で！

次の日・・・
　

も暑い

8月13日午後2時30分。寿町職安広場前には普段と違ったにぎわいが見られる。
　

普段より、女性と子どもの姿が多くみられるような気がする

来るたびに見かける道路脇に座っている人と、外から来たであろう人たちが入り混じって、なんだかゆらゆらした熱気に包まれている寿町。まるで水とお湯を一つのコップに入れた時みたいな、あんな感じ。これはなんだか楽しいことになる予感が。
　

道路には使用許可証がしっかと

ででで、舞台はというと・・・
　

こんな素敵に完成していた
　

おお！！　存在感！　今年は久々に舞台前のスロープを設置したとのこと

想像以上に立派な舞台で驚いた。さすが36年間の歴史あるフリーコンサート。
本番への期待が高まる。
　

コンサートが始まる前に、お客さんにお話を聞いてみた

東京からいらしたというこちらのお三方。男性2人はこのコンサートの10年来の常連さんだそう。

「このコンサートに来るようになったきっかけは、友達に誘われたからです。それからみんなで毎年来るようになりました。今日その友達は鎖骨を折って来られなかったんですけどね」とのこと。鎖骨を折るなんて・・・いたそう！！　早く治るといいですね。

真ん中の女性は今回寿町に来るの自体が初めてだそうで「こんな街があったなんて、知りませんでした」とおっしゃっていた。

このほかにも、何組かお話を伺ったが、このコンサートをきっかけにこの街に足を運ぶようになったという人がたくさんいた。

「人と街と人の出会いの場であってほしい」という、このコンサートの目的が、きちんと達成されているのを確認することができた。

午後3時、コンサートの始まり

会場内に歓声が上がり、寿町フリーコンサートの幕が上がった。
　

まずは実行委員長の矢川さんがご挨拶
　

お客さんも7割方入っている
　

舞台の隣ではロコ・サトシさんがライブペインティング
　

浴衣姿の司会、加賀谷富士子さん（群馬県会議員）が注意事項やカンパの呼びかけをして

はじまり、はじまり。

トップバッターは「小林直樹とその仲間たち」。なんと・・・
　

実行委員の小林さん率いる
　

バンドだったんです
　

うっをー

これにはびっくり。だって小林さん、さっきまで下で作業してましたよね？　作業着の上着を脱いで、そのまま舞台へあがっている感じが、とてもかっこよかった。飾り気のない小林さんの歌う歌は、人の心にすっと溶けるやさしい歌でした。
　

この街をよく知る小林さんだからこその歌ですな

次は寿町の学童保育に通う小中学生のバンド「Kotobu☆Kids（コトブキッズ）」。かわいらしいヤングガール7人を中心としたバンドで、なんでも1ヶ月前から練習を始めたのだそう。
　

舞台上でちょっともめている姿もかわいい
　

うん、かわいい

一生懸命自分たちで演奏しているのが良かった。歌声もとても素直で、聞いているみなさん癒されていた。
　

この子がいかついベースを弾くのもまた良い

この街に関わる子どもたちが、自分たちで音楽を発信しようとしている姿に勇気が出た。また、矢川さんをはじめ、大人が周りであたたかく見守っている様子も、この街で子どもを育てていこうとしている大人の意識が見えた。これからも寿町のアイドルとして頑張ってね。

次のステージまで準備に時間がかかるということで、夏祭りを見学することに。
　

街には人がたくさん

ざっと見て外から来た人が7割、ってところだなあ。
　

なんか山岸が1000円くれた！！
　

のでわーい！！

お祭りでなんか買うなんて、ほんと何年振りだろう！！
　

学童保育が出店しているカキ氷屋さんで
　

青いやつ（ブルーハワイ／50円）

最近のカキ氷、すごい！！　ふわふわでおいしい！！　小さいころ山崎が食べてたものなんて、ぞりぞりですぐ頭痛くなっちゃったのに！！
　

それからカラバオの会（寿・外国人出稼ぎ労働者と連帯する会）のお店では
　

本格的なパッタイ（200円）と
　

いつもの（！）シシカバブ（100円）を

いただいた。シシカバブ、スパイシーでおつまみに抜群。大変おいしゅうございました。暑い日に食べるエスニック料理は最高、屋台で食べるエスニック料理はさらに最高。
　

そして明るいご婦人方
　

カレーを売っている方たちも

街に関わりのある人たちが、祭りを作っている感じが、また、よかった。こういうやり方がこの夏祭りに合っているのでは。