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横浜の都心で「手持ち花火」ができる!? 市が定めるルールとマナーとは

横浜の都心で「手持ち花火」ができる!? 市が定めるルールとマナーとは

ココがキニナル!

花火シーズン到来! 横浜市内の公園で手持ち花火ができる場所はどこ?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

公園ごとのルールを守れば花火ができる公園もある。所管事務所に確認の上、ルールとマナーを守って夏を楽しもう!

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ライター:はまれぽ編集部

いよいよ夏本番、花火大会の季節がやってきた。はまれぽでも特設サイトを公開し、各地の大会をフォローしていく体制だ。
 


まさに夏の風物詩!(写真はふじさわ江の島花火大会提供)

 
一方で、花火といえば手持ち花火(おもちゃ花火)も忘れてはならない。花火大会とは異なり、その場にいる仲間同士の楽しみであり、線香花火に代表される情緒あふれる日本の伝統でもある。

筆者も昔は山奥のド田舎で手持ち花火をしたものだが、さすがに都会暮らしの今ではそうもいかない。公園などでは火気の持ち込みを禁止していることも珍しくなく、なかなか花火ができる環境は見つからないもの。
 


観光地は人も多いので、たいてい火気使用は厳禁だ

 
自治体によっては、条例で公園での花火を禁止している場合もある。果たして横浜市内に花火ができる公園はあるのだろうか。横浜市環境創造局に確認した。



横浜市は花火を禁止していない?



環境創造局公園緑地管理課に問い合わせると、「横浜市では公園ごとに使用のルールを設けており、花火をしないように求めている公園もあります。ですが、一律に禁止はしていません」との回答。
横浜市の公園では、「基本的に」花火ができるということだ。
 


ロケット花火やバクチクなどはさすがにダメ(環境創造局HPより)

 
もちろん、公園ごとに定められたルールを守る必要があり、火気の使用を禁止している場所もある。各公園の管理を行っている公園緑地事務所や土木事務所に問い合わせるのが、たらいまわしにならず一番早いとのことだ。
 


 

上記以外の身近な公園は、各区役所の土木事務所が管轄するそうだ(環境創造局HPより)(拡大

 
横浜の代表的な公園といえば、中区山下町の「山下公園」だろう。こちらでも、手持ち花火は禁止されておらず、実際に花火をしている人も多いという。

「ただし、周りの利用者に迷惑をかけないように公園ごとにお願い事があります。水を用意することや、燃えやすいものの近くで火を使わないことなどは当然ですが、山下公園ではロケット花火や音の大きな花火を使わない、地面に跡が残らないようにすることなどをお願いしています」とのこと。

当然、遅い時間に騒ぐことなど近隣へ迷惑をかけるのは花火以前の問題だ。
 


確かに山下公園の注意書きに「花火禁止」は含まれていない

 
本当に山下公園で花火ができるのか。横浜市のルールをきちんと確認しながら、実践してみることにした。



花火を購入して山下公園へ



まずは横浜の花火問屋で小売り営業もしている「山田の花火」さんで、おすすめの手持ち花火を購入。
 


横浜の花火問屋は7月が繁忙期とのことで、取材はNG
 

今回購入した花火がこちら

 
花火の値段は定価があるわけではなく、時期によって変わることもあるという。今回は質のいい国産の花火や店員さんのおすすめをそれぞれ150円~300円ほどで購入した。

一番の目玉は線香花火。300年前と同じ製法で作られたという「西の線香花火 スボ手牡丹」、購入時は600円(税込み)だった。
 


持ち手の部分に藁を使っている

 
水を入れたバケツに加えてペットボトルの水も用意したら、準備は万端。あとは風向きを考慮しながら、山下公園で人が少なく燃えるものが近くにないエリアを探す。

山下公園の西側は芝生広場が広がっているので、東側の地面が石造りで人気(ひとけ)が少ない場所をチョイスする。
 


木製のデッキ、ベンチの近くなども避けよう

 
この日は風もあまりなく、手持ち花火実践のチャンス。日が落ちるのをまって、いよいよ点火する。