2016年4月から第三京浜と横浜新道が値上げ! その詳細は?
ココがキニナル!
来年4月から第三京浜と横浜新道が値上げの方針。一方で横浜横須賀道路や圏央道は値下げというけど、生活に影響はある?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
NEXCOは値上げについて10月以降、国に答申予定。タクシーや引っ越し業者は「値上げ区間は利用者に負担をお願いする可能性もある」とのこと
ライター:はまれぽ編集部
130円値上げ
国土交通省は首都圏の新たな高速道路料金の基本方針を策定した。横浜市内を通る有料道路である「第三京浜高速道路」と「横浜新道」が値上げとなる。一方で「横浜横須賀(横横)道路」は値下げとなる。また、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)も値下げになる。
現在、首都圏の高速道路は複数の料金体系が混在しているが、国が示した基本方針では料金を一律化。具体的には普通車1台1kmにつき36.6円にするとしている。
基本方針の中で、圏央道など外側の環状道路の利用を促すため、都心を通過する交通に対しては、最短経路による走行距離に応じた料金に変更。ただし、他路線に比べて都心通過料金だけが安くならないよう、都心通過時の首都高速の平均利用距離を目安に、新たな上限料金を当面設定した。
国が値上げの方針を固めた第三京浜
現行1km当たり15.7円となっている高速料金を値上げ。最も短い「玉川―京浜川崎(50円)」間も最長の「玉川―保土ケ谷(260円)」も全線で390円とする。また、一律210円(普通車)の横浜新道も「戸塚―保土ケ谷」間が320円に値上げとなる。
第三京浜の現行の普通車の高速料金
しかし、一方で普通車1台1km当たり44.0円という横横道路と同43.2円の圏央道にとっては値下げとなる。横横道路は現行「馬堀海岸―狩場」間で1440円だが、基本方針の金額では950円になる。また圏央道では「寒川南―相模原愛川」間が990円から780円になる。
国土交通省では「どのルートを選択しても料金が同じということで、渋滞の緩和になる」と期待を寄せており、現在は10kmの渋滞が毎日発生する「渋滞常襲区間」と呼ばれる東名高速・圏央道の海老名ジャンクションなどのボトルネック(※この場合、幅員や車線減少による渋滞)解消を目指す。
この方針に対し第三京浜、横浜新道、横横道路を管理するNEXCO(ネクスコ)東日本関東支社京浜管理事務所は「現在、社としてどう対応するべきか検討している。10月以降に国に対して何らかの答申をすることになると思う」と話している。