横浜市内でザリガニが釣れる場所はどこ?
ココがキニナル!
横浜でザリガニがつれる公園はどこ?(m_kさん)昔、三ツ沢公園内にひょうたん池があり、ザリガニを良く取りに行きました。今も在るのでしょうか?(うさぶーっさん)
はまれぽ調査結果!
横浜市内でザリガニが釣れる公園は非常に多く、数の把握は困難。また三ツ沢公園のひょうたん池は現在、埋め立てられており存在しない。
ライター:細野 誠治
今どきのザリガニ釣りの風景。駆除の現場
昔(筆者が子どものころ)、春先や秋口にかけて子どもたちがザリガニ釣りをしている風景は、そこここにあった。
今、その姿を見かけることが少なくなった気がする(どうですか?)
どこに行けばザリガニ釣りが見られるだろう? そして久しぶりに筆者もザリガニ釣りに興じてみたい。
市内のさまざまな公園のアナウンスを調べてみると・・・
三渓園ではお盆期間中に「ザリガニつり」イベントを開催
こどもの国は2015年6月27・28日に開催(来年度の開催は未定)
三渓園では毎年、定期的に開催。こどもの国では来年度以降の開催は未定だという。
どちらも取材期間中にザリガニ釣りができない。
そんな中、鶴見区にある三ツ池公園で定期的に「駆除を目的としたザリガニ釣り」を開催しているとの情報をキャッチ。
1957(昭和32)年に開園した神奈川県立・三ツ池公園
毎週、第1日曜日と第3日曜日に「駆除を目的としたザリガニ釣り」を開催しているという。(8月第3日曜日および12月から4月第1週までは休止)。
筆者は今年最終日となる9月20日、参加をしてみることに。
午前10時、水の広場(上の池前)で受付
参加費用は無料。竿や餌、網も貸し出しをしてくれるので手ぶらで参加OK
時間は午前10時から午後2時までで、釣ったザリガニはリリース、持ち帰ることはできない。生態系維持のため殺処分されるという。
県立三ツ池公園を活用する会・水辺クラブ代表の天野隆雄さんにお話を聞く
今年で68歳になられる天野さんが代表を務めている水辺クラブは、三ツ池公園の生態系を守るべく活動を行っている。
きっかけは、幼いころに見た自然を取り戻すため。
日本の在来種が、侵入してきた外来種によって姿を消しつつある現状を食い止め、取り戻そうと試みている。そんな水辺クラブの活動は、取材したこの日で125回目を数える。
水辺クラブの活動の軌跡が園内の掲示板に詳しく書かれていた
ミシシッピアカミミガメやブルーギルなどの外来種の駆除も行っている
活動は10年目に突入している。それでも繁殖力の強い外来生物は完全には根絶できてはいない(人の手による放流もあるのだろう)。
それでも続けるしかない。人手には限りがある。ならば釣りというかたちを取って、参加者に少しでも楽しんでもらいつつ元の姿を取り戻して行こうというワケだ。
膨大な数の駆除! それでも終わりが見えない
何気なく追ってきたザリガニの姿が、昔に釣りをしていたときとは違うものになってきた。
今と昔では釣る理由が違う。変わらないのは「少しでも楽しんで」の精神。
ならば、気持ちを切り替えて楽しんでみよう。
さぁ行こう。今週の被り物はザリガニ!(発注はライフワーク@ヤマギシ)
細野は釣りにはちょっとウルサイ。何を隠そう、元・釣り雑誌の編集マンだったのだ。そこそこ自信だってある。
午前10時過ぎ。一般の参加者に混じって釣り開始
餌の持ち込みは自由。竿に餌が付属しているのだが、細野的こだわりで持参
釣り(駆除)の舞台の「上の池」は水草(睡蓮)に覆われ、透明度も低い
釣り糸を垂らすこと、しばらく。なかなかアタリが来ない。また方々の参加者からも「釣れない」といった声があがる。駆除に慣れてザリガニがスレているのだろうか・・・。
慎重で見えているのに寄ってこない・・・
開始から約2時間。ようやく餌を挟んだ(というか餌に乗った)ザリガニがヒット。
1匹ゲット。体長約2センチ・・・
オレ:「命名、トリンドル・ザリ奈!(愛称=トリちゃん)」
ヤマギシ:「・・・どうしてザリガニのビジュアルを目の前にして“トリンドル”ってワードが出るんですか? 細野さん、すごく・・・気持ち悪いです」
オレ:「気持ち悪くねーよっ!」
参加者の男の子と触れ合ったりと、楽しい時間も・・・
1時間が経過。オレの竿にも、同行した編集のヤマギシにもまったくアタリが来ず。
河岸を変えて日向から日陰に移動すると、ほどなくしてヤマギシにヒットが。
ヤマギシに10センチオーバーの獲物が(オレの面目丸潰れ)
オレ:「はい、ヤマギシ。ザリガニに名前付けて!」
ヤマギシ:「えーと、えーと・・・エビ蔵っ!」
オレ:「えっ・・・(ザリガニだけど)」
ヤマギシ:「エビ蔵。三ツ池公園のプリンス・エビ蔵」
オレ:「あのさ・・・」
ヤマギシ:「エビ蔵」
「エビ蔵です」
アラサー・ヤマギシの男性の好みが生々しく判明。
(トリンドルはさておき、エビ蔵もなかなかオカシイと思う)
ここでタイム・アップ。天野さんに釣果を引き渡すことに。
4時間の活動で大量のザリガニが!
この日の参加人数、319名。アメリカザリガニの釣果は196匹だった。
(2015<平成27>年度のアメリカザリガニの駆除数は1万4868匹)
取材を終えて
横浜市内でザリガニが釣れる公園は非常に多く、その数と場所の把握は困難でした。そしてザリガニ釣りの現状は、ザリガニが既存の生態系を破壊する外来生物という位置付けによって、混沌としたものになっていました。
今でもザリガニ釣りは楽しむことができますが、決して拡散してはならないということを留意していただければ。
そんなルールが付随する、キニナル回答でした。
それではこの辺で・・・
―終わり―
●三ツ沢公園
〒221-0855 神奈川区三ツ沢西町3-1
電話:045-311-2016(北部公園緑地事務所)
●横浜市役所 環境創造局公園緑地維持課
〒231-0016 横浜市中区真砂町2-22
電話:045-671-3848
●岩瀬下関防災公園
〒247-0051 鎌倉市岩瀬字上耕地630-1
●公益財団法人 三溪園保勝会(三渓園)
〒231-0824 横浜市中区本牧三之谷58-1
電話:045-621-0634(代表)
●こどもの国
〒227-0036 横浜市青葉区奈良町700
電話:045-961-2111(総合案内)
●三ツ池公園
〒230-0013 神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園1-1
電話:045-581-0287(三ツ池公園パークセンター)
かんかん さん
2019年08月28日 13時44分
今いるかわからないけど、10年くらい前、金沢区の野島公園の青少年センター横の小川みたいなところでザリガニ釣りした記憶があるな・・・
さいぷりさん
2019年08月28日 13時20分
同じ鶴見区の東寺尾、馬場付近の、せせらぎ緑道で子供たちが楽しんで、10cm位のマッカチンを釣っていましたよ。昔は付近の小さな沢で釣れましたけど、土地開発で無くなってしまいました。
ささやんさん
2015年10月29日 22時16分
舞岡公園の池に沢山いるよ、さきいかで釣れるよ 今は寒いからどうかわかんないけど