鶴見区大黒町で工場火災発生!出火の原因は?
ココがキニナル!
今朝、鶴見区の工場で火災がありましたが、出火原因はなんだったのですか?
はまれぽ調査結果!
2月3日現在、出火原因は不明だが火災は既に鎮火。出火場所は文具等に使用する染料の製造設備だった。
ライター:はまれぽ編集部
本日11時前、鶴見区大黒町にある「保土谷化学工業」の横浜工場内において火災が発生。
消防車が多数出動し、負傷者も発生しているという一報が入った。
火災の状況を確認するべく、我々取材班も直接現地へ向かった。
鶴見区大黒町の現場に到着
到着時、消防車両などの姿は既になかった
京急生麦駅から南に約1.5キロメートル、工場が立ち並ぶ一角にある現場へ到着。
工場内から煙などは確認できず、火災が発生している様子は感じられない。
写真奥が火災発生現場と見られる設備
午後1時30分会見がスタート
しばらく様子を伺っていると、まもなく会見が開かれるという情報が入ったので工場内部へ入り会見に臨むことに。
会見に出席した担当者。左から浜田氏、浅見氏、山本氏、小林氏
会見に出席したのは、保土谷化学工業㈱東京本社内部監査部の小林利己氏、生産技術管理部の浅見陽一氏、人事総務部の浜田洋氏、横浜工場管理部部長の山本尚(たかし)氏の4人。
「今回の火災事故において、多大なご迷惑をお掛けし深くお詫びいたします」との陳謝から始まった会見では、現場となった横浜工場の管理部部長を務める山本氏が火災事故の概要を説明。
火災の状況を説明する山本氏
山本氏の説明によると10時40分頃、工場内にある染料製造設備から出火。
すぐさま消防に通報し、駆けつけた消防隊員による消火活動が行われ、火災はほどなく鎮火したという。
一部報道では作業員2名が負傷したとあったが、実際確認されている負傷者は1名で現在搬送先の病院で治療が行われているが状態は不明。物的被害についても、現在確認作業中とのこと。
プレスリリース以外の情報については「不明な点が多い」と多くを語らず
火災の発生原因、負傷者の状況、実施していた安全対策などについて記者から質問が飛んだが、すべての回答において「詳しい状況は不明で、現在確認作業をしている」という答弁に終始し、現場の混乱ぶりが伝わる結果となった。
保土谷化学工業㈱東京本社に確認をしたところ、火災の発生場所となった工場内の「染料製造設備」は、ボールペンなどに使う染料の製造を行っている設備だという。
また設備内での作業においては㈱ダイシンという会社に業務委託を行っており、今回の火災事故で負傷、搬送された男性は㈱ダイシンの社員だったこともわかった。
まとめ
染料工場という性質上、化学物質などの危険物が数多く取り扱われていたことが容易に想像できるが、その安全管理は果たして万全だったのか。
負傷された方においては一刻も早い回復を願うとともに、同社に対しては早急な原因究明、安全対策の見直し等、一刻も早い再発防止策を願いたい。
―終わり―
- 前へ
- 1
- 次へ
ぎるこさん
2012年02月07日 10時54分
ツイッターで知りましたが、場所が場所だけに気になっていました。スッキリ!
かにゃさん
2012年02月04日 01時09分
今回は、過去の関連記事に比べて、記事内容がやんわり路線だったのでよかった。もともと事故を起こして経営上不利な状況にありながら、「事故を起こした企業=悪者」という扱いをすることにより、トドメを刺してしまうことになりかねない。厳しいコメントも必要かもしれないけど、セーフティーネットを張っておかないと、万が一倒産なんてことになると、従業員の生活のみならず、取引先にも影響が出てしまう。