横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.18 横浜最大級の商店数!?中山商店街で「こたつでナマケモノ快適グッズ」を一気買い
ココがキニナル!
野球選手よろしく勝手にオフシーズンを決め込む寒さ嫌いのナマケモノライター秋山が、「中山商店街」で冬ごもりのための快適グッズをチョイス!
ライター:秋山 千花
中山商店街で「こたつでナマケモノ快適グッズ」を購入!
私は熊になりたい。誰にも邪魔されることなく、夢の中で春の訪れを待つ冬眠中の熊がいい。いや、やはり猫だ。同じ穴ぐらなら、冬山の真っ暗な穴ぐらより、ぬくぬくのこたつの中で眠りたい。そう、冬は寒い。だから私は働きたくないのだ。
そんなわけで、勝手にオフシーズン宣言をして引きこもっていたナマケモノな秋山。が、しかしそんな甘えが鬼のはまれぽ編集部に通じるわけもなし。
「忙しいので・・・」なんて言い訳はまるで耳に入っていないかのように渡された一枚の野口くん。かくしてナマケモノはしぶしぶ、外界への扉を開くことに。
横浜に数ある商店街から動物生活に憧れる筆者が探訪先に選んだのは・・・
魅力的な珍獣と出会える動物園「ズーラシア」
ではなく、「ズーラシア」行きのバスが走るJR中山駅「中山商店街」
よし、頑張るぞ! と気合いを入れたものの、取材に訪れた11月30日(土)、この日横浜は初氷を観測したとの恐ろしいニュースが!
さっ、寒い! こたつ・・・、こたつが恋しい!!
そうだ! この「野口くん」はこたつでぐだぐだするために使おう!
そうと決まれば、一刻も早く買い物をすませてこたつに帰らねば。いざ!
とはいえ、まったく右も左もわからない中山商店街。まずは、商店街をよく知る人物・加藤龍昭(たつあき)中山商店街協同組合理事長を訪ねてみよう。
加藤理事長のお店は南口を降りてすぐ。商店街アーケードの目の前にある煎餅屋「銀の杵(きね)」
「中山商店街協同組合」は1946(昭和21)年に発足した「中山商栄会」を前身に、1957(昭和32)年に法人化された組合で、JR中山駅周辺全域を網羅する大規模な商店街。その加盟店舗数は実に190店舗にのぼり、横浜の商店街の中でも店舗数第2位を誇る。駅の「北口」「南口」にまたぎ両方に商店街が存在する範囲の広さも特徴的だ。
「1000ぶら」が今回18回目となる企画であることを加藤理事長に説明すると、「なんで今までうち(中山商店街)に来なかったの!」と厳しいお言葉。
「何も存じあげず、大変申し訳ございません!」
大物感たっぷりの加藤理事長を前にただただ平謝り
加盟店舗数だけでなく活動も勢力的。昨今では、運営が危ぶまれる商店街も少なくないが、中山商店街協同組合は古くから駐車場経営を行うことで安定した財政基盤を構築し、その利益をもとに充実した活動を行っているとのこと。
おさげ髪がかわいいリリーちゃんスタンプを350枚集めると500円分の買い物が可能
スタンプ台紙は旅行や観劇イベントの抽選券にも!
なかでも今年が32回目となった「中山まつり」(11月開催)は組合が特に力を注ぐ一大イベント。過去、一度も中止になったことがないという運と勢いに乗るこの祭りは、多くの地域協力を得て10万人に及ぶ来場者を集めるという。地域の子どもたちによる吹奏楽演奏やダンス発表、組合員による露天など、中山を愛する人々の手によって作られる温もりある祭りだからこそ、来場者を笑顔にすることができるのだろう。
来年はぜひ遊びに行こう!
なお、現在は「花いっぱい 人いっぱい事業」を展開中。来年の春には恩田川に芝桜が、また6月には四季の森公園ブロムナードに紫陽花が美しく咲き誇ることだろう。
あぁ、春の訪れが待ち遠しい・・・
と、ここで今日のテーマを思い出す。
そうだ、こたつだった。
店内を見回すとこたつにぴったりの煎餅がいっぱい
加藤理事長がこの地で「銀の杵」をオープンさせたのは2008(平成20)年9月のこと。
「保存がきくといえども、やっぱり鮮度は重要。うちの煎餅は工場(埼玉)直送だから美味しいよ!」と笑う。
よし、決めた! 1000ぶら企画「こたつ快適グッズ」1つ目は煎餅にしよう!
加藤理事長のお孫さんも「銀の杵」の煎餅が大好き
1個から買えるのは嬉しいが、種類が多すぎて選べない優柔不断人間
困った時の人気商品頼み。揚げ煎餅1個63円なり
気づけばあっという間に1時間が経過。