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社食・職食を巡る~馬車道にたたずむ第二合同庁舎のワンコイン職員食堂

社食・職食を巡る~馬車道にたたずむ第二合同庁舎のワンコイン職員食堂

ココがキニナル!

一般の人が利用できる職員・社員食堂の穴場やオススメを調査してほしい/市庁舎の一般人が使える食堂について記事にしていましたが、区役所にはあるんでしょうか?/(スズノさん/彗星さん/まっくすさん)

はまれぽ調査結果!

一般の人も入れる「社員食堂・職員食堂」をシリーズで調査! 今回は国の機関が入居する「横浜第二合同庁舎」

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ライター:はまれぽ編集部

ランチはお得においしいものが食べたい。それは人類有史以来、誰もが願い続けてきた思いだろう。

そんな格安おいしいランチへ至る一筋の希望が、役所や企業に併設した「食堂」。そこで働く人がこぞって訪れる前提で運営している食堂は、通常の飲食店よりもリーズナブルな印象がある(もちろん例外はあるが)。

はまれぽでは以前にも同趣旨の記事を掲載しているが、市内にはまだまだ大きな企業も役所もたくさんある。

普段は関係者しか訪れないような場所でも、意外と一般の方歓迎だったりするもの。
はまれぽ編集部でも取材で行政施設や企業ビルにうかがうことが多いので、その食堂の魅力も含めて紹介していきたい。



新庁舎の足元(予定)でワンコインランチ

今回訪れたのは、横浜市の新庁舎や高級マンション・ホテルなど、着々と高層ビルの工事が進む馬車道エリア。

横浜の官公庁街ともいえる馬車道には、建設中の市庁舎以外にも役所がある。今回うかがったのは「横浜第二合同庁舎」の食堂だ。
 


レンガ造りの建物が印象的な庁舎
 

「旧生糸検査所」の外観を復元している

 
この第二合同庁舎、外観は馬車道の景色を構成する重要な一要素になっているものの、役所としては関内にある横浜市役所や各区役所と比べて、どうもなじみが薄い。
それもそのはず、ここに入っているのは農林水産省、厚生労働省、法務省、財務省などの国の省庁関連機関のみ。通常の窓口対応などで訪れることはほぼないのだ。

用事はほぼない第二合同庁舎だが、中のレストラン(食堂)は誰でも入れるということなので、突撃してみることにした。
 


「レストラン ボノ」が食堂の名前。夜は居酒屋営業もしている
 

この日のメニュー。軽めの「ライトランチ」もあるようだ

 
メニューは日替わりで変わるようなので、毎日通っても飽きがこなさそう。

ちょっと豪勢な「YGSランチ(550円)」にするか、「バリューランチ(500円)」にするか・・・。小一時間悩んだ結果、バリューランチを選択。ワンコインはやっぱり魅力的だ。

バリューランチにも5つの選択肢がある。初めて入るレストランでおすすめが5つあるともう脳がショートしてしまいそうになるが、深く思い悩みながらも「スパイシーから揚げ」に決断した。
 


みんな大好きなから揚げなら安心

 
券売機で食券を買い、お盆を用意して配膳カウンターに出す。厨房から次々と提供されるおかず、ご飯、汁もの、小鉢を流れ作業的に回収していけば、バリューセットの完成だ。
 


500円ランチの全容がこちら

 
ではさっそく、いただきます!
 


から揚げは味付きでなかなかおいしい

 
メインのから揚げが3個というのはちょっと寂しい気もするが、しっかり下味がついているので満足感はある。ボリュームとしては大学の学食などと比較にならないが、野菜も付いてヘルシーなので、ジャンクフードやコンビニご飯よりは健康的な食事と言えそうだ。
 


ご飯とお味噌汁はあたたかい。これだけで食堂の役割は果たしていそう

 
小鉢は5~6種類の中から2つを選ぶことができる。そうなると組み合わせとしては15通り。メインのおかずも5択なので、計75通りのワンコインランチの可能性が秘められていることになる。
 


デザートもあったが、今回は豆腐とロールキャベツをチョイス

 
スピード重視の作り置き配膳の結果か、アツアツのおかずがなかったことは残念。しかし、これは合同庁舎内の食堂ということで、やむを得ない部分もありそうだ。

それが実感できたのは、時刻が昼12時を回ってから。レストランは午前11時30分から営業しており、開店直後はテーブルも空いていて快適に過ごせる雰囲気だったが、お昼を過ぎると突然混み合い始める。
 


券売機に大行列が

 
合同庁舎内の各部署が一斉にお昼休みを迎え、席がキープできるかは早い者勝ちになるようだ。

折角なので並んでいる方におすすめを聞くと、「日替わりのYGSランチがおいしいですよ」との答え。人気メニューはそっちだったか。早まった。

「でも、バリューランチも安くていいですよね」との慰めの声を受けながら、庁舎を後にしたのだった。
 


この日のYGSメニューは特製厚切カツ丼

 
ちなみに、YGSとは何の略だろう? と思ったら、
 


「YOKOHAMA GODO CHOSHA」だった
 



取材を終えて

馬車道エリアの開発で、一番目立つのは地上58階建てになるという「ザ・タワー横浜北仲」。2020年2月に竣工予定だ。
 


2018年9月現在、完成形が見えてきた?
 

5階ごとに表示がしてあって分かりやすい。今は40階部分辺り

 
さらに、当然無視できないのが横浜市の新庁舎建設現場。
こちらは全31階建てで、現在は中層部付近の工事が進んでいる。
 


気付けばこんな高さになっている
 

中層部(写真中央)は議会棟となり、行政機能は上層部に入る予定
 

市の計画によれば、低層部には市民ラウンジや広場が設けられ、新庁舎は単なる行政機能という役割だけでなく、市民交流の場としての役割を果たしていくことになるという。

完成に向かう新庁舎の「食堂」の行方も当然キニナルところだが、運用開始は2020年6月から。もうしばらく楽しみに建設の様子を見上げていよう。


ー終わりー


レストラン ボノ
住所/神奈川県横浜市中区北仲通5-57 横浜第二合同庁舎1F
営業時間/昼食・午前11時30分~午後1時30分
夕食・午後5時30分~午後7時30分(ラストオーダー午後7時15分)
パブ・午後5時30分~午後8時(ラストオーダー午後7時30分)
定休日/土・日・祝日
電話/非公開
 

この記事どうだった?

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  • 此処は行きたい食堂の一つなんですが、微妙に遠くてね~……

  • ここのワンコイン、早めに売り物がなくなると、代替メニューを出してくれて、親切です。新庁舎の食堂は、きっとバカ高くて1品千円以上になるでしょう。こちらが余波で閉じないでいてくれると、良いのですが。

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