横浜で「琉球の風」を感じる! 美味しい沖縄そばが食べられるお店はどこ? 関内編
ココがキニナル!
意外と関内って沖縄そばが食べられる店が多いですが それぞれどんな感じでしょか?私が行っているのは座ってまったりできる結(ゆい)です。(雷印さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
関内駅近辺の沖縄料理店「べにはま」「Yugafu」「海風」で美味しい沖縄そばをいただく。それぞれの味に、舌鼓が、ポン。残念ながら「結」は閉店済み
ライター:クドー・シュンサク
確かに美味しい。横浜や東京でしかいただいたことはないが、すっきりとしていながらダシのきいたツユにもちもちの麺。沖縄そばを食べて健やかな吐息は何度もこぼれた。
関内あたりでいただける美味しい沖縄そばのキニナル。関内あたりで働いている沖縄生まれ沖縄育ちのメガネくん(編集部・宮城)の意気込みというかなんというか、変なしゃべり方というかなんというか、とりあえず目が紅ショウガみたいに血ばしっている。
メガネくんが作ったという沖縄そば
インターネットでざっと調べたところ、JR関内駅から徒歩5~10分以内で沖縄そばが食べられる店は10軒ほど。その中から一人でも入りやすそうなお店3件を訪問することに。ちなみに、投稿にあった「結」さんは残念ながら閉店済み。
「さあ、いきましょうクドーさん!! あ~、食べてぃ~ 」。
腹が減っているだけだった。
80%がスープを飲み干す「べにはま」の沖縄そば
1軒目は関内駅から5分ほど、沖縄本島からは4~5時間ほどで着く中区太田町の「べにはま」さん。
今年で創業4年目です
沖縄そばをはじめ、味に定評があると耳にしました「べにはま」さん。
ランチタイムに大賑わい。沖縄そばのスープがとにかく美味い。そしてスープを飲み干す人が80%といううたい文句が店前の看板に。
そのあおりがあったせいか、目がこわい。目がこわいメガネくん。シークァーサーでも絞ってあげたい。
店内はカウンターのみで肩肘張らず落ち着く風合い
今から約4年前に沖縄料理が楽しめる食堂としてオープンした「べにはま」。オーナーの東恩納(とおの)さんはご両親が沖縄の方で、ご自身は生まれも育ちも横浜。関内近辺のこのあたりに店を出した理由は、オフィス街でいつでも美味しく、手軽に親しめる沖縄料理の食堂を作りたかったいうことから。
厨房から調理音が聞こえてきました
数多の映画で、主役の脇をしっかりとかためていた、ような、そんな、渋さと穏やかさを持った厨房長。オーナーの実兄とのことで、ご兄弟で経営されている「べにはま」。
さっそく「80%が飲み干すスープ」とうたう沖縄そばをいただくことに。
ダシのいい香りがしてきました
まずは厨房長のおすすめのそばから。
ソーキそば(800円)
とにかくダシとソーキのあまからい香りがたまらない一品。ダシは豚骨ベースにカツオ節・サバ節・煮干しに昆布でとる。スープからいただく。
芳醇な魚系のダシの香りが上品で奥深い。豚骨のコクはすっきりと仕上がっている。さまざまなダシがブレンドされたスープはスイスイと喉を通る。口の中にはうまみがたっぷり広がる。骨を丁寧に取り除いたソーキはやわらかさとジューシーなあまからさがとんでもなく美味。食べごたえあるもちりとした麺を豪快にすすり、あまからソーキをがぶり、そこへスープをグイグイ流す。
最高です。
ランチで人気の、べにはま丼と沖縄そばハーフのセット(800円)と
三枚肉丼と沖縄そばハーフのセット(750円)もいただく
べにはま丼はゴーヤチャンプルとポークタマゴがのった2色丼。がっつり美味い。三枚肉丼は圧巻の肉のやわらかさとごはんとの抜群の相性。この丼ふたつ、たまらんです。
セットの沖縄そばはスーチカーという塩漬けにして茹でた三枚肉がのる。これが絶妙な塩加減と脂の美味さが際立つ。薬味のネギもさることながら、沖縄そばのスープのコクに紅ショウガは本当に合う。がっつり、そして上品で奥深い味わいの沖縄そばは絶品です。
メガネくんは取りつかれたようにモグモグメガネ。鼻息フンフンメガネ。悶絶アンアンメガネ。
すばらしいサービスもあります
べにはまは食堂でありながら、夜は一品料理で一杯やることもできる。
魅力的です
そんな中、べにはまでしかたぶん味わえないであろう創作料理がこちら。
グルクンのガーリックオイル煮(730円)
無数にある小骨を丁寧に全部取り除いたグルクン(タカサゴ:沖縄の県魚)をアヒージョのように仕上げた一品。トマトの酸味もきいている。何より、ほくほくのグルクンをこのようにいただくのは驚きですが、一口いただくとさらにおどろく美味さ。淡白であるが旨みのあるグルクンにガーリックオイルの香りとコクが絶妙。これは誰にも教えたくないくらい美味いです。
べにはま最高でした