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人とのふれあいが楽しめる旅。はま旅vol.22 「大口編」

ココがキニナル!

横浜市内全駅全下車の「はま旅」第22回は、横浜を代表する商店街・大口通商店街を擁する大口駅。終戦翌年の1946年(昭和21年)にできた古い商店街で一体何が待ち受けているのか…。

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ライター:松野 孝司

大口発のB級グルメ「じゅうじゅう焼き」って何だ?



港北区にある師岡熊野神社へ詣でる使者が、この地で大口袴に着替え正装したことから名づけられたという大口。その真偽は不明だが、なんとなく由緒正しい地名である。

JR横浜線大口駅の駅舎はお世辞にも新しいとはいえないが、エレベーターも設置されしっかりバリアフリー化されている。駅員さんに尋ねてみると、今年4月バリアフリー化工事が行われ、西口・東口に連絡通路を新設し西口・東口・ホームにそれぞれエレベーターを計3基設置したとのこと。
 


旅のはじまりは東口から


本来なら商店街がある西口に降りるところだが、根がヒネクレ者なので東口へ。駅前郵便局を左手に見て、入江川を渡るとなにやらソースの香りが。臭いの元は「ジャンボたこ焼き じゅうじゅう」。その名の通り直径5cmの大きなタコ焼きが自慢のテイクアウト専門店。
 


駅から徒歩2~3分。お好み焼きやカキ氷もある


ちょうどランチタイムだったので、オリジナルの「じゅうじゅう焼き」を注文。
広島風お好み焼きのようなクレープ状の生地で、ソースで炒めたご飯を包んで焼き上げたもの。
 


ご飯は豚肉とともに特製ソースで炒める
 

店主の芳賀さんは地元横浜育ち。普段は一人で店を切り盛りしているという
 

「じゅうじゅう焼き(中辛)」(450円)。モダン焼きのそばの代わりにご飯が入った感じ


ソース味のご飯は神戸名物のそばめしにも似ている。元々店主のご主人が自宅で作っていた料理をアレンジしたのだとか。
こちらにはみりん煎餅でたこ焼きを挟んだ「たこせん」もある。大阪では一般的だが、関東圏では珍しい。しかもこれが1枚80枚と安い。近所の小学生の人気商品になっているのも納得だ。

そのまま足を延ばして大通りに出てコジマ電気でデジカメ用の電池を補給。周辺を散策しているとチョコレートの工場直販店を発見。取材を申し込んだところ、「ご近所の方にサービスで提供しているので…」という理由で、取材NG。残念無念…。お土産用に商品だけ購入してそそくさと退散。
 


コジマ電気のシンボルマークが夏空をいっそうギラギラに
 

お土産に買ったチョコ。1袋300円だけど5袋で1000円
興味のある方はコジマ電気周辺をお探しください




ゴーヤに背中を押されて大口通商店街へ



西口へ行くために線路沿いの道をテクテク…。横浜線の踏み切りを越えて、また線路沿いを歩いていると青々としたゴーヤを発見。今年は猛暑対策で庭にゴーヤを植えるのが流行っているらしいが、葡萄のように棚になっているのを見たのは初めて。
 


横浜線の踏み切りを渡って西口へ
 

線路沿いにゴーヤを発見


真夏の太陽に負けずすくすく育っているゴーヤに背中を押され、いよいよ大口通商店街へ。
同通商店街は1946年(昭和21年)にできた商店街で、横浜を代表する商店街の一つだ。
 


いよいよ商店街へ
 

お菓子屋さんの店頭でカキ氷。子供にも大人にも大人気のようだ


「三丁目の夕日」に出てきそうな頑丈な業務用自転車。現役なのだろうか?
 

商店街には魚屋さんが数件あり、それぞれ特長があるという
店頭で自家製のアジの干物を作っているお店も


商店街に入ると「ひと涼みしよう」という幟(のぼり)がいくつも立てられていた。これは「熱中症予防声かけプロジェクト」の一環で、商店街で塩飴を配布したり、歩行者天国の時間帯(15:00~18:00)にイスやベンチなどで休憩スペースを設置したり、ビニールプールを設置するなど、独自の取り組みをしているという。

商店街で呉服店を営み、今回のプロジェクトを推進した太田勝之さんは、
「昨年、熱中症を患ったお年寄りが全国で続出しました。ウチの商店街のお客様もお年をめした方がたくさんいます。そういう方が熱中症にならないようにするのも商店街のひとつの役目だと思っています」とその経緯を語ってくれた。

猛暑が続く中、商店街とこうして猛暑対策に取り組んでいるのは全国でも珍しいのではないだろうか。その歴史にあぐらをかくのではなく、常に新しい挑戦をしているのは好印象だ。
 


見た目も涼しげな「ひと涼みしよう」の幟がヒラヒラ
 

商店街に数カ所用意されたビニールプールは子どもたちのいい遊び場に