今回は会社にお勤めの方もそうじゃない方にもおすすめの、関内の穴場ランチスポットをご紹介。
　

しっぶい店だらけの関内駅前第一ビル

　
JR関内駅から徒歩約2分。市役所のすぐお隣のこのビル
　

ここ！！
　

おっほー

　
外観から昭和の香りが漂う関内駅前第一ビル。さすが「駅前第一」ってつくだけある！　このビルの地下1階は知る人ぞ知る、昼定食の穴場だそうで、こりゃあわくわくだあ。
　

入口は
　

2つある
　

「正統派」な看板
　

階段を下りるとそこには
　

張り切ってない感じがたまらんちんなご飯処
　

ははあん、ただの穴場、ではなくザ・穴場だな。どのお店もそこそこの年季を感じられ、看板には定番だけどこだわっていそうなメニューが並んでいる。

一通り歩いてみて、飲食店は中華料理と海鮮料理を提供するお店がそれぞれ2～3軒あり、インドカレー店と居酒屋さんなど合計で9店。うち、ランチを提供している店は7店。

夜は飲み屋街になるのね、なるほど。

はまれぽではこの魅惑な地下街を前編・後編にわたって力の限り全店制覇！　ということになりまして（突然決まった！）、今回は古くからあるお店、中堅、新しめのお店を3店舗ご紹介しつつ、ビルの昔の様子についても調査してきましたよー。

というわけで・・・
　

何やら行列ができている
　

まだ午前11時。「芳すし」からスタートを切ったのだけども
　

「伝説の」と投稿にもあったこちらのお店、お邪魔して人気のちらし寿司（600円）をいただき、お手すきのタイミングを見計らって取材依頼をしたところ「取材はお断りしています」とのことでお話を伺うことができなかった。

ちらしずしの様子を文字に起こすと、具材はマグロ・海老・タコ・貝・白身魚・甘辛く煮た魚の角切り・出汁のきいた玉子焼き・カリカリじゃこなど。食べた印象は酢飯があまり酸っぱくなくて量が多い、600円という価格であれ大満足という感じだった。

すみません。みなさんにもごめんなさい、力の限り交渉したんですけども・・・
　　

しょんぼりを振りほどいて、次に伺ったのはお隣のお店
　

「支那そば屋ぴーちゃん」。ぴ、ぴーちゃんって・・・かわいすぎる！
　

「今だけ！！」の文字がだいぶ薄いこの感じ、味わい！
　

店内もいい！
　

お話を伺ったご店主の佐藤さん
　

闇の奥からごごごっと出てきたような佐藤さん、とってもユニークな方だった。

「支那そば屋ぴーちゃん」がこの場所にオープンしたのは11年前の2004（平成16）年。ここに来る前は井土ヶ谷でお店をやられていたそう。ここに来た理由は「え？　理由？　ないよ別に！　あっはっは」とのことで、移転した当初はラーメン屋さんとして営業されていたんですって。

「やっぱりお勤めの人が多いからね。しばらくしてお酒の種類を増やしたりつまみを置いたりして、夜は中華居酒屋にした」と佐藤さん。
　　

　
店内にはずらっとお酒が並んでいる
　

しかもお手頃価格
　

サービスコーナー300円！
　

「ぴーちゃん」という店名の由来は佐藤さんご夫妻の娘さんが、はじめて発した言葉から。娘さんが「ぴーちゃん」と言葉にしてから、友人知人が娘さんのことを「ぴーちゃん」と呼ぶようになったそう。あったかくてもはや泣ける！

客層は市役所が近いため8割が公務員、常連さんが多いのだとか。

「意外と一人で来る女性のお客さんも多いんだよ。ここの地下街は、ここら辺でも優秀だと思うよ。とにかく安い。場所の問題で一見さんが来にくい所だから、安くして常連さんを掴んでいかなきゃならないからね」と佐藤さんはおっしゃっていた。

「気取らないで、安くて本物！」がモットーの「支那そば屋ぴーちゃん」のおすすめの昼メニューがこちら。
　　

支那そば肉丼セット（650円）
　　

透き通ったラーメンに見るからに良く煮込まれた肉丼のボリューム満点のセット。
　　

懐かしいラーメン
　

ラーメンは千葉の白口（しろぐち）という煮干しを使ってだしを取っている。あっさりとしているがコクもあって、こういうラーメンが食べたかった！！　としみじみ思った。今でもまた食べたーい。
　

肉丼は予想外の味！
　

こちらの肉丼、シンプルな醤油味かと思えば、実はスパイスが効いたおしゃれな味わい。びっくりしていると佐藤さんが厨房で笑って「面白いことをするのが好きなの！」とおっしゃっていた。

とろけるほど煮込まれた肉のこってり感をスパイスが和らげていて、山崎にはとても食べやすかった。
　

和風の付け合わせにも
　

ぴったり合う不思議さよ（これは明太子）
　

美人な奥さんもいるし
　

昼もしっかりおいしくて夜は気兼ねなく飲めそうな良いお店だった。おなかいっぱい。ありがとうございました。