横浜駅西口の一軒家の漫画喫茶「へそまがり」
ココがキニナル!
横浜駅西口近くに一軒家をそのまま漫画喫茶にした店があります。キニナルので調査をお願いします。(T―Tさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
店の名前は「へそまがり」。喫茶店をオープンするつもりが、趣味の漫画を加え漫画喫茶に。そこには、究極のリラックスがあった!
ライター:井上 こん
「次はーへそまがりーへそまがりでございますー」。
かすかにそんな声が聞こえた気がした。ここは、横浜駅西口から約10分、住宅街に佇む喫茶「へそまがり」。一軒家をそのまま漫画喫茶にするというユニークな発想がたまらなく興味をそそる。僭越ながら、自称「漫画大好き!」な井上がレポートする。恐縮です。
どこからどう見ても一軒家
はい、降りまーす
安心してゴロゴロできますな
お邪魔します、と。
引き戸をカラカラと開ける。そこにはいつか見た友達の家が。ほら、ちょっぴり急な造りの階段に畳張りの居間、そして・・・こたつ。そうそう、この感じ。あ、靴はきちんとそろえましょうね。
ところ狭しと
漫画が並び
アドレナリン放出
この近辺に住んでいたため横浜には馴染みのある男性店主のへそまがりさん(残念ながら、顔写真はNG)。元々は喫茶店をオープンさせるつもりだったが、そこに趣味である漫画という要素を加えることに。
そうして、どこにでもありそうな一軒家が漫画喫茶として生まれ変わったのが2012(平成24)年9月。「へそまがり」という興味惹かれる店名は、ご本人いわく「直感」なのだとか。
ゆるキャラ:へそまがり君
同店には、へそまがりさんお気に入りの『プラネテス』をはじめ、『進撃の巨人』『ベルセルク』といった男性漫画から少女漫画までそろい、そのジャンルは多岐に渡る。元々趣味で保管していた2000冊に加え、知人から安く仕入れたという8000冊、そして現在でも新刊やリクエストを受けたものを随時用意。
「ほら・・・怖くない」まで
「やりたいことをやりたい」と語るへそまがりさん。オープン当初、漫画を中心にした交流の場として無料開放していたそうだが、人間、いざ無料と言われると腰が引けるものなのだろうか。
あえて有料制(2013年9月~)にして「客」という立場を取れる現在の方が、一見さんでもふらっと入ってきやすくなったのだそう。多い時には1日3人の一見さんが来店するという。
男女比5:5という客層は、下は高校生から上は80代までとにかく幅広い。というのも、漫画を読むだけでなく「コーヒーを飲みに来るだけ」の人や「赤ちゃんに授乳したい」というお母さんも利用可能だから。「西口って授乳できる場所少ないでしょ」とへそまがりさん。幼い娘さんを持つ親だからこその着眼点だと思う。