GW中に楽しめる川崎の面白スポットはどこ?
ココがキニナル!
ゴールデンウィークに過ごす場所で、川崎市にちょっと変わった面白い場所はありますか?(shotaさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
ユーモアあふれるイグ・ノーベル賞のミニ展示や、おなじみの企業の社史15000冊の蔵書、科学や経済に関する楽しい本がたくさんある県立川崎図書館がおすすめ! 気軽に楽しくアカデミックなひと時を過ごせます。
ライター:吉澤 由美子
今回は、ゴールデンウィークに向けて、川崎市にある穴場スポットをご紹介。
それは、夏目漱石や三島由紀夫、村上春樹の小説が1冊もないという不思議な図書館。
魅力的な蔵書が中にギッシリ
小説はないけれど、神奈川県立川崎博物館には、面白いものが山ほどある。
ゴールデンウィーク期間中は、『イグ・ノーベル賞』のミニ展示も行われているので、この図書館に親しむいいチャンス。
パンダの糞の細菌で、生ゴミを90%減量する研究も受賞していた!
というコトで、県立川崎図書館へGO!
案内いただいた県立川崎図書館科学情報部司書の髙田高史さん
ふたつの県立図書館が役割分担
神奈川県にはふたつの県立図書館がある。紅葉ケ丘の「神奈川県立図書館」と、川崎市役所の近くにある「神奈川県立川崎図書館」だ。
ふたつの図書館は、それぞれ蔵書に特色を持たせている。
県立図書館は社会・人文系の資料、神奈川に関する資料、視聴覚資料を収集・提供。
ほかにも県立図書館は、市町村図書館等と連携し、全県域を対象とした図書館サービスの向上を図る役割を持つ。
紅葉ケ丘の県立図書館
県立川崎図書館は、自科学・工学・産業技術系の図書や雑誌、学・協会誌、会社技報、講演論文集、国内外の工業規格や会社史を収集・提供。
さらに、特許情報や、業界新聞、資格試験問題集、実業家の伝記、創業・経営革新等啓発ビデオ、経営に役立つデータベースなども提供している。
県立川崎図書館は、ビジネス支援なども行う
県立川崎図書館は、科学技術やビジネスに特化した蔵書で他に類のない個性を持っているのだ。
15000冊という途方もない数の社史の蔵書も魅力
実際に研究目的の利用も多い県立川崎図書館のアカデミックな充実度は、公立図書館として群を抜いている。
専門書だけでなく、論文そのものも数多く収集している
ところが、ここには一般の人も無条件に楽しめるものもたくさんあるのだ。
1Fには、お子さんが楽しめる蔵書を集めたコーナーも
もうすぐオープンするスカイツリーの建築課程を紹介する『見学しよう工事現場1 タワー』など、一般向けにわかりやすく書かれた本も多い。
おなじみのイラストで目立つ
まったく知らないジャンルの専門誌がそろったコーナーには、さまざまな業界の雑誌が並ぶ。たとえば、橋の建築に関する月刊誌だけで、「橋梁」「橋梁&都市project」「 橋梁と基礎」と3種類もあって、タイトルをながめていくだけで面白い。
右手前上部の「雪氷」は隔月刊で日本雪氷学会が出しているもの
ニッチな分野の専門誌がずらりと並ぶさまは壮観だ。
一般的な雑誌や新聞もある