横浜で世界の料理を堪能したい!Vol.3
ココがキニナル!
横浜で、世界各国の料理を堪能したいです。お店を教えてください。(雷鳥さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
今回は第三弾としてメキシコ、ブラジル、ペルーの料理を紹介します!
ライター:ワカバヤシヒロアキ
横浜で世界の料理を堪能するという、この企画。
その名の通り、横浜にある各国の専門料理店を紹介するものだが、はまれぽでは特に珍しい国の料理のみを取り扱う。つまり、中国や韓国、インド、イタリア、フランス料理など、既に数々のお店が点在している国は除いて、世界制覇を目指すのだ。
第一弾はアジア編、第二弾は北ヨーロッパ編を紹介したが、今回は中南米の料理を紹介する。
本場のメキシコ料理店へ
まずは、中南米の定番とも言えるメキシコ料理のお店から。メキシコ料理店は市内にも幾つかあるが、関内にある「アステカス」は100%メキシコ料理を謳う本格派。
ビルの地下にあるアステカス
開店の17時早々、他にお客はいなかった
メキシコのビールはありますか?と尋ねると「ボヘミアが良いですよ」と勧めてくれた。
メキシカンビールの「ボヘミア」(800円)
コップはなく、瓶から直接喉に注ぐ。それほど苦みの無い味で、喉ごしもすっきりしている。
思わず「飲みやすいビールですね」とマスターに言うとにっこり笑って返してくれた。
マスターのゲレロ・エルナンデス・アルバロさん
マスターは日本に来て12年だというメキシコ人。日本へは旅行で訪れたのがきっかけで、それから料理店で働き、今のお店は1年半ほど前にオープンさせたそうだ。
100%メキシコ料理の意味を尋ねると、「メキシコ料理店は多くありますが、本物のメキシカンソースを使っていない店が多いです。うちは、代用できるもの以外のソースや唐辛子等は全てメキシコから買っているので100%メキシコ料理と言えるのです」と話してくれた。
メキシコ料理の王道、ブリート(900円)
トルティーヤと呼ばれる薄焼きパンで、チキンやインゲン豆、チーズ等を包んだ伝統的な中南米料理。
大きな唐辛子も一緒にかじり、辛ければ野菜で調節して下さいと言われた。何とも大胆な食べ方である。
具材とサルサが絡み合ったブリートは申し分なく美味しいのだが、唐辛子がとても辛い。
正直ブリートだけでよかったと思ったが、メキシコの人はこの唐辛子を毎日食べているとマスターは言う。
サボテンサラダ(800円)
続いていただいたのが、サボテンサラダ。
名前通り、あのサボテンの果肉を生で食べるのだが、これもメキシコではごく一般的のようだ。
人生初、サボテンをいただく
食べてみると、若干の酸味と歯ごたえが印象的だが、それほど味という味がしない。
見た目から想像した苦みはほとんど無く、むしろ海草類を食べているような感覚だ。
ただサボテンは非常に栄養価が高く、コレステロールの低下にも効果があると言う。
この他にもメニューは豊富で、今回は仕込みの関係で頂けなかった「バナナの葉に包んで蒸したトウモロコシのペスト」という料理も是非食べてもらいたいとマスターは話していた。