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京急仲木戸駅高架下に露出したレンガ積みの壁はいったい何?

ココがキニナル!

仲木戸駅近くの高架下に、レンガ積みの壁が露出している部分があります。あえて残しているとしたら、いったい何?(ねこぼくさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

かつて東神奈川駅から分岐した現在の横浜線の貨物専用線路が京急の下で交差した廃線跡だった。現状は運行に問題がないので当時の様子を留めている

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ライター:永田 ミナミ

現場へ行ってみる

高架下に「かなり古い時代のもののように見えるレンガ積みの壁」が見えるという。以前金沢八景駅のトマソン変電所跡を取材した時もそうだったが、さすが日本で3番目、関東では最初に開業した電気鉄道。早くも鼻をくすぐる遺跡的気配に高鳴る胸を抑えつけながら各駅停車に乗り込み、現場ヘ急行した。
 


仲木戸駅に到着。少し離れて見てみると早くもいい感じの石組みに気づき興奮


さて、レンガ積みの壁が露出している高架下とはどこだろう。地図で確認すると、仲木戸駅付近には駅の両端に1つずつ高架があるほかに、横浜方面、品川方面に少し行ったところにも1つずつ高架がある。
 


横浜方面から順番にナンバリング(Googleマップより)




エントリーNo.2から指差し確認

まずは駅の出口から最も近い(2)の高架下からどうなっているのかを確認。
 


東神奈川駅側から見ると向かって右手の高架だ
 

高架下はこのようにどちらも表面はコンクリートだった。異常なし
 

続いてそのまま横浜方面に歩いて(1)の高架下へ
 

ここも両側コンクリートで異常なし
 

反対側の壁は白く塗ったから落書きされたのか落書きするために白く塗ったのか


高架下(1)と(2)はレンガ積みではなかった、しかし(1)のコンクリートは相当いい感じの石組みが脇を固めている。期待をふくらませながら仲木戸駅へと戻った。



エントリーNo.3、そして4までも

ここまでくると(3)か(4)どちらかがレンガ積みだろう、というか地図で見た規模からいっておそらく(3)だろう、と考えながら歩いていくと、予感は的中した。
 


仲木戸駅ホームの品川側直下にある高架(3)に到着


この高架は中央分離帯のような壁があり、写真右側は歩道、左側は車道になっている。
 


歩道側はフェンスで制限され、ふつうの歩道くらいの道幅になっている
 

フェンスは二重になっていて、レンガ壁の前は舗装されておらず砂利が見える
 

中央分離帯的壁も同様にレンガでフェンスが立ちはだかる
 

続いて車道側へ
 

中央分離帯側はもちろんレンガ積み。やはりフェンスがないと落書きの餌食に
 

反対側は歩道が設けられていて、間近でレンガ壁を見ることができる
 

それにしてもこの苔生(こけむ)す感じ、何という枯れた味わいだろうか
 

高架下を抜けて海側に出るとやけに道幅が広い道路がある
 

高架の東神奈川側も同じ道幅だ。ただし中央は駐車場になっていて
 

唐突に行き止まりになっている
 

そしてその先は横浜線の線路にぶつかっていた


この不思議な空間が醸し出す違和感は、調べてみると実は過去の歴史ヘと繋がっていく入口になっていたのだが、その前に高架下(4)を確認しておこう。
 


なぜならこの高架下も道幅は狭いながら
 

素晴らしいレンガ積みの壁を擁するからだ