呈される。
予約は2週間前から可能。ホームページや電話、フロントで行う。平日午後7時スタートのクラスのキャンセルは当日の午後4時まで無料。午後9時半開始のクラスは午後6時までキャンセル料はかからない。以降、規定を過ぎると1100円キャンセル料がかかる。クラスは最少人数が集まれば「雨天決行」。個人参加クラスの最少開催人数は9名。ビギナーとレディースクラスの場合は7名から。
コートはA・B・Cの3面で大きさはそれぞれ異なる
Aコートは「35メートル×18メートル」。Bコートは「26メートル×13メートル」。Cコートは「32×15メートル」。
コートはメンバー・ビジター、どちらもレンタル利用が可能。メンバーになるにはチームで登録し、料金は1万800円。有効期限は1年で以後は更新料(1万800円)がかかる。コートのレンタル料は平日や休日により異なるが、平日一番安いコートはメンバーで1時間6480円から。ビジターの場合、レンタル料は9720円からレンタルできる。なので、定期的にコートを使用するならば、メンバーになった方がお得。コートには砂入りの人工芝をしているため、膝に負担がかかりにくいそうだ。
コートレンタルのキャンセルは当日の9営業日前までは無料
当日を含む8営業日前からコート利用料金の半額。4営業日前はコート利用料金の全額かかる
お話を伺ったところで前村さんにコートまで案内していただくことに! クラブハウスを出て外へ。
夜景をバックにフットサル!
コート前にはずらっとベンチがあるので休憩できる
フットサル場は屋上にあるため、「ボールが落ちたらどうするんだろう」とギッシー(編集部・山岸)と心配する松宮。
ボールが下に落ちないよう、天井には網が!
「・・・考えてみれば当たり前だね・・・」と納得する2人
クラスを担当する中西健さんを直撃!
中西さんは山梨県出身、クーバー・アカデミー・オブ・コーチングを卒業し、コーチへ。サッカー歴は20年ほどだそう。
取材当日は「台風直撃の後」。普段は定員いっぱい集まるが、今日は10名ほど。「これはかなり少ない方」とのこと。生徒の年齢層は日にもよるが、20代から40代くらいまで。中には60代の人もいるそうだ。クラスはオープンクラスなので「普段運動しない人も参加している」。
コートからは夜の西口周辺の夜景が見える! 眺めはサイコー!
まずはペアワークから。2つのボールを使い、右手で投げ、左手でキャッチしてウオーミングアップを行う。中西さんに「なぜボールのキャッチングを行うのか」と尋ねる。すると、今日は(普段よりも)人数が少ないので「バテないように、且つ遊びも入れて練習を組み立てている」と答えてくれる中西さん。
「右手で投げ、左手でキャッチ」はやってみるとかなり難しそう
続いて3チームに分かれて2分間のドリブル競争。オープンクラスでレベルは多様なハズだが、皆ボールコントロールがとてもうまい。
足にボールが吸い付くかのようなボールさばき!
コートが屋上にあるからか、さわやかな風が吹き抜けて気持ちイイ。
夜景をバックにフットサルができるのは“超贅沢”
中西さんに「大人のクラスで教えるにあたり心がけていることは?」と伺う。大人は子どもよりシャイ。なので、競争をするなどほかの人と打ち解けられるような練習メニューを取り入れているそうだ。また、「体力面を配慮し運動量にも気をつけている」とのこと。
クラスの最後にはゲームを行う
休憩中、生徒の方(残念ながら写真はNG)にお話を伺う。横浜に勤務しているという男性は「フットサル歴6年ほど」。クーバーに来たのは、ホームページを見たのがきっかけ。「駅から近く、利便性がいい」と答えてくれる男性。
ほかには職場の仲間でコートを借り、フットサルをしているチームも! 男性の中に入って女性も一緒にプレーしており、圧倒される。
新横浜プリンスホテルにお勤めの皆さん
「さわやかな風が吹き抜ける屋上でスポーツをするのはいいなあ」と感化される松宮。次の屋上スポーツ施設へ!