ゆるキャラ?のげやまくんの素顔に迫る!
ココがキニナル!
桜木町交差点の掲示板にのげやまくんというゆるキャラ(?)の貼り紙を見かけますが、今回は「のげやまくん」の「く」の字だけ黄色でしたが、どういう意味なのでしょうか。(よしみさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
現在このポスターは貼られていないが、豪華な“く”で「合格」、オチのないマンガで「落ちない」という受験生へのメッセージを込めたデザインだった!
ライター:田中 大輔
はまれぽの“横浜ゆるキャラ図鑑”でも分かる通り、横浜にもたくさんのキャラクターが存在している。
新しいゆるキャラ登場か? と思わせる今回のキニナル。
一度はまとめて報告送りになってしまったが、このたび取材をさせてもらうことができたので、改めて“のげやまくん”を紹介しよう。
区や動物園のキャラクターかと思いきや……
この謎に包まれたキャラ・のげやまくんは、キニナルにある街中の掲示板のほか、ブログやツイッターでも活動中。
ブログでは野毛山動物園に関する話題や図書館や野毛山周辺で行われるイベントの情報を、のげやまくんとその友達“あーあくん”のコンビが可愛らしく紹介してくれている。
ツイッターは情報を流すというよりも、一般の人とのげやまくんの交流の場のような感じ。“野毛山”という単語には敏感に反応して話しかけてしまうんだそうだ。
野毛山の単語に反応するのげやまくん
野毛山周辺のトピックが多いので、動物園か西区がやっているのかな、と思いまずはそちらに問い合わせてみた。
しかし、どちらも「うちでやっているものじゃありません」という答え。
ということは個人で活動しているのだろうか……。というわけで、ブログを通じて連絡を取ってみることに。
ほどなくして、のげやまくんの生みの親であるYさん(ご本人の希望により匿名です)とコンタクトに成功したが、多忙のためこのときは取材ができず。
一度は断念しかけたが、しばらく時間をおいて改めて取材をお願いし、今回お話を聞くことができたのだ。
Yさん直筆ののげやまくん(右)と友達のあーあくん
のげやまくんはこうして生まれた!
Yさんは横浜市内で生まれ育った男性で、教育関係の仕事をしている人物。
デザイン関係の仕事をしている友人に触発され、個人的にのげやまくんを描いて活動しているのだそうだ。
誕生の経緯を聞くと、「子どものころから“よく分からないけど面白いもの”に心踊らされていました。子どもや、“分かること”が多くなった大人に楽しさや面白さを感じてもらいたいと思って始めました」という答え。
Yさんにのげやまくんを描いてもらった。手慣れた様子でサラサラと
子どもの頃は、よくお祖父さんに野毛山動物園に連れていってもらったというYさんは、「何か面白いことをやりたいという気持ちは以前からありました。数年前に祖父が亡くなったのをきっかけにやってみようと思い立ちました」と話し、野毛山動物園の話題が多い理由もここにあると教えてくれた。