小田急海老名駅に現れたフクロウの正体
ココがキニナル!
小田急海老名駅にフクロウが住み着いているようです。作り物っぽいですが、いるときといないときがあり、置きっぱなしというわけではないようです。正体を突き止めてきてください。(R.Hさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
フクロウは本物ではなくハト除けの置物。2017年2月より設置され、効果は検証中。
ライター:はまれぽ編集部
小田急小田原線「海老名」駅に、フクロウがいるというキニナル投稿があった。
噂の現場
ツバメやハトが駅に住み着いているという話は耳にしたことがある。だが、「フクロウが住み着いている駅」というのは聞いたことがない。
そこではまれぽ編集部は、小田急電鉄株式会社に事実確認を行った。対応してくださったのは、同社広報部。
まずは海老名駅のフクロウ出現について真偽を問うと、「はい。2017(平成29)年2月より、駅構内のハト除け対策としてフクロウの置物を設置しております」と答えてくれた。
どうやら生きているフクロウではないようだ。
早速、現地取材を申し込んだが、駅利用者の導線確保のため撮影はNG。フクロウの写真を何枚か提供していただき、詳しい話を伺った。
これが噂のフクロウだ。
フクロウどーこだ!
よーく見てみると、「何かいる」ことがお分かりいただけるだろう。
「ここにいるホー!」
顔は見えないが、確かに何かいる!
ズームして見てみると・・・。
おぉ~! フクロウがこっちを見ている!
フクロウは、改札を出てホームへ降りる階段の頭上付近にいる。
距離が離れていることもあり、素人目には本物かどうかの判断はつかないだろう。
この様子からみて、マスコット的に置かれた訳ではないようだ。フクロウの置物を設置するまでの経緯を伺った。
ハトの羽や糞の被害を解消するため
以前から小田急電鉄では、駅構内のハトによる羽や糞の対策に苦慮していたという。「利用者の方々に迷惑がかからないよう、新たなハト除け対策として、ハト除け(フクロウ)を設置し、効果を検証することとなりました」とのこと。
駅を出るとハトの糞らしき跡があった
効果については、「一時的には効果はあったものの、現在はやや効果が薄れてきている。引き続き効果を検証している段階」と話してくれた。
また、フクロウに名前は定めておらず、体長は40cm、体重は計測していないそうだ。はしごを使用しないと取れない位置にあるため、フクロウの場所は固定されている。
フクロウは対角に2体設置されている
キニナル投稿にある「いるときといないときがあり」という点について小田急電鉄は、「時間帯や角度によっては見えないこともあるかもしれません」と回答してくれた。