第43回「野毛大道芸」の様子をレポート! 仕事を忘れて野毛の街を満喫してきた
ココがキニナル!
毎年恒例、「野毛大道芸」の様子をレポート! 仕事を忘れてビール片手にサソリを食べたり、人だかりに埋もれながら大道芸を楽しんできました。
ライター:はまれぽ編集部
1986(昭和61)年に、野毛地区の活性化を目指す地元商店主たちの呼びかけで始まった「野毛大道芸」は、2018(平成30)年で43回目を迎える。
2018年は4月21日~22日の開催!
横浜随一のディープな飲み屋街として知られる「野毛」の街が一体となり、パフォーマンスをする芸人(アーティスト)さんはもちろん、野毛で働くお店の方々が大いに盛り上げてくれる一大イベントで、今年はどんなにぎわいを見せるのだろうか。
野毛大道芸初参加の編集部・ツノオリがレポートします
仕事を忘れて野毛を満喫
午前10時に桜木町駅へ到着
改札を出るとスタッフの方が案内をしていた
こちらが今回の会場マップ
イベント自体は午前11時スタートだったが、多くのステージが開催される野毛坂本通りはすでに熱気に満ちていた。
多くのボランティアスタッフの方々が準備に勤しんでおり
人気の大道芸は開始前から席が埋まっていく
そして、時計の針が午前11時を回ると、あっという間に・・・
すごい人だかり!!
正直、何も見えない(笑)。しかし、観衆から拍手やどよめきが起きるたびに、なぜだかあたたかな気持ちになる。これが野毛大道芸マジックか。
「シルク・ドゥ・ソレイユ」でも活躍する、地元・横浜出身の桔梗ブラザース
野毛大道芸初参加のアクロバットユニット「DemaNToid(デマントイド)」は、鍛え抜かれた身体能力を生かした技で観客を沸かせていた。
「世界でボクしかできない逆立ちやります!」
芸人さんの熱気が観客にも伝わって、何とも言えない緊張感と興奮が広がっていく。それを後押しするかのように、飲み屋街らしい歓迎が酒飲みの心に揺さぶりをかける。
「仕事中? それならガソリン入れないと!」と酒商太田屋さん
周りを見れば、お酒片手に休日を存分に満喫する大人たち。「よし、これも仕事のうちだ」と、日本酒(350円/税込み・以下同)を1杯注入することに。
早々にお酒解禁!(笑)
向かいの鳥どりさんで、「ソリレス(股関節付近にある希少部位)」と「レバー(各100円)」をゲット。
いつもなら100円じゃ食べられない! 野毛大道芸価格!
天気も良いしお酒もおつまみも申し分ない。野毛大道芸、なんて最高なんだ! 仕事だということを忘れてしまいそうになる。
そこへ、女神が舞い降りた。
ギリシャ神話より、勝利の女神「NIKE(ニケ)」
野毛大道芸初参加のニケさんは、微動だにせず街の一角に佇んでいた。まるで本物の銅像だ。
オリーブの輪をかけてもらい記念撮影!
大通りじゃない場所にもいろいろな楽しみが待っている。野毛坂通りから少し路地裏に入ると、しんこ細工の実演をやっていた。
上粉子を蒸して食紅で色を付けたものを細工していく
普段なら出会えないようなことに出会えるのも、こういったイベントの醍醐味。大道芸と言っても、さまざまな表現方法があるんだなぁ~と感動してしまった。
そのまま路地裏を進むと、野毛柳通りに到着。
食の誘惑で溢れ返る
数多くの居酒屋が立ち並ぶ野毛柳通りでは、それぞれのお店がここぞとばかりに自慢の一品を店先で出していた。
村田屋さんの「鰯(100円)」
たべもの横丁さんの「岩手県産焼牡蠣(300円)」
焼きたてふっわふわの焼牡蠣はとても濃厚。日本酒が進んでしまう。
野毛もみぢさんの「いそべだんご(140円)」
これがもう、本当に美味しい! 口の中で溶けたかと思うくらい柔らかいお団子と、店主さんの優しい笑顔に一瞬でファンになっちゃいました。
はまれぽではお馴染みの珍獣屋さん
この日一番人気だった「サソリ(1000円)」
食べました!!! 想像以上に美味しい(笑)
人生初サソリ、揚げたてサックサクでエビっぽい味だった。次はカエルとワニに挑戦してみたい。
最後はうだつさんの「浅漬けきゅうり(100円)」で〆る
良い感じで酔いが回ってきたところで、何やらトランペットの音が聞こえてきた。音がする方向に行ってみると、謎の箱が置いてある。
人間ジュークBOXってなんぞや!?
道行く人が不思議そうに見つめる中、お金を入れると・・・
おぉ~! おじさんが出てきた!
この愉快なおじさんはタカパーチさん。1990(平成2)年から野毛大道芸で人間ジュークBOXを始めたとのこと。27年も野毛大道芸でパフォーマンスしているなんて、すごい。
1曲200円でメニューにある曲を演奏してくれる
初めての野毛大道芸、心もお腹も満たされたところで会社に戻って執筆を始めたいと思う。来年はプライベートでベロベロになるまで酔っ払いたい。
取材を終えて
いやぁ~、さすが野毛! 活気もあるし、何を食べてもお酒に合うから楽しくてしょうがなかった。
スタッフさんの努力もあってゴミがほとんど落ちていなかった
野毛の良さを最大限に活かした野毛大道芸、訪れた方々の笑顔と共にこれからも歴史を重ね続けてほしい。
ー終わりー
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