野毛に伝説の「忠犬ハチ公」ならぬ「番犬ポチ公」がいるって本当?
ココがキニナル!
野毛は「忠犬ハチ公」ならぬ「番犬ポチ公」がいると聞きました。何処に行けば会えるの?渋谷のハチ公のような伝説があったりするの?犬が大好きなのでキニナります(tokuさん、黒うさぎさん)
はまれぽ調査結果!
野毛だけど渋谷のハチ公像がいそうな日ノ出町に実在した“番犬ポチ公”。月曜と、それ以外は昼と深夜だけ伝説の名犬(笑)が「ひのでや」に出現!
ライター:松本 伸也
「渋谷の忠犬」はおなじみ、じゃあ「野毛の番犬」って?
ハチ公――。
「日本人なら誰でも知っている銅像」として二宮金次郎と並ぶ両横綱である忠犬ハチ公(両大関は上野の西郷さんと札幌のクラーク博士※筆者認定)である。
大正末期、飼い主であった東京帝国大学農学部・上野英三郎教授の出勤を家の前、時には渋谷駅まで送り迎えしていたという秋田犬・ハチ。
おなじみ渋谷の忠犬ハチ公像
上野教授がハチを飼い始めてわずか1年後に急死してもなお、主人の帰りを雨の日も風の日も毎日、渋谷駅頭で待ち続けた「忠犬ハチ公」の物語も、かなり番付が上の“みんな知っているエピソード”であろう。
当のハチも除幕式に参列した渋谷の初代・忠犬ハチ公像(戦中に資源にされてしまったので戦後に復元されております)は、いまも渋谷のシンボルであり、待ち合わせのメッカとしても名高い。これまた横綱級の待ち合わせポイント、か。
ハチは死後、剥製にもなっており、国立科学博物館でその姿を見ることができるほか、地元・渋谷区内ではありとあらゆる場所で“ハチ公キャラ”を拝むことができる。
こちら「ハチ公バス」
ハチ公のイラストが描かれている渋谷区運行の「ハチ公バス」を始め、名前を冠した「ハチ公ソース」なんてのもある。そして犬の散歩中のマナー啓発で使われるのはたいていハチ公であり、JRで八王子から倉賀野(くらがの、群馬県高崎市)まで続いているのもハチ公線である。最後の違う。
はちこうせん、八高線。だからなんだい
さて、そんなハチ公さんみたいな存在が、我らが野毛にもいるらしい。しかも忠犬ではなく“番犬”であり、ハチ公でなく“ポチ公”。
「番犬ポチ公」。なにを、どこを番しているのでしょうかね、ポチ公さんは。探し出してご尊顔を仰ぐべく、おなじみ野毛へと飛んだ。