元住吉の「焼肉交差点」にあった焼肉店「北京」、火災後はどうなった?
ココがキニナル!
焼肉交差点こと木月4丁目交差点の「焼肉北京」。休業中ずっとお店の窓が開いたまま。もう再開しない?と思ってたら元住吉のブレーメン商店街で再開するって本当?(ぴろさん)
はまれぽ調査結果!
「焼肉交差点」は道路拡張などの理由で自然発生的に焼肉店が偶然集まったもの。「北京」は現在元住吉のブレーメン通り商店街で営業を再開。
ライター:福原 麻実
今回の移転の原因となった火災について
中華そば店からスタートして、道路拡張による移転を経て、長らく「焼肉交差点」で営業していた「北京」。今回の休業・移転・営業再開の経緯を伺った。
休業の原因となったのは、2015(平成27)年4月に起きたダクト火災。火災そのものの被害は大きなものではなかったそう。
窓も、中のテーブルも無事だったようだ
しかし火災後にビル全体の点検を行ったところ、建物自体が老朽化しており、このまま営業するのは難しいことが判明。ビルはやがて解体されるのだという。
では元の場所に新しく建物を建てて再移転をする予定は? という筆者の質問には「この場所での定着を目指している」と答えてくださった。
現在の北京は前とは立地だけでなく席数も雰囲気も異なるが、金さんはこの内装が気に入っているそうだ。
おしゃれな店内
この場所に以前あったのは、金さんの知人が経営していた沖縄料理店。金さんは「ダクトをつけたくらい」で内装をそのまま利用しているそうだ。
「焼肉店らしからぬ雰囲気」というギャップが好きだとおっしゃる金さんに、店内を案内していただいた。
まずは特にお気に入りだというカウンター。こちらは6人が着席することができ、置ける七輪は3つ。
あれ、私、バーの取材に来たんだっけ?
ソファー席まである!
確かにダクトがなければ焼肉店っぽくない
トイレを「キャバクラみたい」と金さんが評したのが興味深くて見せていただくと・・・
壁のクロスがなんとも印象的・・・
以前のお店と比べてどうですか? と問いかけると「本当なら多くのお客さんに利用してもらいたいところだけど、以前と比べるとお客さんの回転が遅くなったことかな」という。快適な店内ゆえに、ついつい長居してしまうのだそうだ。
厨房が手狭で食材のストックを置けないなどの不便もあるようだが、金さんが新店舗をとても気に入っている様子に、なんだか安心した。