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横浜市内でザリガニが釣れる場所はどこ?

ココがキニナル!

横浜でザリガニがつれる公園はどこ?(m_kさん)昔、三ツ沢公園内にひょうたん池があり、ザリガニを良く取りに行きました。今も在るのでしょうか?(うさぶーっさん)

はまれぽ調査結果!

横浜市内でザリガニが釣れる公園は非常に多く、数の把握は困難。また三ツ沢公園のひょうたん池は現在、埋め立てられており存在しない。

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ライター:細野 誠治

懐かしいあの友人は、今・・・



子どものころ、よく釣った思い出のあるザリガニ(アメリカザリガニ)。いわゆる“マッカチン”と呼ばれているやつですね。読者の皆さまにもきっと、経験があるかと。
 


今回の主役、ザリガニさん

 
そんな少年時代の友人、ザリガニは横浜で今でも釣れるのだろうか? 場所は? そして今も、子どもたちにとって絶好の自然の遊び相手なのでしょうか? 調べてきました。

まずはキニナル投稿にあった三ツ沢公園に行ってみよう。
 


保土ヶ谷ICの近く、1949(昭和24)年開園のハマっ子のオアシス
 

公園案内図。ひょうたん池は昭和50年代に埋め立てられ、すでにない
 

かつてあった、ひょうたん池も現在はテニスコートになっている

 
ある一定の年齢を過ぎたハマっ子としては、少し寂しい(筆者も学校の遠足で行った)。
 


とはいえ、公園北側には水辺がある
 

亀、そしてザリガニ発見!(写真右、分かりづらいですがザリガニを確認)

 
ひょうたん池はなくなったが敷地内の水辺でザリガニを発見。そして公園内には今もザリガニがいた。



ザリガニについて。横浜市の対応について



さて、それでは横浜市内の公園で「ザリガニ釣り」ができるところは一体、何箇所あるのだろうか?
市内の公園を管理・運営している横浜市環境創造局公園緑地維持課に聞いてみた。
 


関内中央ビル7階に環境創造局公園緑地維持課はある

 
回答は電話とメールでいただくことができた。
横浜市内にある公園内で「ザリガニ釣り」ができる公園は以下の通り。
 


以上、14箇所。筆者が訪れて確認をした三ツ沢公園は含まれていない。

 
これら14公園は、あくまで横浜市が生息を確認している主な公園。実際は上記以上の数の公園に、生息をしていると思われる。

課のアナウンスにも「(公園や自然の川や池などに)かなりの確率でザリガニが生息」とあった。
 


公園以外、市内の池や川などの水辺に高確率で生息している
 

実数の把握は困難だ

 
では市内の公園でザリガニを確認したら「釣り」をしても良いのか?

まず、横浜市内の公園では「特別な場合を除き」釣りを禁止してはいない。

しかし、注意点がある。
 


ルアーなどの投げ釣りは禁止!

 
また、ほかの場所からザリガニや魚などの生き物を放流しないこと。池の水質や生き物に影響がある餌、釣り針、糸などの放置をしないことなどが挙げられる。
 


マナーを守るように。そして不明点は問い合わせを

 
中でも特に注意をしなければならないのが、ザリガニの移動。
実はザリガニ(ここで言うアメリカザリガニ)は本来、日本には棲息していなかった外来生物。元々、アメリカ原産の「アメリカザリガニ」が日本へ来たのは1927(昭和2)年のこと(諸説あり)。
 


食用に養殖されていたウシガエルの餌として輸入された
 

鎌倉市にある岩瀬下関防災公園が、かつてのウシガエルの養殖場
 

ここから逃げ出したザリガニが全国に広まったとされる

 
繁殖力が強く、在来種の個体数の減少・生態系への多大な影響から、環境省によって「要注意外来生物」に、日本生態学会によって作成された「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選定されている。

釣ったザリガニを、ほかの場所(池や川など)に持ち込んではいけないのだ。

このことから公園によってはNPO団体などの協力を得て、積極的な「駆除」を行っているところも存在しているという。
 


いまやアメリカザリガニは侵略的外来種として「駆除」される立場に・・・