「スカスカおせち」で話題となったバードカフェ、今はどうなってる?
ココがキニナル!
「スカスカおせち」で話題となったバードカフェ。店名が変わったとの噂ですが、今どうなってるんですか?(いけすさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
バードカフェ横浜は『OKANO HOUSE』に姿を変え営業中。
ライター:ワカバヤシヒロアキ
おせち問題のあの店は?
今年のお正月に起こった、グルーポン・ジャパン株式会社の謹製おせち問題。
実際のおせちを作ったバードカフェを運営する株式会社外食文化研究所(以下、「外食文化研究所」)は、ホームページ上で謝罪文を掲載しているのみで、系列店は変わらず運営している。
外食文化研究所の社長は、水口憲治氏から、平成23年1月31日付で父親である水口弘氏に変更されていることも登記簿により確認できた。
そんな折、横浜市西区にあるバードカフェ横浜は依然としてシャッターが閉まったままだったが、2月の上旬にはTHE GRANCHという店名でアルバイトを募集するもいつの間にか求人を締め切っている。
マイナビバイトのページ、住所が一致する
その後、同場所にオープンするOKANO HOUSEという店が、グルメ情報サイト【ぐるなび】に貸切パーティー専門店として掲載されているとの情報もあったが、現在はそれも削除されている。
横浜市内にある系列飲食店『うる虎』にOKANO HOUSEについて尋ねると「3月から営業しており、21時開店」との返答。
連絡先を聞けば「今わからないので、あとで折り返す」と言われた。それから一向に折り返しの電話は掛かってこない。
そこで、我々はこの一連の件についてどのように考えているのか社長を尋ねることにした。
社長の自宅を突撃
まず、前社長である水口憲治氏の自宅を訪ねることにした。
彼の自宅は以前、横浜市内のタワーマンションにあったが、現在は売買で所有権が無くなっている。
登記簿によれば移転先は湘南の海沿いとあり、そのマンションに向かった。
道路を渡ればすぐそこがビーチという、サーファーにとっては絶好の立地。
そんな場所に水口憲治氏の自宅はある。
分譲型マンションなので、集合玄関にはオートロックが施されており、ドアの前まで行くことはできない。
水口憲治氏の名前は無い
何度もインターホンを押してみるが、一向に応答する様子はなかった。
留守なのだろうか?既にこの場所にはいないのだろうか?
隣人に伺いたいところだったが、残念ながらお隣りも留守のようだった。
仕方が無いので、次に横浜市三ツ境にある、現社長水口弘氏の自宅へと向かった。
以前訪れた時と同様、相変わらず集合玄関にはシャインやライフリサーチといったシールが貼られている。
日中だったからか、オートロックは掛かっておらず、ドア前のインターホンを鳴らしてみると、マイク越しに水口弘氏と思われる男性が出た。
ドアの前まで行くことができた
こちらから、水口社長ですか?バードカフェ横浜の事を聞きたいのですが?と聞いてみるも一切返答が無い。
一方的に質問していると、突然「私が、あなたに対して話す理由はありません。お帰りください」とだけ言ってインターホンを切られてしまった。それ以後、何度もインターホンを鳴らしたが応答は無く、居留守を使われた。
仮にも現社長である。表に出る気を見せない対応は如何なものだろう?
とは言え、出てこないものを無理矢理出させる手立てもないし、出てきたとして何も言ってはくれないのだろう。
埒があかないと考えた我々は、唯一の手掛かりであるバードカフェ横浜の後継店「OKANO HOUSE」で話を聞くことにした。
OKANO HOUSEへ
バードカフェの頃にあった袖看板は外されたままになっていて、看板と言えるのは正面のものだけ。
新しくオープンしている様子のOKANO HOUSE
夜21時頃に行ってみると、GW中にも関わらず客は奥のテーブルに1組だけ。
従業員も1人しかいなかった。御世辞にも繁盛しているとは言えない。
唯一の従業員は横浜エリアを統括しているという男性。
バードカフェ横浜の頃から働いるそうで、このOKANO HOUSEでは普段から一人で働いているそうだ。
首の後ろに外食文化研究所と刺繍された制服を着ていた。
メニューを見る限りおせちは無かった
入店早々ビールを注文したが、ビールサーバーから上手くビールが注がれず苦戦していた。
ほとんど注文されることが無く使用されていなかったのだろう。
店内はカウンターに6席と、奥のテーブル席に15名ほど座ることができる。
バードカフェの頃と同じ内装だ。