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相模湖畔で香川うどんを出す店の4人前ラーメンのチャレンジメニューに挑戦!

ココがキニナル!

相模原市緑区にある、カーブという中華料理屋が気になる。ジャンボラーメン20分以内で無料らしい。また、中華料理屋なのに讃岐うどんが看板メニューらしいです。(紀洲の哲ちゃんさん)

はまれぽ調査結果!

相模原市「カーブ」のジャンボラーメンは30分で食べきれば無料だが、チャレンジは失敗。香川うどんは絶品だった!

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ライター:はまれぽ編集部

相模原市にジャンボラーメンを提供する中華料理店があるという。しかも中華料理店なのに讃岐うどんが看板メニュー。早速取材をさせていただけないかとWebの情報を頼りに電話を掛けるが、「この番号は現在使われておりません」。

もしかすると閉店したのでは・・・一瞬不安が過るが、Webの情報だけを鵜呑みにしてはいけない。Web媒体の「はまれぽ」ですが、現地の声を大切にしております。と、いうことで、はまれぽ編集部・山岸と、大盛りチャレンジ担当になりつつある編集部・関本はJR相模湖駅に降り立った。

 

 相模湖のすぐ近くに「カーブ」はある ※クリックして拡大


JR関内駅からJR相模湖駅まで、約1時間50分。目的の「カーブ」は駅から徒歩10分ほど。ドキドキしながら国道20号線を歩いていると、それらしき看板が見えてきた。

 

 キニナルメニューがいっぱい!
 

 間違いなく中華料理「カーブ」だ
  

 ダークグリーンとアイボリーの配色がオシャレ


外観がオシャレなカフェ感を醸し出しているが、店外の看板を見る限り、讃岐うどんもある中華料理店だ。

  

 どれもおいしそう


今回、突然の取材でありながら快くご対応してくださったのは、渡邊元(わたなべ・はじめ)さんと浩(ひろし)さんご兄弟。

 

 カメラを向けるとニヤリと笑ったあと、「笑わないよ」と、兄の元さん
  

 いつも笑顔、弟の浩さん

お二人にお名前を伺った際、元さんが「浩はね、さんずいに“告別式”の“告”!」と言うと浩さんが「もっと良い例えあるでしょ! “告白”とかさ!」とすかさずツッコみ、取材開始直後から笑いが起こる。

そんなお二人が切り盛りする「カーブ」は、1983(昭和58)年に開業。以来33年間、地元の方や相模湖へ部活の合宿にくる学生たちに親しまれている。

 

 店内はL字型で広々としたカウンター席と
 

 座敷席もあり、子ども連れもうれしい


「カーブ」の歴史について遡ろうと元さんに話を伺うと「20歳ぐらいの時、フランス・バルバランドに競技スキーの合宿へ行ってさ。そっから脱走していろいろあって、フランスで5年ぐらい住んで、ドイツにある外資系商社のパリ支店で働いてたの」と、さらっとトンデモない発言が飛び出した。

「その会社で食材をいろいろ扱っていたし、料理に関して否応なしに詳しくなるでしょ。で、日本に帰ってきて、まずは市役所近くに洋食店の『La CAVE(ラ・カーブ)』ってのを出したの」

 

 洋食店『La CAVE』のステッカー。オシャレ!


「その店を弟に譲って、次にこのあたりで店出すなら中華料理だなと。やっぱラーメンだよラーメン。田舎なら中華料理がベターでしょってことで、中華料理店にしたの。店名も前の店が『La CAVE』だったからここは『カーブ』。俺はね、なーんも考えてないよ。テキトーテキトー。いい加減なもんだよ、そんときの波に乗るだけ。トレーダーみたいに波を見ただけ。あ、今は実際にデイトレードやってるんだけどね(笑)」

飄々と笑いながら自分を“テキトー・いい加減”だと話す元さんと、笑って見守る浩さん。

「『La CAVE』だってもともと“洞窟”、つまりは大穴を掘りたい、当てたいってことで名前付けたからさ。うどんとか、ほかの料理もさ、常連に言われてメニューが増えてっただけで、“こだわり”なんかないよ!」

  

 たしかに種類が豊富! しかもお手頃! ※クリックして拡大


「メニューもいい加減だよ。外の看板に“鹿児島産モツ”って書いてあるけど、今は青森産使ってるし。その時々に一番良いもの使ってンだけど、いちいち変えるの面倒じゃん」

(それ、料理にこだわってますやん!)と、山岸・関本は思わず顔を見合わして頷きあった。

店内のいたるところにメニューがあり、ぐるりと見渡してついに宝の地図のようなジャンボラーメンの張り紙を壁面に発見。

 

 1人5回まで挑戦できる


4人前のジャンボラーメンは1杯1000円。1人で30分以内に食べきれば無料ではあるが、マイペースに食べたとしても4人前をたったの1000円でいただけることとなる。安すぎる気がしないこともない。いや、大変お安い。ただし食べきれず手伝って貰ったりと、2人以上で食べた場合は1800円になるとのこと。

「ジャンボラーメンは開店当初からあって、値段はずっと変えてないよ。ほら、相模湖にさ、合宿くるでしょ。大学のカヌー部とか。あいつら腹いっぱい食わせなきゃいけないから」と元さん。

常連さんに合わせたメニュー展開に、若者のためと変わらぬ値段とボリュームで出し続ける料理。店の雰囲気や言葉の端々から、お客さんへの愛情と優しさがにじみ出ています。

 

 挑戦者心得まである
 

 挑戦をクリアした者は、店内に名前を張り出される


33年間で「ジャンボラーメン」に挑戦しクリアした方は、6月の取材時点で349人。数回クリアしてもその度に新たに張り出されるので重複はあるそうだが、意外とクリア人数が多いなという印象。ぜひともクリアして350のキリ番(切りの良い番)を踏みたいところだ。

  

 ジョークを交えつつの返答


ちなみにチャレンジ前に関本が「私、クリアできると思いますか?」と聞いたところ、「30年付き合いがありゃ分かるけど、今日会ったばかりだから分かんないよ!」とのこと。たしかに出会ってすぐにこの質問、人となりを全く知らない人間にご飯を誘われるナンパと変わらない唐突さです。失礼いたしました!